「俺は…もう一度やり直す!」
霧子ちゃんが届けてくれたスペアのマッハドライバーで、どどーんと変身!
シグナルバイク!ライダー・チェイサー!
…あ、あああっ!嬉しい、チェイスが仮面ライダーに戻ってきてくれたことは凄く嬉しいー…んだーけーどー、ゴメン!デザインは魔進チェイサーの方が好きでしたー(本音の叫び)!仮面ライダーチェイサーはシンプルすぎてなんだかもおー、仮面ライダードライブ26話感想です。
さらにりんなさんから専用武器のプレゼント。信号アックス。見た目は歩行者用信号そのまんまじゃん。
必殺技を繰り出す為のチャージタイムに赤信号点灯。
アックス「マッテローヨ」
チェイサー「なん…だと…?」
アックス「マッテローヨ」
進ノ介「…りんなさんのセンス爆発だ…」
アックス「イッテイーヨ」
青信号になるとともに、盲人用の音信号も出る親切設計。勇ましいBGMでごまかされてはいましたが、戦闘クライマックス時に、現場ではずーっとあの呑気なカッコーの鳴き声が流れてるかと思うと、もうねorz。
そして律儀にチャージ終了を横で待ってるチェイスさんは、やはり生真面目な男でした。
というわけで、仮面ライダーチェイサー爆誕、黒幕ロイミュード001登場と、何かと忙しい回。人間関係も複雑に。ハート様とチェイスの友情は?霧子ちゃんの恋の行方は?進ノ介のお父さんの殉職の真相は?ブレン君は、ブレーンとしての真価を発揮するか?あらあら、気になることが沢山出てきた。
*チェイスさん、霧子ちゃん、ハート様の三角関係(もしくはチェイスと霧子と剛の三角関係)
ぎゃー!愛と青春のどストレート少女マンガ展開きたーーー!!!霧子とハートの間で揺れるチェイスさん。そこへ、進ノ介と霧子がチェイスの勧誘にやって来る。
ベルトさん「みんなが君の戦線復帰を望んでいる。もう一度、共に戦ってくれないか?」
霧子だけではなく、皆でウェルカムの姿勢をみせますが、チェイスのボディはロイミュードで、一度はメディックちゃんに「ロイミュードを守る」とプログラミングされたことがある。チェイスの頭の中はぐちゃぐちゃ。
霧子「待って!どこへ行くの?」
チェイス「わからん!俺が聞きたいくらいだ!!」
霧子ちゃんがチェイスの腕に手を触れて、びくっとなった時点で、おおう…霧子ちゃん大胆…と声が漏れてしまいました。しかし、そこへもう一人のチェイスの想い人(?)、ハート様がやってきたー!
どうやら、ハートの手元にあったチェイスのプロトドライブシフトカーが再起動、チェイスのもとに導いてくれたとのこと。わざわざお迎えにきてくれるなんて、なんて優しい!
ハート「せっかく生きてたのに迷っていたのか、チェイス」
ちょっとぼやかされてるけど、チェイスのコアが23話で爆発したようにみえたけれど、実はギリギリ爆発してなかったのかな。でもショックで、ブレンやメディックが上書きしたプログラムが破損して、本来のプロトドライブのシステムプログラムが作動したってことかしら?しかし、プログラム誤作動云々で片付けられないほど、チェイスの迷い方は感情的で人間くさく。
ハート「帰ってこい、チェイス。この戦い、ロイミュードが勝つ。あいつも動き始めたみたいだしな…」
ここでハート様がうっかり001の話題を出してしまったことで、論旨がズレちゃう。001とお父さんの関係を匂わされた進ノ介はそっちの方で激おこ。
ハート「そんな事より今はチェイスの奪い合いではなかったか?」
そうよ!せっかくチェイスを取り戻しに来たのに、進ノ介はチェイスのことなど頭から吹っ飛んでしまったみたいで、失礼しちゃうわ!
