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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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動物戦隊ジュウオウジャー 第25話 トムとジェリーな操とレオの感想

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操「友達を元気にするのは難しいものだ……」

落ち込んでいる大和を元気にしたいけど、どうしていいのやら。途方にくれて街を歩く操の前に、カメラの箱が積まれたワゴンに群がる人の群れが。看板には『HAPPYカメラ 試供品のためなんと!無料! ご自由にお持ちください』との文字が。これを見た操の中で、恒例ジューマン脳内会議、スタート。

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オオカミ『おい、あやしすぎるだろ』
ワニ『でも、写真を撮る時ってみんな笑顔になるじゃん?』
オオカミ『そんなの形だけだろ』
サイ『や、たとえ形だけでも、その笑顔が元気になるきっかけになるかもしれないぞ?それにタダだし!』
ワニ『おおー!』

本日の会議の決まり手は、サイの『タダ』!タダより高いものはないとはよくいうけれど、無料って言葉はとっても魅惑的、動物戦隊ジュウオウジャー第25話感想。抗えない……栄養剤試供品とか、化粧品サンプルとか、デパ地下の試食とか……抗えない……。

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突然現れた台風の目、バングレイの過去を読む能力によって、クバルの過去の一端が明らかになります。ジニスを中心に結束していると思われていたデスガリアンサイドですが、策士クバルの腹の中が読めなくなったことで、デスガリアン内のそれぞれの関係の緊張感が急速に増して来ました。
一方、ジュウオウジャー側。お互いに相手に気を使うという芸当がイマイチな操とレオ。ある意味似ているふたりの間に、彼ららしいコミュニケーション方法が出来上がります。


*デスガリアン

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テストプレイでのバングレイの作戦が、ジュウオウジャーに心理的ダメージを予想外に与えたのを見たせいか、ジニスは上機嫌。当然のごとくバングレイをデスガリアンに誘うも、バングレイはつれない。

ジニス「この調子で次も私を楽しませてくれ」
バングレイ「その話、降りるわ」
ジニス「どういうことかな?」
バングレイ「つまみ食いのつもりが意外に面白くて、あんたの遊びに付き合ってる暇がなくなったんだよ」

どうやら遊びのつもりでちょっかいを出した大和が、バングレイにとって思った以上に手応えがあったらしい。バングレイの興味の対象はジュウオウジャーに絞られた。一見ジニスと利害が一致していそうにみえるが、ブラッドゲームはあくまでも地球上のニンゲン全員がターゲット。バングレイにとって、不特定多数を相手にするのは煩わしい。
しかし、ジニスを軽んじるような発言に、ナリアは激昂。

ナリア「ジニス様を愚弄する気か!?」

いつものようにアザルドがキレてつっかかるかと思いきや、クバルが剣を抜いて真っ先にバングレイに斬りかかった。クバルらしからぬ行動にナリアとアザルドは驚いたが、ジニスだけが冷静にクバルを諌めた。

ジニス「どうしたんだい?クバル」

我に返ったクバルが退くと、バングレイはサジタリアークを後にした。バングレイがデスガリアンの敵にまわるのではないかと皆危惧するも、ジニスは一向に意に介さない。

ジニス「あの男が勝手に動くなら、それを予測してゲームに組み込めばいい。そのほうがゲームの醍醐味は増すかもしれないよ?」

たぶんジニスとしては、ジュウオウジャーを痛めつけてさえくれれば、デスガリアンであろうがあるまいが構わない。クバルはクバルでなにか思惑があるのか、次のブラッドゲームの采配に名乗りを上げる。ジニスは快くクバルに采配を任せた。

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チーム・クバルのプレイヤー、ジャシンガーが世間を騒がせている時、思ったとおりバングレイが現れてジャシンガーに絡み始めた。チームリーダーであるクバルが、自らバングレイを止めに入る。

クバル「ゲームの邪魔をするものは始末します」
バングレイ「まだなにもしてねえぜ?」
クバル「あなたの存在が邪魔なのです」
バングレイ「へえ?ゲームとは無関係かい?」

