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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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仮面ライダーゴースト 第11話 ユルセンちゃんがこげた感想

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ユルセン「ぎゃああー!…こげた」
ユルセン「おれさまもー!おれさまもー!…やあぁぁっ!」

西園寺の作り出した結界にも、眼魂が作り出した結界にも阻まれ、拒まれ、そのたんびに大炎上したユルセンちゃん、もうぼろぼろ。

ユルセン「ごーすとらいかー…おれのしかばねをこえてゆけぇ…」
ユルセン「とっくにすたんばいしてるよう…おれさまえらい……」

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てかてかあたまにおっきな絆創膏を貼って、ふらふらになりながらも便利道具を出すお仕事は忘れないユルセンちゃんが、超偉い。仮面ライダーゴースト第11話感想。しかし、タケルもユルセンもお化けでありながら、血が出たり絆創膏で傷を治そうとしたり。幽体の生理学がよくわからん。丹波哲郎せんせー!そこんとこの解説お願いー!

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ついに…というか、もうタケルが15個の眼魂を使って願いを叶えて、カノンちゃんを生き返らせてしまった…というわけで、スペクター・マコト、やっとタケル側にデレるの巻。
今回のお話のキモはもう↑でまとめられちゃって、どちらかというと見せ場は、いままでの英雄ゴーストを次々に纏ってのゴースト、スペクターの共闘。そして、CGを駆使しての龍のようなグンダリVSイグアナ、スペクターバイクの巨大戦。諸田監督、若いもんの火薬量には負けませんよーとばかりに、どかーん、ばかーん!映画のようなスペクタクルな空中戦を見せていただき、なんて素敵なクリスマスプレゼント!ああ、これで年末はシメか…と思ったら、あともう一回あるのね。
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ムサシゴースト「いざ参るぞ!タケル!」
タケル「ムサシ?力を貸してくれるのか?」
ムサシゴースト「おう!」

偉人ゴーストパーカーがしゃ、しゃべったー!?と思ったら、偉人ゴーストさんたちが一斉に一列にお行儀よく並んで、タケルくんはゴーストパーカー8枚を一気に重ね着!や、それは着膨れるでしょう!!と思ったら案外すっきり収まってた。さすが幽体と言うべき…なのか?や、その前に偉人ゴーストしゃべれるのか?偉人眼魂が15個一斉にわちゃわちゃ教訓めいたことを言い出したら、それはそれでうるさい。


*さようなら西園寺

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ついに眼魂を15個集めて、願いを叶えるための儀式に入った西園寺。西園寺が怪しげな手順を踏むと、15個の眼魂は様々な色の光を放ち、モノリスの目の紋章前で輪を描いてくるくる廻り始めた。

西園寺「おお!…これが人智を超えた力か!どうぞ私に全てのものを支配する力をお与えください」

が、モノリスは何も応える気配がない。もう一度願いを口にしようとした途端、モノリスがものすごい勢いで光を放ち、西園寺は光の粒になると目の紋章の中へ吸い込まれていった。
これにて西園寺氏は、東映HPにオールアップという死亡告知がなされ、ジ・エンド。どうやって眼魂の儀式の秘密を知ったのか…とか、あの眼魂製造カバンはどうやって作ったのか…とか、アランたちとどうやって知り合ったの…とか、マコトとカノンはなんでモノリスに吸い込まれて別世界にとばされちゃったのよ…とか、そもそもタケルのお父さんたちとどんな研究をしていたのよ…って話もぜーんぶ抱えたまま、彼岸の世界へ。ええーΣ(゚Д゚)!
ラスボスの可能性も充分にあるキャラ造形だっただけに、ここでの退場はものすごく意外でした。

