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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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仮面ライダードライブ 第24話 周回遅れで感想

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回収した瀕死の091コアに、ブレン汁をひとたらーし、ふたたらーし。
メディックは相変わらず「そんな使えない子は私が処刑して差し上げます」と手厳しい。
しかし、ブレンは091がマッハのドライバーを壊したことを評価。

ブレン「こいつにはきっとハートの役に立つ素質がある」

ハート様への想いのたけを汁に込めて、愛情たっぷり育てた091も、新生マッハの前にどーん!ハンカチをぎゅっと握りしめて悔しがるブレンさん。
さらにメディックちゃんに
「ほーら、ハート様。私の言った通りでしょう?やっぱりブレンには見る目がないんです」
って得意げに言われて、ハンカチを丸めて、おだんご作る要領で、くるくるくる……ハンカチ2号になってから、ブレンのハンカチ芸、パワーアップしてる?仮面ライダードライブ24話感想。
ハート様は、メディックちゃんのトモダチを貶める口調が気に障ったのか、メディックが絡めた腕をほどいて呟く。

ハート「そう言ってやるな、メディック。これはこれで面白いものを見た。まさか、デッドゾーンを乗り越えるとはな…」

大丈夫!091はちゃんとハート様の役に立ってたよ。ブレンの心、ハート様にきっと届いてる。

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なんか、引き続いて周回遅れの感想。書き出すまでは時間かかるクセに、一旦書き出すとなんか止まらん。うーん、なんでだろうなー。

*24話の事件

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前回の爆弾のない連続予告爆破事件の続き。
フォーミュラに一度は倒されたもののブレンの力で復活した、高速ミサイルを撃ち込む能力を持つ091ロイミュード。奴は爆破現場で写真を撮っていた高校生、茂木をコピーしていた。

茂木「最初は本当、ちょっとしたいたずらのつもりだったんです。学校行って、塾行って、ご飯食べて、ゲームして、寝て…毎日そんなんで、何か面白いこと起こんないかなって…」
進ノ介「それで学校に爆破予告か」
茂木「本当に爆破するつもりなかったんです!ちょっと騒ぎになればいいかな?って。そしたら…本当に爆発して…預言者にでもなったのかと思った」

究ちゃんが、茂木のスマホから072の時と同じように、ロイミュードの痕跡を発見。091は茂木の軽い気持ちで打っただろう、いたずらメールに目をつけた。
091がコピーしたのは、この年頃にありがちな、自分だけ特別という優越感、人の迷惑を顧みずに怖がらせて喜ぶいたずら心。自分は絶対に安全地帯にいると思い込んでるから、いたずらはどんどんエスカレートしていく。
これ、今の時代によくある話。誰かのサイトに狙いをつけて、炎上させて喜ぶ心理と似たようなもんかと。誹謗中傷の爆弾を投げ込んで、大勢の人が右往左往するのを見て、自分が神にでもなったつもりで楽しんでる。反応が欲しくてエスカレートしていく。
茂木と091も、最初はコンビを組んで「いたずら」をしていた。
茂木が爆破予告を出して、091が実際に爆破をする。2人の関係はそれで上手くいってた。
しかし、091が仮面ライダーに倒され、爆破手段をなくしてしまった茂木は「いたずら」をやめた。それでは復活した091の気はおさまらない。今度は「いたずら」のターゲットを茂木に絞る。
茂木は、自分が行き先がことごとく爆破の標的にされて、初めて自分のしでかした事に恐怖する。

091「お前は刺激を求めた。俺はお前に乗っかった。わかってんだろ?俺とお前は刺激しあって高め合う仲なんだよ。自分だけ逃げようとか…んなことさせるか」

茂木は進ノ介達に泣きつくも、遂に茂木本人を標的にした爆破予告のメールが。間がいいのか悪いのか、課長が茂木を捜査一課に連行するために、手錠をつないだばかりだった。しかも鍵がないみたい。
進ノ介が真っ先に部屋を飛び出して行き、ゲンさんもなんやかんやと理由をつけて「容疑者は課長にお任せします!」とその場を離脱。
究ちゃんはもっとダイレクト。

課長「キューちゃん!君は残るよね?」
究ちゃん「僕は…」
課長「君は残るよね?」
究ちゃん「警察官じゃないので…」
課長「君は残るよね?」
究ちゃん「避難します!」
片岡鶴太郎「キューちゃん!キューちゃん!ちゃんキュー…!!」

茂木君、絶望。これ、はたから見ると、進ノ介も真っ先に皆を見捨てて逃げてるようにしかみえないもんねorz。オトナってこれだから信用出来ないわ!と思ったに違いなく。うん、結果からすると課長残っててよかったわ。
果たしてドライブやマッハの影の活躍のおかげで、091ロイミュードコアは壊され、茂木君と課長の間には、共に死線を越えた絆が芽生えた…って言っていいのかな。なにはともあれ一件落着。