にやにや笑うバングレイにクバルは襲いかかる。ゲームの進行はジャシンガーに任せて、クバルとバングレイは場所を移してタイマン勝負へ。クバルも伊達にリーダーをやっているわけではなく、バングレイとほぼ互角に渡り合う。だが、クバルの声音にはいつものような冷静さはなく、バングレイにはクバルをからかうような余裕がまだある。

バングレイ「随分あせってんな。さてはオレに頭の中見られたからかな?」

クバルの声が低くなった。

クバル「お前……どこまで記憶を読み取れるんだ?」
バングレイ「知りたいか?たいしたことねえよ、せいぜいお前の星があいつに滅ぼされたってことぐらいだ」
クバル「……やはり消えてもらいましょう」

やはり、バングレイはクバルの秘密をがっちり握っていた。クバルは態勢を立て直すと改めてバングレイに挑んだ。


プレイヤー、ジャシンガーが倒されたのを知り、クバルはサジタリアークに戻ってくる。しかし、まだ気が立っているのか、声はうわずったまま。

ナリア「クバル、ゲームもみずにどこへ行ってたのですか?」
クバル「どこでゲームをみようと私の勝手でしょう?それよりコンティニューを頼みましたよ」

ジニスはじっと見つめていた。ゲームの行方ではなく、苛立ちを隠せないクバルのことを。

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クバルとバングレイの勝負はどうなったのでしょうか? 
また、クバルの故郷がデスガリアンに破壊されていたことがわかり、クバルの思惑が読めなくなってきました。
クバルはこのことを、デスガリアンサイドには隠している様子。となると、クバルは復讐の機会を窺うためにデスガリアンに入ったと考えるのが順当ですが、可能性がもうひとつ。故郷を滅ぼされたにもかかわらず、ジニスの冷酷で圧倒的な強さに、クバルが心酔しているケースも有りうるかなと。もし、過去のことがジニスに知られてしまうと自分の忠誠心を疑われてしまうので、ひた隠しにしてる……なんてこともあるかなと感じました。
だってジニス様、とてもとても魅力的なお方なんですもの……!
でもジニス様はなんとなーくクバルの出自について、勘付いていそうなんですよね……。


*操とレオ

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幻とはいえ目の前で母親を斬り殺された大和は、どこかぼんやり上の空。ことがことだけに、皆もどう声をかけてよいやらわからない。レオが勇気を持って大和を元気づけようとした途端、ずかずか入ってきた操がぼろっちいつり竿を大和に突きつけた。

操「オレが初めて魚を釣ったときに使った竿……。思い出が詰まった、命の次に大切な宝物だ……受け取ってくれ!」

あ……あのね、操くん、大和を元気づけようと必死なのはわかる。自分の宝物をあげれば、きっと相手も嬉しいだろうって考え方もわかるよ。うん。で、でもね、いくら宝物とはいえ、釣りに興味があるわけでもないのに、そんな折れてしまった個人的な思い出の品物を渡されても困る……困るのよorz。つーか、よそのお家に上がり込むときはノックかチャイムを鳴らして、お邪魔しますって、せめてひとこと言おうねと視聴者が突っ込む暇もなく、レオが容赦なく突っ込んだ。

レオ「こんな汚え釣り竿もらって、どうしろってんだよ!」
操「……そうなのか?」

操くん、がーん。大和も咄嗟のことで、オブラートにくるんだ言い回しを思いつけない。

大和「あああ……いや、えっと……」
操「これではだめなのか……出直してくる……」

とぼとぼと真理夫さんのお家から出ていく操。操だって大和を慰めようと思ってやっていることなんだから……とたしなめるセラ達と、レオは言い争いに。
皆が自分を励ますためにわたわたしているんだ、と気がついた大和は、あわてて皆にむかって笑いかける。