仙人「迂闊だったな…あいつが5個持っていたとはな。だが、ベルトを持っていない奴は、いくらやっても無駄だ」

後ろから西園寺の様子を黙って見ていた仙人は、命を落とした西園寺を哀れむでもなく、冷たく言い放つ。やはり、この仙人は、なにか大きな目的の前には人の生死など些細なことだと考えているよう。仙人は何のためにタケルに眼魂を集めさせようとしているのか。少なくともタケルを生き返らせるためだけ…という善意で動いているようには、とても見えない。

*天空寺タケル
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西園寺が消滅しても、儀式は有効。15個の眼魂は大天空寺の上空へ浮かび上がり巨大な曼荼羅を描く。西園寺が張った結界も消え、タケル、ユルセン、御成、シブヤ、ナリタ、ジャビルは一斉に曼荼羅を目指して、大天空寺の庭に集結。途中で意識が戻って、西園寺消滅を目撃してしまったアカリ、仙人も地下から出てきた。

アカリ「タケル?」
タケル「これって…どういう…」

事情を説明しあう間もなく、タケルの体がいきなり空中へ舞い上がり、曼荼羅の中心にある眼に吸い込まれていった。

御成「あれは、もしや願いが叶う前兆ではありませんか?」
アカリ「生き返ってきて…信じてるからね…」

御成は荘厳な光景に願いを叶える期待をするも、モノリスに吸い込まれた西園寺を目撃しているアカリは、不安を隠せない。そして、タケルがどう決断するかも。
一方、眼の紋章の内側の世界に入ってしまったタケル。幼い少年の声がどこからともなくきこえてきた。

少年「なんの用だ?」
タケル「望みが叶うのか?」
少年「ならば望みをのべよ」
タケル「俺は…」

一瞬躊躇するタケル。カノンのために鬼の形相で向ってくるマコト、タケルに生きてほしいと必死に訴えるアカリや御成、それぞれの顔が頭をよぎる。
タケルは一呼吸つくと、おもむろに顔をあげて迷いのない顔で願いを口にした。
少年「望みを述べよ」
タケル「俺の願いは決まっている。俺の望みは…深海カノンちゃんを生き返らせてくれ…」
少年「承知した」

果たして、タケルは光り輝くカノンの肉体を抱いて、ゆっくり曼荼羅の中から降りてくる。同時にマコトが握りしめていたピンク色の眼魂は消滅。カノンの肉体に魂が戻って、カノンは実体化した。

御成「何故です?」
タケル「ごめん、アカリや御成の気持ちはわかってる。でも俺はこうしたかったんだ」
アカリ「タケル…だからって…」

沈痛な面持ちの御成、アカリに対して、タケルの表情は明るい。
空から降りてくる妹の姿を認めて、駆け寄ってきたマコト。カノンが目を開けると、マコトは強く妹の体を抱きしめ、男泣き。
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カノン「お兄ちゃん?」
マコト「カノン…」
カノン「わたし…生きてる?」
マコト「生きてる…生きてる!」
カノン「タケルくん…ありがとう…」

わんわん泣いてよろこぶ二人の姿を見て、タケルは自分の決断は間違っていなかったと確信、満足そうに笑う。

仙人「なんと呆れた男だ」

この予想外のタケルの決断に、仙人も呆れ顔。まさか、タケルが本気で自分より他人の命を優先させるとは思わなかった様。
タケルの目の前の命を繋ぎたいという決意、気持ちは本物。しかし、彼に残された時間はあと22日。他人の命を繋いだタケルは、自分自身の命も繋ぐことができるのか?