そんなハート様の気持ちを知ってか知らずか、進ノ介の攻撃からハートを庇い、進ノ介に大怪我を負わせるチェイスさん。ここのハート様、すっごく嬉しそう。チェイス、お帰り!って感じかしら?
ハート「さあ、行こう!チェイス」
でも、チェイスは、進ノ介を傷つけてしまった自分自身に驚き、怯えていた。その様子をみて、ひどく傷ついた顔をみせるハート様が切ない。
ハート「本当に…迷っているのか?お前は…。連れ戻すつもりで来たが、気が変わった。自分の道を決められない奴に、何を言っても意味がない」
そっとプロトドライブのシフトカーをチェイスに握らせると、さみしげにその場を去るハート様。チェイスさんは苦悩。
チェイス「ハート!俺は誰の為に戦えばいいんだ?!」
チェイスさん…そうか…自分の為に戦うって発想がまるでないのね。思えば、最初はベルトさんに人間の為に戦えとプログラムされ、ブレンさんにはやんちゃなロイミュードを初期化しろとプログラムされ、メディックちゃんにはロイミュードを守れとプログラムされ、そのプログラム通りに動いてきた。
そのチェイスが初めて、ハートか霧子ちゃんか、どっちの為に戦うのか「チェイス自身の意志」で選ぼうとしてる。そうしたいチェイス自身の為に戦おうとしてる。…これって、もしかしてスゴいことなんじゃない?機械人形が生命体として進化する瞬間。自我の芽生え。ハート様もそのことに気がついて、連れ戻そうとするのをやめたのかもしれない。ハート様の願いは、ロイミュードが新たな種として進化していくことなのだから。
そしてチェイスが選んだのは、霧子ちゃんの方でした。
あくまでもチェイスを信じ、仲間に引き入れようとした霧子。しかし、そのチェイスによって進ノ介は怪我を負わされて、ドライブに変身出来ない。
その為に弟の剛は1人で融合進化態007と戦い、窮地に立たされた。
責任を感じた霧子は変身解除した弟をかばい、生身で果敢に007に突っ込んでいく。
剛「姉ちゃん!…バカ!」
進ノ介「霧子ーーー!!」
当然敵う筈もなく、霧子はキャットウォークから突き落とされ、あわや融合進化態の鋭い刃に串刺しにされるか…というところで、ライドチェイサーにまたがって颯爽と現れたチェイスが、007を突き飛ばし、落ちてきた霧子ちゃんをお姫様だっこ。
水道管破裂で、水が2人に降り注ぐ。まるで雨が降っているよう。2人が出会ったグローバルフリーズの時の様に。
霧子は思わず微笑む。
霧子「あの雨の日と…同じね」
チェイス「人間を救うのは、俺の本能なのかもしれない…霧子」
ねえ、奥様おききになりまして?!
チェイスさん、「あの女」じゃなくて「霧子」って言いましたよ?「霧子」、特別感満載ですよ?人間を救うとかなんとか言っちゃってますが、まず一番に霧子を守りたいと思っているのは明白!やったー!!