大和「みんな、気を使わせてごめん。でも、もうほんと大丈夫だから」

ああ!大和はそうやって、自分の気持ちより皆の気持ちを優先しちゃうんだからなあ、もう!それが大和のいいところではあるんだけど。

レオ「お前らは操に甘すぎるんだよ!」
セラ「でもあんな言い方されたら、操しばらくここに来られないんじゃ……」

おおー?セラちゃんが操の味方をしておるー!?と思ったら、今回の脚本はサブライターの田中仁さんでした。セラちゃん、サブの方が書くとちょっとあたりが柔らかくなりますのう。メインの香村さんのセラちゃんは、どちらかというとバッサリ系なので、こういうちょっと優しいセラちゃんもたまにはええのう……と萌えている間もなく、操は街で手に入れた怪しげなインスタントカメラを持って、あっさり戻ってきた。操くん、大和のために鋼の心臓っぷりを発揮。つーか、大和しか目に入ってないな、こりゃ。

操「大和!これは撮ると幸せになるカメラだ」
大和「みっちゃん、オレもう平気だよ」

ところが全体の空気は、せっかく彼なりに気を使おうとしてくれた操を励ます方向にシフト。アムやセラが積極的に操の提案に乗る。レオだけが、なんで操の機嫌をとるかなーと渋い顔。

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アム「すっごーい、じゃあ皆で撮ろうよ」
タスク「そうだな、たしかにいい考えだ」
セラ「さっすが操。じゃあ最初私達から」

操は機嫌よくセラ・アム、タスク、大和の写真を撮っていく。が、しゃーねーな、撮られてやっかと後ろで待ち構えているレオのことは無視。ていうか、完全に操の目に入ってなかった。あー……たぶん、自分の苦手なものは徹底的に脳内から消しちゃうタイプなのね。さすがのレオも、かっちーん。

レオ「なんでオレだけとらないんだよ!なんかオレだけ仲間はずれみたいじゃねえか」
操「いや……そんなつもりは……大和、タスク……え?いない?」

操は操で、レオが自分を露骨に鬱陶しがっている雰囲気は察していたので、まさか写真を撮って欲しいと言い出すなんて思っていなかったのか、びっくり。大和たちに助け舟を求めようとするも……皆いない!
が、デスガリアンの出現をレオの尻尾が知らせた。仕方なくふたりだけで街に飛び出すことに。

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街で暴れていたのは、カメラタイプの怪人、ジャシンガー。肩にあるカメラで生き物を撮ると、写真の中に閉じ込めることができる。さっき操が街で手に入れてきたカメラも、ジャシンガーの罠だった。操が慌てて写真をみると、大和たちは写真の中で出してくれと必死にもがいている。なんてこと!これは間違いなく操のせい。

レオ「行くぞ!操!……て、なにやってんだよ!」
操「オレのせいだ……」

当然のごとく、操の必殺体育座り、発動。や、気持ちはわかるけど。

レオ「勝手にいじけてろ!」

レオはひとりでジャシンガーに挑むも、カメラで撮られてしまえば写真に閉じ込められてしまう。レオは写り込まないよう、ジャシンガーのファインダーから逃げるので精一杯。

レオ「おい!お前も逃げんだよ!」

動かない操を引っ張ってジャシンガーのカメラから逃れるレオ。しかし、大和達の写真をジャシンガーは奪い、次の狩場へと立ち去ってしまう。途方にくれて座りこむレオと操。ふたりの距離のとり方が……でかい。操はもそもそと立ち上がった。

操「……デスガリアンをさがす」
レオ「は?お前気配わかんのかよ?」
操「……わからない」

操は罪滅ぼしになにかしたい。そして、がーがー言うレオと一緒にいたくない。そんな操の行動や考えは自分中心の感情的なもので、すねてるだけ。当然、大和達をなんとか助けようと必死に考えているレオに伝わるはずもなく。なぜ操が、この非常時にそんなムダな行動をとろうとするのか、レオにはちっともわからない。

レオ「じゃ、だめだろう!?ほんとわけわかんねえよ、お前」
操「オレは……オレなりに考えて」
レオ「どんなに考えても相手に伝わんなきゃ意味ねえんだよ!オレはお前みたいなやつ、一番きらいなんだよ!」
操「嫌いか……そうだよな……オレなんて……」

ほらでた!自分を落して、そんなことないよってホントは言ってもらいたがってるかまってちゃん。レオはそういう回りくどいやつが大嫌い。

レオ「そういうところもめんどくせえ。うじうじしてねえで、もっとはっきりしろっつんだよ!」

徹底的に操の全部を否定してくるレオに、ついに操は爆発。こういうのが嫌だから避けてたのに、なんでこいつはぐいぐい来る?イヤならイヤでオレのことなんて無視してりゃいいじゃん!