*アカリと御成
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アカリ「よかったね、マコト」
御成「本当によかったですな」

涙を流して妹の生還を喜ぶマコトを前に、確かにカノンちゃんが生き返ってよかったなと思う。
しかし、その胸中はふたりとも複雑。特にアカリ。幼なじみのカノンの命とタケルの命。口には出さないし、はっきり意識していたかどうかわからないけど、彼女の中では間違いなくタケルの命の方を優先させていた。
御成も気持ちはたぶん同じ。仏門をくぐった身であるからには、命の軽重を比べるようなことはするものでないし、するべきでないけれど。面識のない深海兄妹よりは、尊敬する師の息子であるタケル…なんだと思う。
突然空の曼荼羅が崩れて、飛び散った15個の眼魂を拾い集めるために、御成は躊躇することなく森の中へ飛び出す。

御成「あ!またみつけましたぞ!」
ナリタ「はや!」
御成「あ!ここにもひとつ!ははははは!意外と容易い!」

グンダリに襲われても、タケルやマコトがジャビルやグンダリと戦い出しても、御成、ナリタ、シブヤは怯むことなくもくもくと広い森の中を眼魂を探す作業に没頭。見つけるたびにタケルに眼魂を渡してサポートを続ける。御成は御成でできることを必死にやるだけ。

御成「タケル殿ー?またひとつ見つけました!五右衛門殿ですぞ!…あれ?終わってる?」


いや、御成…なぜその初対面の眼魂が五右衛門とわかった!?どこかに名前でも書いてあるんだろうか?それともムサシゴーストと同じように、「ぼくごえもん!」とか眼魂が自分で名乗ったりしたんだろうか?

ところで、15個の英雄眼魂をもう一度集めて、またモノリスが作った謎の曼荼羅の中に入れば、何度でも願いを叶えてくれるんだろうか?
曼荼羅の結界が崩れて眼魂が四散した時、仙人は「何かおかしい…もしやあいつらが勘付いて…?」とつぶやいていたし、結界を作って願いを叶えた15個の眼魂が再び地上に戻ってばらばらになるのは、仙人にとっても想定外の様。ジャビルの放ったグンダリは結界に弾かれていたので、「あいつら」はジャビルやアランの世界のものではなさそう。他にも、眼魂を狙う新たな勢力があるのか。

たぶん曼荼羅の結界を作るのが仙人の目的で、本来はもうお願いを叶える機会が永遠に失われていたんじゃないんだろうか?気になる。
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タケル「マコト兄ちゃん嬉しそうだな…」
御成「よかったですね」
アカリ「ほんとに…でも…」

最後に深々と頭を下げて大天空寺を辞す深海兄妹を、笑って見送る御成とアカリだったけど、たぶん心の中では、これからの22日間、どうやって動けばタケルを助けることができるのか、もう必死で考え続けている。もしタケルを助けることができなかったら、御成は僧侶らしくタケルの決断を汲んで、おだやかに見送ることができるのだろうか?そしてアカリは深海兄妹を恨まずにいることはできるのだろうか?

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*ジャベルとアラン
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ジャベル「あれは眼魂で出来ているのか?ならば私がいただく。アラン様の計画をお借りして…」

15個の眼魂が作った結界を見たジャベルは、眼魂を手に入れるためにアランに無断で、彼の刻んだ眼の紋章の土地から奇っ怪な龍のような生物、グンダリを召喚する。どうやら、アランが刻み続ける眼の紋章はやはり異世界の出入り口になっている模様。

アラン「何が起こっている?……あれは…グンダリ?ジャベルの奴、勝手なことを…!」

アランは異変に気がつくも、ジャベルの意図が読めない。英雄眼魂のことに関しては、アランは完全に蚊帳の外。
ジャビル「裏切りは死をもって償え!スペクター!」

カノンが生き返ったことで、眼魔世界にしがらみもなくなり堂々と牙をむくマコトを誅するべく、そして眼魂を奪うべく、ジャベルは襲いかかる。
正直アランにとっては、なんの説明もなくグンダリを勝手に召喚して、自分の預かり知らぬ目的で動いているジャビルの方こそ裏切り者だろうに。

アラン「ジャベル、戻れ!」
ジャベル「アラン様…」
タケル「誰だ?お前」
アラン「ジャベル!」
ジャベル「しかし…」
アラン「勝手な行動は許さない!戻れ!」

厳しい口調で、マコトと戦うジャビルを制するアラン。一方、正面切って敵にまわった『親友』マコトと、その隣に立つタケルをみやると、アランは不敵な笑みを浮かべる。アランはマコトに対して何を思うのか。所詮はお前も俺の味方ではなかったか…という自虐の笑みなのか。