しかし、007を倒した後は、さっさとその場をライドチェイサーに乗って去って行ってしまいます。
そんなチェイスの決断を遠目から見届けるハート様。
ハート「それがお前の決断か…。俺も受け入れよう。仮面ライダーチェイサーの存在を。さらばだ…友よ」
ともだちの成長がさみしくもあり、ちょっぴり嬉しくもあり。子離れするお母さんのようでもあり。切ないのう。
しかし、チェイスは渋谷のハチ公交差点の雑踏の中で、新たな仮面ライダー登場のニュースを眺めながらひとり心の中で呟く。
『俺が、仮面ライダー…。今更そんなことが許されるのか?』
チェイスの苦悩は、まだまだ続きそう。
剛「みんなチェイス派かよ!」
剛は、姉ちゃんがチェイスを仲間に引き入れようとしている事に苛立ちを隠せない。剛は進ノ介が怪我したことについて、霧子を責める。
剛「姉ちゃんさ、進兄さんに申し訳ないと思わないの?姉ちゃんがあんな奴、迂闊に信じたからだろ?」
霧子「チェイスは悩んでいるのよ。まだ自分の行くべき道が見えていないの」
剛「自分の道が見えていないのは、姉ちゃんもじゃないか!進兄さんならともかく、機械人形とのラブロマンスなんて俺はゴメンだからね」
剛はロイミュードを仮面ライダーに仕立てようとしていることも許せないし、何よりも自慢の姉ちゃんが、チェイスに心を完全に奪われているようにしかみえないのが気に食わない。
しかし、剛の目の前でロイミュードに殺されかけた姉ちゃんを救ったのは、チェイス。しかも自分と同じようなドライバーで変身して。剛は何も出来なかった。
チェイスに借りを作ってしまった剛は、今回は走り去るチェイスを忌々しげに見送りますが…次はどうなるかわからない。
一方、チェイスの雄姿を見送る霧子ちゃんは、今までにない晴れやかな顔を。
進ノ介「俺がみたことのない、いい笑顔しやがって」
霧子「べ、べつに笑ってません」
進ノ介「わらってんじゃん」
霧子「笑ってません!」
進ノ介「笑ってるって言うんだよ」
霧子をからかう進ノ介も嬉しそう…って、あれ?
進ノ介は霧子ちゃん争奪戦に参戦しないのー?これ、完全にオトモダチポジションじゃん。せっかくだから剛も含めて、3人の男で争いませんか?その方が私的には楽しい!進ノ介、頑張れよ!
*26話のシフトカーさん達。
顔つきもきりりと、特状課の捜査会議に堂々と参加するシフトカーさん達。
ベルトさんはダルマの上に乗っかると、ダルマの顔つきがきりりと見えます。あら不思議。
みんなのお手伝いが表立ってできるようになった嬉しさで、シフトカーさんたちのお顔がキラキラしてる(ように私には見える)。デコトラさんは、ゲンさんと堂々と仲良くしていいのよ。
チェイス「またお前達か…。あの女にもう来るなと伝えろ」
霧子ちゃんの頼みを聞いて、チェイスさんの説得に日参する、ベガスさん、キャブさん、モンスターさんがけなげ。なんとなくモンスターさんみたいなちょいワルは、霧子ちゃんみたいな優等生タイプのオンナノコに頼み事をされると弱い気がする。がんばれ!
*泊進ノ介とロイミュードと警察
今回やっとハート様達のナンバーが明かされました。ハートが002で、ブレンが003。そして、今回表に出てきて融合進化態を生み出したのが001。
001「やあ、メディック。007のコアを治してくれてありがとう」
メディック「どういたしまして。素晴らしいですわ。融合進化態」
001「ブレンにどうしても…と頼まれてね」
メディック「やっぱり」
001「よほどハートの役に立ちたいらしい。ハートはまさに王の器だ。私はいままでどおり、裏からそれを支えるよ」
メディック「頼もしいけど…相変わらず不気味な男」
背後の鏡に映るメディックの姿。その虚像が001に変化して、メディックと会話するも、メディックが振り向くと001は姿を消してしまう。
誰も知らない幻のロイミュード。
どうやら、ハートや他のロイミュード達にも、あまり姿を見せたがらない様子。しかし、ここは参謀としてのブレンが力を発揮。001の右腕となって、001を担ぎ出した。