操「じゃあ!ほっといてくれよ!オレだって、こんな自分は嫌いだ!お前みたいに思ったことをすぐ口にできれば、ちがうかもしれない、でも!オレはお前じゃないからむりなんだよ!!なのに、同じようにしろなんてあんまりじゃないか!!オレだって、お前みたいな奴大っきらいだ!!」

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『大嫌い』
たぶんこの言葉が、操にとって一番傷つくNGワード。これを言われたくないがために、自分を嫌ってそうなやつをはじめから遠ざけてきた。だが、レオはこっちのテリトリーにずかずか踏み込んで来た挙句、ざっくりその言葉で操を傷つけた。かっとなった操は思わずレオを同じ言葉で傷つけようとしてしまい、酷いことを言ってしまったと慌てて口を塞ぐ。

操「ああ!すまん!言い過ぎた!」

大嫌いな相手をそれでも傷つけるのをためらっちゃうあたり、なんやかんやで操も優しい。だが、返ってきたレオの反応は操の予想外のものだった。レオはにやりと笑う。へ?なんで?

レオ「できんじゃねえか!」
操「ああ……今、オレ……」

思ったことを、はっきり言えた!
レオは嫌いでも好きでも、相手にはっきり言って欲しい。察してくれじゃ、わからない。言ってくれなきゃ、話し合い(つーか喧嘩)も歩み寄ることも出来やしない。操が苦手な相手を黙って遠ざけていくタイプなのに対し、レオは相手と本音でぶつかって関係を築きあげていくタイプ。まあ、裏表がなくてわかりやすいけど、付き合っていくには鋼の心臓も必要だなあ……。
なにはともあれ、ぐちぐちしていた操の本心をぶつけてもらって、レオはすっきり。親しげに操の肩を抱く。

レオ「それでいいんだよ!よし!じゃあ嫌いなものコンビでいっちょいくか!」
操「そんなコンビあるか?変な男だな」
レオ「いや、お前に言われたくねえよ!なんだよ、それ?」

ふたりは思わず顔を見合わせて笑ってしまう。お互い、嫌いは嫌いのままでいいから、今はとにかく大和達を助けるのが先決。折りよくレオの尻尾が、ジャシンガーの出現を知らせる。
実際にインスタントカメラのシャッターを切った操が、カメラの弱点に気がついた。レオは操の案に乗ってみることにした。

レオ「こんどはひとりじゃなく」
操「ふたりだからな」

ジャシンガーはふたりをみるなり、さっそくシャッターを切ってくる。レオ達は二手に分かれて避けると、公園に設置されていた顔ハメ看板の後ろに隠れた。
操の思ったとおり、ジャシンガーが写真に閉じ込められるのはフレームに入った生き物だけ。対象に物陰に隠れられてしまうと手も足もでない。そしてレオはたぬきの看板をかなり気に入った様子。ふたりは看板を盾に、顔を出す穴から銃撃をしかける。

レオ「よし、どこ狙うかわかってるよな?」
操「ああ!もちろん!」

二人は同時に発射。が、レオはカメラを狙って、操は頭。それぞれ単独では威力が足りず、破壊には至らない。いきなり頭を狙って仕留めにかかるあたり、操の方がハンターだよね。

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レオ「おーい?どこ狙ってんだよ!」
操「いや、さっさと倒さないとまずいだろ?そのためには急所と思われる頭を、こう……まず……」
レオ「俺たちにアイコンタクトは無理だったな……。まずはカメラだカメラ!カメラを壊して大和達を助けんだよ!」