アラン「何故勝手なことをした?お前は眼魂について何か知っているんだ?」
ジャビル「いえ…」
アラン「ふん、私に隠し事か?グンダリを無駄にした罪は重いぞ」
ジャビル「…失礼します」

アランはジャビルの『裏切り』をねちねちと責める。だが、ジャビルは決してアランの兄の命令に従って動いていると口を割らない。アランはおそらくジャビルが兄上の犬だとわかった上で、彼を傍に置いているのではないでしょうか。たぶんアランにとっては、今一番信用がならないのはジャビル。アランにとっては、うわべだけの忠誠を装うことなく、幼なじみの味方についたマコトのほうが、まだ信用できる相手なのかもしれない。

*マコトとカノン
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マコト「遅かった…。俺はこれまで一体何のために…タケルを倒してまでやろうとしたのに…」

15個の眼魂が作り出した曼荼羅に吸い込まれていくタケルを見て、マコトはがくりとその場に崩れ落ちた。
握りしめたカノン眼魂に向って、マコトは悲痛な顔で謝る。

マコト「カノン…すまん…」
カノン「私は…いいの。これでタケルくんが生き返れるんだもの…」

カノンにしてみれば、自分のために兄が幼なじみの命を踏みにじらずにすんだというほっとした気持ちが半分、これで生き返る望みが完全に絶たれたという絶望が半分…といったところか。
しかし、タケルはマコトに宣言したとおりカノンを助けてほしいと頼み、生き返ったのはカノンの方だった。まさか自分自身の命より、10年も会っていなかった幼なじみの命を優先させるだなんて…!
マコトの中では、幼なじみのタケルより、妹カノンの命を優先させると決めていた。同じようにタケルだって、カノンを助けたいと口では言っていても、まずは自分の命を優先させるだろうし、それが当然だと承知していた。なのに、今目の前にあるのは生き返ったカノンの体。
震える声でマコトはタケルに訊ねる。

マコト「タケル…どういうつもりだ?」
タケル「言ったはずだよ、俺はカノンちゃんを助けたいって。カノンちゃんの命を繋ぎたいって」

妹を生き返らせるために、ましてやそのためにタケルを消そうとした男のために、みすみす自分が生き返る機会を放り出すなんて、本当にタケルは大甘だ。大馬鹿だ。しかし、妹が生き返った喜びが溢れ出すのを止めることができない。マコトは泣き笑いの顔でタケルを責める。

マコト「…お前は…本当に甘い…」

そしてマコトは、今度はこの大馬鹿野郎の命を繋ぐべく、動き出す。バラバラに空から落下していく眼魂をタケルとともに追って、眼魂を横から奪おうとするジャビルと敵対した。たぶん眼魔世界にさまよいこんでどうにもならなかったマコトを助け、スペクターとしての力を与えてくれたのは、アラン。恩人であろう彼の配下ジャビルに向って、マコトは戦いを挑む。

マコト「タケル、奴は強いぞ、覚悟はいいか?」
タケル「俺は…俺を信じる!」
マコト「ならば…お前を信じよう」
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マコトとタケルは同時に変身。ふたりの共闘が始まった。
これからのマコトはたとえ自分の命をなげうってでも、妹を助けたタケルのことを全力で救いにかかるでしょう。残された22日間、マコトには救われた妹の命の代わりに、新たな課題ができました。生き返った妹のためにも、自分のためにも、全力でタケルの命を繋ぎたい。繋がねばいけない。
しかし、無情にも時は過ぎ、タケルの消滅の日は近づいていく。次回仮面ライダーゴーストは怒濤の最終回へ………。え?次、最終回じゃないの?まだワンクールラスト?えええー?


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