ところで、23、24話の091ロイミュードは、20話の072ロイミュードエピソードと対になってる感じ。
091も、072も、最初は仲良くコピー元の人間とコンビを組んで、コトを起こしている。けれど、最終的に芽生えた感情は正反対のもので。072が得た感情は、コピー元の人間を思いやる気持ち。対して091の得た感情は、コピー元の人間をおもちゃにして嬲り殺してやろうという気持ち。
072のコピー元である究ちゃんは、確かにいい奴だけれど、ネット研究家という肩書きを持つ人間である以上、黒い部分だって当然あると思う。対して、091のコピー元の茂木だって、最後に課長のクサい説教を素直に聴く様子は、根っから悪い奴だったとも思えない。
でも、072は究ちゃんのアニメを見て素直に感動する心を学び、091は茂木の悪質なイタズラをする時の高揚感を学んだ。

以前、メディックちゃんが「何度リセットしてもロイミュードはまた同じような事をする」って言ってました。
ひとりの人間の中には様々な感情が渦巻いている。コピーをした後、どの部分が強く影響していくかは、やはりロイミュードが元々持つ個性にかかってるような気がする。きっと個性に応じて、ロイミュードは善にも悪にもなりうる。人間の心のように。

*霧子ちゃんと剛

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前回壊されたドライバーを、りんなさんに直してもらった剛。徹夜続きでぼろっぼろのりんなさんに、剛は必死で追加の装備をねだる。

剛「パワーアップ出来ないの?新しいシグナルバイクでもいい。俺はもっと強くならなきゃいけないんだ!」

跪いてまで、りんなさんに頼み込む剛。その、尋常でない焦り様に、ベルトさんもりんなさんも思わず顔を見合わせてしまう。

ロイミュード出現の知らせを受けて、出撃するも「弱い方の仮面ライダー」と煽られ、091に備わった新たな能力、ブレン毒にやられてしまう剛。駆けつけた霧子とドクターに助けられるものの、剛の悔しさ、情けなさはピークに。

霧子は091ロイミュードが生きていたことを進ノ介に報告。

進ノ介「剛の方は大丈夫か?」
霧子「はい。ドクターに治療してもらいましたから」
進ノ介「そういう意味じゃなくて…」
霧子「え?」
進ノ介「あ、いや、ここの所、剛の奴なんか変だったろ?…まあいいや。後で俺が様子見に行くわ」
霧子「あっ…私が!私が話してみます」

霧子ちゃん、他人の進ノ介すら気付いてた剛の変調に、全く自分が気づけていなかった事にショック。まあ、進ノ介は、男同士だと割とそういうのを気にかけるタイプだから、霧子ちゃんが気に病むことでもないのですが。しかし、霧子ちゃんのひみつには全く気づいてない進ノ介なのであった。ああorz…
ドライブピットへ足を運ぶ霧子だが、中からベルトさんと剛の声が聞こえてきて、ドアの前で足が止まる。

剛「改造されたチェイサー、見ただろ?これからもロイミュードは、ああいう強化をどんどんしてくる。それに合わせてドライブも進化してる。でも、俺は?俺だけ適応できてない。取り残されたままなんだよ!…俺だって、もっと強くならなきゃいけないのに!強くなれるはずなのに!俺が使ってるのは、最新型システムのマッハなんだから!」
ベルトさん「その焦りが、君の成長を妨げているんだと思うがね」
剛「え?」

こんこんと、ドライブやマッハのシステムと装着者の感情の関係を説くベルトさん。ワイルドやテクニックを使いこなすにも、進ノ介の感情のコントロールが必要。

ベルトさん「マッハもシステムは同じだ。君が装着者に選ばれたのには、理由がある。初心に戻れ。今、君に見えなくなっているものが見えたら、マッハはまだまだ成長できる」
剛「まだまだ?」
ベルトさん「そうさ!マッハは最新型システムなんだから」

にこっと笑うベルトさんが可愛い。剛を励まそうとしてくれてるよ。
よく考えたら、ベルトさんはロイミュードシステムの開発者のひとり。ロイミュードが人間の感情を学んで進化態になっていくように、マッハシステムも装着者の感情を学んで進化していく…ってことかしら?