001がコピーした人間は国家防衛長官で参議院議員の真影壮一。どうやら警察に大きな影響力を持つ人間のようです。
ブレン「融合進化態…斬新で、革命的で、素晴らしい発明になりましたね、先生」
001「引き続き楽しもうじゃないか、ブレン。幸いこの人間世界…悪人だけは、掃いて捨てるほどいるからね」
そしてイヤミな一課課長、仁良は、特状課の監視を請け負った、真影の子飼いのイヌでした。まさか、真影がロイミュードであるとまでは知らないだろうけど、どうやら進ノ介のお父さんの死について、なにか真影に吹き込まれている様子。
仁良「まあ、せいぜい気をつけてがんばるんだね。やはり警視庁の花形だった君のお父さんみたいにならないように」
父の死について、不名誉な匂いをちらつかされ、気が気でなくなる進ノ介。
そんな時に本願寺課長から、警視庁上層部にロイミュード関連の情報統制をしている者がいる可能性が指摘されます。警察のお偉いさんの中にロイミュード側の人間がいるかもしれない。そして、敵の総ボス、001が007のコアを回収するのをベルトさんは確かに見た。
今までは、警察の内部でも存在を極秘にすることで、仮面ライダーを守ってきたけど、かなりの数の人間に進ノ介が変身するところを見られてしまった以上、上層部にバレるのは時間の問題。さらにロイミュードの総ボスが動き出しているとなれば、存在を公にしてしまった方が、安易に上層部の力で仮面ライダーや特状課の存在を消しにくくなる…ということか。
本願寺「私も伊達にお偉いさんを接待しまくってた訳じゃないんでね、まかせといてねー」
ゲンさん「不思議だぜ…いつも通り適当な感じなのに、妙に説得力が出てきた…」
課長、底が知れぬ男よのう。
進ノ介は父の死の真相が知らされてないのも、ロイミュード関連の情報統制の一環ではないかと勘ぐる。
さらに、ハートからもロイミュード001と父の関係が匂わされ、進ノ介は我を忘れる。
ハート「あいつは影から物事を動かすのが好きなのさ。恐らく、お前にも因縁浅からぬ相手だぞ、泊進ノ介」
進ノ介「まさか…そいつが父さんを?そいつの事を全て教えろ!」
霧子の出動要請を知らせる声も耳に届かず、進ノ介はハートに挑みかかり、腕に大怪我をしてしまう。
007の襲撃をほっといてハートと戦い、大勢の警官を危険に晒したことに落ち込む進ノ介。
進ノ介「仁良さんの言うとおりだ…あの世の親父が怒ったんだ、きっと。警官の肩には大いなる責任が負わされている…親父の口癖だった。あの日、俺も親父みたいになるって誓ったのに。俺は自分のことで頭が一杯になって…このざまだ」
しかし、ベルトさんから意外な言葉をきかされる。
ベルトさん「知っていたんだな、進ノ介。君の父親の死に、まだ謎があることを。私も本願寺も、それに001が関与していたんじゃないかと探ってたんだ」
どうやら進ノ介のお父さん、泊英介は本庁ではかなりの有名人だった模様。
本願寺はどこまで事実を把握しているのか、そして進ノ介の父の死の真相は?引っ張ってきましたよー。
前回、警察上層部と進ノ介達が対立する展開くるんじゃないかなあ、と言ってたら、もう来ちゃったよ。展開はやっ!
上層部に001ロイミュードが食い込んでいるという設定は、しばらく伏せておいた方が面白かったかもしれません。しかし、リーガルな存在に主人公達が立ち向かうという設定は、こども達の目には「反体制」に映りかねないので、早々に手札を開示する必要性があったかと。こども達には上層部は悪い奴に操られてるんだよー、と事前に説明しておけば、進ノ介達が自分達の上司に噛み付く言い訳が立ちます。そのために、一課課長仁良のキャラも、すごくわかりやすい悪役に作ってある。
さて、手札を見せた上で、どう話を引っ張っていくか?この方が作劇のハードルは上がるのですが、それがニチアサの醍醐味であり、腕の見せどころ。制約を逆に活かして、どんな展開を見せてくれるか楽しみにしてます。
霧子ちゃんが届けてくれたスペアのマッハドライバーで、どどーんと変身!
シグナルバイク!ライダー・チェイサー!
