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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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烈車戦隊トッキュウジャー 第44話 グリッタ嬢の願いについての感想

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前回、ライトの闇を目撃してから、注意深く観察を怠らない明君。
皆で仲良くお弁当をいただくも、ライトはいつもと変わらず食欲旺盛。明君のお弁当からちょいとおかずを失敬するのもいつも通り……なのか?
…いやちょっと待て!そのお弁当で揚げ物はメインのおかず!明君は怒っていい。烈車戦隊トッキュウジャー第44話。
あ、ヒカリがいつの間にか皆と一緒にご飯を食べるようになってて、ちょっとホッとしました。でも相変わらずメニューはたまごサンドなのね。

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いよいよ全員で昴ヶ浜に突入。事態は最終局面へ。ライト達の旅の終わりが近づいてきています。

唐突にレインボーライン総裁から呼び出しがかかり、烈車はハイパーレッシャーターミナルへ。

ヒカリ「嫌な予感」
カグラ「なんで?」
ヒカリ「あの人からの連絡で、いいニュースだったことないでしょ?」

うん、上司に改めて呼び出されたり、食事をおごられる時って大抵ロクな話じゃないからね。シフトの無茶振りだったり、仕事のダメ出しだったり、勤務条件の重大な変更だったりするからね。ヒカリ君の見解は正しい。

案の定、ターミナルについた途端、待ち構えていた怪しいうさぴょんに、いきなり扇風機を向けられる。

総裁「レインボー超竜巻闇クリーナー作動!」

どう見ても○マダ電気あたりで2980円程度で売られている扇風機にしか見えませんが、それでもライトの身体から黒い闇が立ち昇る。
全員がハッキリライトの異常事態を視認した。

明君「ドールハウスシャドーと戦っていた時だろ?俺も見た。あれはゼットの闇だった…」
ライト「なんで俺からゼットの闇が…?」
総裁「君はゼットとの接触が多かった。が、…そのせいだけとは思えない。私はもっと根本から考えてみる必要があると思う。それこそ君が最初に闇に触れた時…」

確かにライトは闇、特にゼットとの接触の機会が多かったけれど、その時にこびりついたというには、あまりに量が多すぎる。
明君と総裁の言葉を受けて、皆で記憶をたどり始める。ライトが最初に闇に接触したのはいつか?
星祭りの夜、昴ヶ浜で闇に飲まれた時?でも、皆で弾き飛ばされて、気がついた時は烈車の中に居たはず。

ライト「いや、俺はクライナーだった…」
総裁「そこだ。ライトだけがシャドーラインに入ったのは何故か?」
カグラ「イマジネーションが強くて飛び過ぎたせいでしょ?」
総裁「私もそう思っていたのだが…」

一方、モルクも陛下のキラキラを求める気持ちを甘く考えていたことを後悔。

モルク「光り輝くものを消し去るのが、闇の本性。だが、これまでの戦いで、陛下はグリッタやトッキュウ1号を、消そうとはされなかった。それをただの気まぐれだと思ったのは、わらわの失態。あの執着はそんなものではない…」

モルクとネロも陛下の様子が変わった時期から、昴ヶ浜を飲み込んだ時に何かがあったのではと推測する。
陛下はずっとライト達のひみつ基地に入り浸っている。確かに自分はここでキラキラを見た。だが、その時何が起きた?なぜキラキラをここまで求めるようになった?ゼットは思い出すことができない。ゼットの心の中のざわつきを表すかのように風が吹き、木々がざわめき始める。

そこへレインボーライン側にグリッタ嬢からの連絡が入る。

グリッタ「あの時はありがとうございました…」
ミオ「大丈夫?」

ぺこりとご挨拶するグリッタちゃんとカグラ、辛い経験をしたグリッタを気遣うミオがたまらなく愛しい。ええ子たちや…。
トッキュウジャーと一緒にキャッスルターミナルへ乗り込みたいと申し出るグリッタちゃん。
確かに、今は彼女が操るシュバルツ専用クライナーならば、ドリルレッシャーでも歯が立たない闇の壁を破ることが出来る。でも何故レインボーラインと協力を?
明君「復讐か?シュバルツとノア夫人の」
グリッタ「私は…私はもう誰かが消えるのをみたくない…!それだけです。レインボーラインだろうと、シャドーラインだろうと、消えるのはもう嫌です…」

目の前で愛しい人と母親を同時に失ったグリッタ。そんな彼女の言葉には重みがある。もう誰にもあんな思いはして欲しくない…!
だからグリッタは考えた。トッキュウジャー達が親を失わず、陛下やモルク達も消えずに済む方法を。
彼女の考えは、闇のものは闇に、光のものは光に戻すということ。キャッスルターミナルを元の闇の中に沈めてしまえば、昴ヶ浜も元に戻る。お互いの領域を侵す前に戻ればいい。そうすれば、誰も争わない、傷つかないで済む。

トッキュウジャーの仕事は、グリッタを無事に城の機関部に送り届けること。
急に目の前の展望が開けてきたライト達。
が、ヒカリ達はライトを連れていかないと決める。

ライト「いや、俺も行く!それにもし、俺とゼットになにかあるなら、直接会った方がわかると思う!」

やはりいつものように、強硬に一緒に行くとがんばるライトですが、今回ばかりは皆ライトの主張を聞き入れない。

トカッチ「たまには僕たちの言うこともきいてよ」

悲しそうに言うトカッチが切ない。本当はライトと一緒に行きたいけど、そうしたらライトがどうなってしまうかわからない。
グリッタもライトがキャッスルターミナルへ行くことの危うさを指摘する。