一連のやりとりを立ち聞きしていた霧子ちゃんは、茂木本人の爆破予告時間に備えて、久留間運転試験場の屋上で待機している剛の元へ。
あと10分足らずでミサイルが飛んで来るというのに、どこかのどかな雰囲気が漂う。

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剛「姉ちゃんは逃げないの?」
霧子「逃げないよ。剛の事、信じてるもん」
剛「俺を?」
霧子「当たり前でしょ!あなたは私と違って、子供の頃から何をするにも自信満々で…。ねえ、覚えてる?昔習ってた空手で、剛が初めて負けた時の事」

空手の試合に負けた後、ひとりじーっと夕暮れの公園に立っている幼い頃の剛。すっごく悔しそうな背中。
でも、心配する霧子に向かって
「大丈夫だよ、姉ちゃん!だって俺、強いもん!」
ニカっと笑ってみせる。

"から元気も元気"って言葉があるけど、剛の場合は多分それ。
姉ちゃんに心配かけさせまいと、多少嘘でも強気な言葉を放つことで、自分に暗示をかけて嘘をホントにしてしまう。
もちろん、前回ジムでトレーニングメニューをこなしてたように、かげですっごい努力もしたんだろうけど、言葉通り次の試合で勝ってしまう。

霧子「実際、次の試合で本当に勝っちゃって。お母さんが死んだ後も2人だけでやってこれたのも、根拠のない剛の自信のおかげ。頼りないお姉ちゃんでごめん」
剛「姉ちゃん…」
霧子「でも、だから私、あなたのこと信じてる。心配もするけど、誰よりも信じてるよ」

大好きな姉ちゃんの「信じてる」。弟として、これに応えぬ訳にはいかんだろう!
1番言って欲しい人から、1番欲しい言葉をもらった剛。自分がお姉ちゃんを守るんだ!

剛「俺は…強くならなきゃなんて焦る必要はない。なぜなら!なぜなら俺は……既に強いからだ!」

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スランプ脱してマッハー!タイヤが弾けてどーん!
091ロイミュードの場所を特定すると、駆けつけて、茂木へのミサイル発射を阻止。また、ブレンの毒をくらってしまうも、気合いで吹っ飛ばしたー?!なんて少年ジャンプ系ヒーロー展開!

進ノ介「すげえ!メーター振り切ってるのに、バースト状態を操ってる!」

追加装備なしで、メンタル強化で壁を乗り越えた剛。こどもっぽいやんちゃさも戻ってきて、霧子姉ちゃんとしてはホッと一安心。

りんな「え?パワーアップしなくていいの?」
剛「うん、もういいや!なぜなら俺は強いから!追跡、撲滅、いずれもー、マッハー!」
霧子「すみません…弟が振り回してしまって」

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謝りながらも嬉しそうな霧子ちゃんの笑顔が、保護者だのう。

りんな「せっかく研究用にもうひとつ作りかけたのになー」

りんなさんも、ちゃんと剛を心配して、マッハドライバーの研究を始めようとしてくれてたあたり、いい人だなあ。しかし、開発班、りんなさんの仕事が速いとはいえ、人手明らかに足りんよな。りんなさんの婚活の為にも人増やしてあげて…とは思う。

ところで、装備不足による嫉妬、スランプは脱した剛ですが、
剛「俺がロイミュードを倒さなきゃいけないんだ!」
なぜ、ここまで剛が自分の手でロイミュードを倒すことに固執するのか?まだその答えは示されていません。ここらへんは、またいつかピックアップされて欲しいな。


*霧子ちゃんとチェイス

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前回ラストで、薄闇の中、ベッドの上という完璧なシチュエーションで、チェイスに腕を掴まれた霧子ちゃん!

チェイス「お前が俺を助けたのか?」
霧子「雨の中…倒れてたから」

チェイス「俺は…お前達を殺そうとした男だぞ」
霧子「それでも、まだ信じてるんだと思う。あなたは、私を助けてくれた人だから」

霧子は、チェイスに何度も銃を向けられた。それでもチェイスを信じたい。信じる。霧子の真意をはかりかねるチェイスに霧子は言う。

霧子「安心して。ここに貴方がいることは誰にも言ってない。仮面ライダーにも、誰にも」
チェイス「何?」
霧子「だから今はゆっくり身体を休めて」

いそいそとお花を新しいものに取り替える霧子ちゃんの背中を、じっと見つめるチェイス。背を向けるということは、チェイスに対して警戒していないということ。彼女が寄せるチェイスへの全幅の信頼は嘘じゃない。チェイスの瞳に戸惑いの色が浮かぶ。

霧子ちゃんは今回、相手を信頼するということが、どれだけ相手の心を動かすかを見せてくれました。霧子の信頼が、剛を強くし、チェイスを戸惑わせる。仮にも自分を殺そうとした相手に背中を見せるなど、よほど心が強くないと出来ない。霧子ちゃん、肚が据わってる。やっぱりいいオンナだ。

どうなることかと思いましたが、とりあえずレディースコミック展開にならずに、わたくしほっといたしました。きっと、サイドテーブルのマッド・ドクターもほっと一息ついているであろう。ちょっと残念…いやいやいやいや。
傷が癒えたチェイスは、霧子に別れも告げず、お布団をきちんと畳んで出て行きます。手には霧子ちゃんが活けてくれた花が。チェイスよ、どこへ行く…。つーか、ドライブのスピンオフDVDを買う為に「てれびくん」を購入したら、超ねたばれがorz。なんてこった!児童誌にはキケーンがいっぱーい!

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