…あ、あああっ!嬉しい、チェイスが仮面ライダーに戻ってきてくれたことは凄く嬉しいー…んだーけーどー、ゴメン!デザインは魔進チェイサーの方が好きでしたー(本音の叫び)!仮面ライダーチェイサーはシンプルすぎてなんだかもおー、仮面ライダードライブ26話感想です。
さらにりんなさんから専用武器のプレゼント。信号アックス。見た目は歩行者用信号そのまんまじゃん。
必殺技を繰り出す為のチャージタイムに赤信号点灯。
アックス「マッテローヨ」
チェイサー「なん…だと…?」
アックス「マッテローヨ」
進ノ介「…りんなさんのセンス爆発だ…」
アックス「イッテイーヨ」
青信号になるとともに、盲人用の音信号も出る親切設計。勇ましいBGMでごまかされてはいましたが、戦闘クライマックス時に、現場ではずーっとあの呑気なカッコーの鳴き声が流れてるかと思うと、もうねorz。
そして律儀にチャージ終了を横で待ってるチェイスさんは、やはり生真面目な男でした。
というわけで、仮面ライダーチェイサー爆誕、黒幕ロイミュード001登場と、何かと忙しい回。人間関係も複雑に。ハート様とチェイスの友情は?霧子ちゃんの恋の行方は?進ノ介のお父さんの殉職の真相は?ブレン君は、ブレーンとしての真価を発揮するか?あらあら、気になることが沢山出てきた。
*チェイスさん、霧子ちゃん、ハート様の三角関係(もしくはチェイスと霧子と剛の三角関係)
ぎゃー!愛と青春のどストレート少女マンガ展開きたーーー!!!霧子とハートの間で揺れるチェイスさん。そこへ、進ノ介と霧子がチェイスの勧誘にやって来る。
ベルトさん「みんなが君の戦線復帰を望んでいる。もう一度、共に戦ってくれないか?」
霧子だけではなく、皆でウェルカムの姿勢をみせますが、チェイスのボディはロイミュードで、一度はメディックちゃんに「ロイミュードを守る」とプログラミングされたことがある。チェイスの頭の中はぐちゃぐちゃ。
霧子「待って!どこへ行くの?」
チェイス「わからん!俺が聞きたいくらいだ!!」
霧子ちゃんがチェイスの腕に手を触れて、びくっとなった時点で、おおう…霧子ちゃん大胆…と声が漏れてしまいました。しかし、そこへもう一人のチェイスの想い人(?)、ハート様がやってきたー!
どうやら、ハートの手元にあったチェイスのプロトドライブシフトカーが再起動、チェイスのもとに導いてくれたとのこと。わざわざお迎えにきてくれるなんて、なんて優しい!
ハート「せっかく生きてたのに迷っていたのか、チェイス」
ちょっとぼやかされてるけど、チェイスのコアが23話で爆発したようにみえたけれど、実はギリギリ爆発してなかったのかな。でもショックで、ブレンやメディックが上書きしたプログラムが破損して、本来のプロトドライブのシステムプログラムが作動したってことかしら?しかし、プログラム誤作動云々で片付けられないほど、チェイスの迷い方は感情的で人間くさく。
ハート「帰ってこい、チェイス。この戦い、ロイミュードが勝つ。あいつも動き始めたみたいだしな…」
ここでハート様がうっかり001の話題を出してしまったことで、論旨がズレちゃう。001とお父さんの関係を匂わされた進ノ介はそっちの方で激おこ。
ハート「そんな事より今はチェイスの奪い合いではなかったか?」
そうよ!せっかくチェイスを取り戻しに来たのに、進ノ介はチェイスのことなど頭から吹っ飛んでしまったみたいで、失礼しちゃうわ!
そんなハート様の気持ちを知ってか知らずか、進ノ介の攻撃からハートを庇い、進ノ介に大怪我を負わせるチェイスさん。ここのハート様、すっごく嬉しそう。チェイス、お帰り!って感じかしら?