グリッタ「貴方の闇、感じたことがあります。皇帝陛下に近づかない方がよい気がして、とっさに…」

ああ、あれは単に陛下の中はグリッタちゃんで満席だからというわけではなかったのね…。ゼットとライトが融合することの危うさを本能的に感じ取って、グリッタはゼットに取り込まれそうになったライトを突き飛ばしていた。

トカッチ「 行き先はキャッスルターミナル… いや、昴ヶ浜!出発進行!」

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嫌がるライトを縛り上げてハイパーレッシャーターミナルに残し、グリッタのシュバルツ専用クライナーを先頭にして、各自の烈車を連結してキャッスルターミナルの領空へ突入。
闇の壁を破る凄まじい衝撃の後、眼下に拡がる昴ヶ浜にトカッチ達は一瞬みとれる。
しんとした暗闇の中にぼんやり灯った地上の明かりは、あまりにも儚くて頼りなく。
しかし、そんな静かな時間も束の間、烈車はゼットが放った強烈な闇によって撃ち落とされる。
さらにモルクが管理人のポーンをいきなり巨大化した状態でぶつけてきた!
おお!シャドータウンのチェス管理人シリーズもこれで最後かな?
ポーンは駒としては弱いので、出さないと思ってたのですが、本拠地の管理人ならこれくらい個性のない子の方が助かるというもの。城の中に強いのゴロゴロいるからね。ところでキングとクイーンは出てこなかったけど、ゼットとグリッタがキングとクイーンに相当するってことなのかしら?
ポーンは明君がビルドダイオーで応戦。他の4人はグリッタを守りながら、城への地下道を急ぐ。
ひとりだけ乗り換え変身で、後は生身でクローズ相手にがんばります。ひとり真ん中でおろおろしてるグリッタ嬢が愛しい。

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突如乱戦の中に飛び込んで来たライト。なんとあのぐるぐる巻きの縄を自力で解いて、こっそり烈車の窓から飛び乗ってきていました。いやはやプリンセステンコーもびっくり。

ライト「ごめん…でも、どうしても、一緒に行きたかったんだ。俺たちはここを目指して旅してたんだから。それに…俺、やっぱり…ゼットと会わなきゃいけないって気がする」

ライトは、あの暗い中、烈車の中からはっきりゼットの姿をみつけていた。

ライト「あいつ…さっき、ひみつ基地にいた」

そして、ゼットもはるか上空を走る烈車の車窓にライトの姿をはっきり認めていた。

ゼット「ライト…」

やはり2人は、何かみえない力で引き寄せられている。

ライトは戦う皆をほっぽり出して、ひとりゼットの元へ走って行く。やっぱりライトは少し様子がおかしい。
しかし、押し寄せるクローズを前にライトを追うわけにもいかず、まずはグリッタの作戦を優先させる。
ネロとモルクは、グリッタの目的が復讐だと思っていた為、玉座を固めていた。そのため機関部は手薄。グリッタはレバーを動かし、城全体がゆっくり沈みだす。ついに元の昴ヶ浜が戻ってくるのか?

一方ライトは、ひみつ基地でゼットと対峙する。

ゼット「よぉ、ライト」
ライト「ゼット…」
ゼット「いい所に来たな。ずっと思い出そうとしてた。闇の中で見たキラキラ…そいつが何か」
ライト「お前も…覚えてないのか?」

鼻白むゼット。ゼットもライトも、あの星祭りの夜に何かがあったとわかっている。でも、どうしても思い出せない。
ゼットは闇の中に輝く何かに手を伸ばした。
ライトは不穏な空気を感じて皆と手をつないでいた。でも闇の中に何かをみとがめて、「やめろ!」と叫んで闇に飛び込んでいった。皆の手を振りほどいて。

ゼット「…もう面倒くせぇ。もう一度町でも飲み込んでみりゃ分かるかも知れねぇな」
思い出せないことにイラついたか、急速に殺気を帯びるゼット。

ライト「トッキュウチェンジ!…うわあぁぁ!」

ライトも変身して応戦しようとするが、ライトは瞬時に大量の闇にくるまれる。闇の中に光り輝く塊がひとつ。幼いライトのきらきら星の歌声がきこえる。
呆然と見守るゼットにも、なにが起きているのかわからない。
闇が消えたあと、そこに立っていたのは漆黒のトッキュウ1号。

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ゼット「ライト…俺が見たキラキラはやっぱりてめえだったってことか。…だったら、何でてめえは今闇の中にいる?」

グリッタ嬢も怖れていた、ライトとゼットの邂逅。ゼットがどんなにキラキラを求めても手に入らなかったのに、ライトは望んでもいない闇の力を手に入れた。もうライトは光の中には戻れないのでしょうか。
そして誰にも消えて欲しくないグリッタの願いは叶わないのでしょうか(;_;)

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みんな泣かないで!おばちゃんも泣きたくなっちゃうよぅ…。

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