そう!レオも操も、相手の気持ちを察する芸当は極端に苦手。言わなきゃわからん、訊かなきゃわからん。レオは自分のそういうとこをよくわかってる。操も勝手に相手の気持ちを忖度して、浮かれたり沈んだりする前に、怖くてもまずは相手に訊いてみよう!
ふたりはきちんと言葉で確認をとってから、せーのでカメラを狙って破壊。写真に閉じ込められた人達が戻ってきた。

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操「すまない……オレのせいで……」
大和「ううん、カメラのことも含めて、みっちゃんや皆の気持ち、嬉しかったよ。俺も心配かけてごめん」

大和のこころからの笑顔。酷い目には遭ったけれど、大和のことを真剣に心配して、励まそうとがんばってくれたその気持ちがとても嬉しい。大和の笑顔をみて、皆も嬉しくなる。ふたりでニコニコ並んでいる操とレオをみて、セラが仲良くなったのか尋ねるとあわててぷいっと顔をそむけた。

操「いや、そんなことは……ない」
レオ「ああ、俺たちは嫌いなもん同士だからな」

なるほど、ジャシンガーを皆で斃して巨大戦に移行しても、ワイルドジュウオウキングにトウサイジュウオーがよろけてぶつかったときに、ふたりは壮絶な言い合いを。

レオ「何してんだ!操!」
操「そっちこそ、ちゃんとねらえ!!」
タスク「ふたりとも喧嘩してる場合か?」
操「喧嘩してなにが悪い!?」
レオ「おお!そうだよ!喧嘩しないように言いたいこと言わねえっておかしいだろう!?」

そりゃその通り。レオの説得力ある言葉に、皆思わずこくりと頷いてしまう。

操「レオ!オレが動きを封じる」
レオ「わかった!その後で、オレが攻撃する。下手打つんじゃねえぞ!」
操「お前こそ、失敗すんなよ!」
セラ「本当に嫌いなもの同士なの?」
レオ・操「「ああ!だいっきらいだ!!」」

あらっぽいけど、きちんと言葉で段取りを確認しあったふたりの息はぴったり。無事にコンティニュー戦も終了。

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戦い済んでの日暮れ時、なんとなく操との付き合い方がわかったレオは、操から釣りを教わってみることにする。最初の釣り糸を投げるところまではワクワクしていたものの、そのあとはひたすらアタリを待つという釣りのよさが、レオには一向に理解できない。操は言葉で良さを説明しようとするが、こればっかりは説明されても……ねえ?まあ、レオ向きの趣味ではないわな。
レオは真っ向からつまんねえ!!と本音を叫び、カチンと来た操と取っ組み合いの喧嘩に。
やっぱりレオはプロレスとかが大好き。取っ組み合いながらも、なんだかふたりとも楽しそうで、よかったよかった。

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大和やアムのような「空気を読む」「和を尊ぶ」的な人付き合いの仕方が主流の日本において、空気が読めない操は、相当人付き合いにおいて苦労してきた(もしくは周りが苦労させられた)と推察され。ジュウオウジャーの中でもその空気の読めなさ故に、操はずーっと浮いたままの存在になっていました。
が、ジュウオウジャーの中でも空気を読まない(読めない、ではない)レオと接することで、相手の気持ちがわかんなきゃ本音をさらけ出してぶつかってみよという、超高等コミュニケーションテクニックをいきなり習得することに。ただし、これは性格の裏表がなく、ハートの強いレオが相手だからこそ成立するコミュニケーション術で、ディベートがもともと苦手な日本人には、これはなかなか難しい。私も含めてだいたいの人は操と同じで、きらいだって他人から言われることを何よりも恐れているからね。
なにはともあれ、大和たちとは全く違う付き合い方をレオから学んだ操。徐々に心が外に向かって開きつつあります。このまま、操に脳内ジューマン会議が必要なくなってしまう日もくるのかな?それは少しさみしいなと思いつつ、今年も恒例のダイレンジャーを中心にしたレジェンドヒーローズが、エンディングで元気よく踊りまくっていたので、まあいいやとも思うのであった。

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