ハート「さあ、行こう!チェイス」
でも、チェイスは、進ノ介を傷つけてしまった自分自身に驚き、怯えていた。その様子をみて、ひどく傷ついた顔をみせるハート様が切ない。
ハート「本当に…迷っているのか?お前は…。連れ戻すつもりで来たが、気が変わった。自分の道を決められない奴に、何を言っても意味がない」
そっとプロトドライブのシフトカーをチェイスに握らせると、さみしげにその場を去るハート様。チェイスさんは苦悩。
チェイス「ハート!俺は誰の為に戦えばいいんだ?!」
チェイスさん…そうか…自分の為に戦うって発想がまるでないのね。思えば、最初はベルトさんに人間の為に戦えとプログラムされ、ブレンさんにはやんちゃなロイミュードを初期化しろとプログラムされ、メディックちゃんにはロイミュードを守れとプログラムされ、そのプログラム通りに動いてきた。
そのチェイスが初めて、ハートか霧子ちゃんか、どっちの為に戦うのか「チェイス自身の意志」で選ぼうとしてる。そうしたいチェイス自身の為に戦おうとしてる。…これって、もしかしてスゴいことなんじゃない?機械人形が生命体として進化する瞬間。自我の芽生え。ハート様もそのことに気がついて、連れ戻そうとするのをやめたのかもしれない。ハート様の願いは、ロイミュードが新たな種として進化していくことなのだから。
そしてチェイスが選んだのは、霧子ちゃんの方でした。
あくまでもチェイスを信じ、仲間に引き入れようとした霧子。しかし、そのチェイスによって進ノ介は怪我を負わされて、ドライブに変身出来ない。
その為に弟の剛は1人で融合進化態007と戦い、窮地に立たされた。
責任を感じた霧子は変身解除した弟をかばい、生身で果敢に007に突っ込んでいく。
剛「姉ちゃん!…バカ!」
進ノ介「霧子ーーー!!」
当然敵う筈もなく、霧子はキャットウォークから突き落とされ、あわや融合進化態の鋭い刃に串刺しにされるか…というところで、ライドチェイサーにまたがって颯爽と現れたチェイスが、007を突き飛ばし、落ちてきた霧子ちゃんをお姫様だっこ。
水道管破裂で、水が2人に降り注ぐ。まるで雨が降っているよう。2人が出会ったグローバルフリーズの時の様に。
霧子は思わず微笑む。
霧子「あの雨の日と…同じね」
チェイス「人間を救うのは、俺の本能なのかもしれない…霧子」
ねえ、奥様おききになりまして?!
チェイスさん、「あの女」じゃなくて「霧子」って言いましたよ?「霧子」、特別感満載ですよ?人間を救うとかなんとか言っちゃってますが、まず一番に霧子を守りたいと思っているのは明白!やったー!!
しかし、007を倒した後は、さっさとその場をライドチェイサーに乗って去って行ってしまいます。
そんなチェイスの決断を遠目から見届けるハート様。
ハート「それがお前の決断か…。俺も受け入れよう。仮面ライダーチェイサーの存在を。さらばだ…友よ」
ともだちの成長がさみしくもあり、ちょっぴり嬉しくもあり。子離れするお母さんのようでもあり。切ないのう。
しかし、チェイスは渋谷のハチ公交差点の雑踏の中で、新たな仮面ライダー登場のニュースを眺めながらひとり心の中で呟く。
『俺が、仮面ライダー…。今更そんなことが許されるのか?』
チェイスの苦悩は、まだまだ続きそう。
剛「みんなチェイス派かよ!」
剛は、姉ちゃんがチェイスを仲間に引き入れようとしている事に苛立ちを隠せない。剛は進ノ介が怪我したことについて、霧子を責める。
剛「姉ちゃんさ、進兄さんに申し訳ないと思わないの?姉ちゃんがあんな奴、迂闊に信じたからだろ?」
霧子「チェイスは悩んでいるのよ。まだ自分の行くべき道が見えていないの」
剛「自分の道が見えていないのは、姉ちゃんもじゃないか!進兄さんならともかく、機械人形とのラブロマンスなんて俺はゴメンだからね」
剛はロイミュードを仮面ライダーに仕立てようとしていることも許せないし、何よりも自慢の姉ちゃんが、チェイスに心を完全に奪われているようにしかみえないのが気に食わない。
しかし、剛の目の前でロイミュードに殺されかけた姉ちゃんを救ったのは、チェイス。しかも自分と同じようなドライバーで変身して。剛は何も出来なかった。
チェイスに借りを作ってしまった剛は、今回は走り去るチェイスを忌々しげに見送りますが…次はどうなるかわからない。
一方、チェイスの雄姿を見送る霧子ちゃんは、今までにない晴れやかな顔を。
進ノ介「俺がみたことのない、いい笑顔しやがって」
霧子「べ、べつに笑ってません」
進ノ介「わらってんじゃん」
霧子「笑ってません!」
進ノ介「笑ってるって言うんだよ」
霧子をからかう進ノ介も嬉しそう…って、あれ?
進ノ介は霧子ちゃん争奪戦に参戦しないのー?これ、完全にオトモダチポジションじゃん。せっかくだから剛も含めて、3人の男で争いませんか?その方が私的には楽しい!進ノ介、頑張れよ!
*26話のシフトカーさん達。
顔つきもきりりと、特状課の捜査会議に堂々と参加するシフトカーさん達。
ベルトさんはダルマの上に乗っかると、ダルマの顔つきがきりりと見えます。あら不思議。
みんなのお手伝いが表立ってできるようになった嬉しさで、シフトカーさんたちのお顔がキラキラしてる(ように私には見える)。デコトラさんは、ゲンさんと堂々と仲良くしていいのよ。
チェイス「またお前達か…。あの女にもう来るなと伝えろ」
霧子ちゃんの頼みを聞いて、チェイスさんの説得に日参する、ベガスさん、キャブさん、モンスターさんがけなげ。なんとなくモンスターさんみたいなちょいワルは、霧子ちゃんみたいな優等生タイプのオンナノコに頼み事をされると弱い気がする。がんばれ!
*泊進ノ介とロイミュードと警察
今回やっとハート様達のナンバーが明かされました。ハートが002で、ブレンが003。そして、今回表に出てきて融合進化態を生み出したのが001。
001「やあ、メディック。007のコアを治してくれてありがとう」
メディック「どういたしまして。素晴らしいですわ。融合進化態」
001「ブレンにどうしても…と頼まれてね」
メディック「やっぱり」
001「よほどハートの役に立ちたいらしい。ハートはまさに王の器だ。私はいままでどおり、裏からそれを支えるよ」
メディック「頼もしいけど…相変わらず不気味な男」
背後の鏡に映るメディックの姿。その虚像が001に変化して、メディックと会話するも、メディックが振り向くと001は姿を消してしまう。
誰も知らない幻のロイミュード。
どうやら、ハートや他のロイミュード達にも、あまり姿を見せたがらない様子。しかし、ここは参謀としてのブレンが力を発揮。001の右腕となって、001を担ぎ出した。
001がコピーした人間は国家防衛長官で参議院議員の真影壮一。どうやら警察に大きな影響力を持つ人間のようです。
ブレン「融合進化態…斬新で、革命的で、素晴らしい発明になりましたね、先生」
001「引き続き楽しもうじゃないか、ブレン。幸いこの人間世界…悪人だけは、掃いて捨てるほどいるからね」
そしてイヤミな一課課長、仁良は、特状課の監視を請け負った、真影の子飼いのイヌでした。まさか、真影がロイミュードであるとまでは知らないだろうけど、どうやら進ノ介のお父さんの死について、なにか真影に吹き込まれている様子。
仁良「まあ、せいぜい気をつけてがんばるんだね。やはり警視庁の花形だった君のお父さんみたいにならないように」
父の死について、不名誉な匂いをちらつかされ、気が気でなくなる進ノ介。
そんな時に本願寺課長から、警視庁上層部にロイミュード関連の情報統制をしている者がいる可能性が指摘されます。警察のお偉いさんの中にロイミュード側の人間がいるかもしれない。そして、敵の総ボス、001が007のコアを回収するのをベルトさんは確かに見た。
今までは、警察の内部でも存在を極秘にすることで、仮面ライダーを守ってきたけど、かなりの数の人間に進ノ介が変身するところを見られてしまった以上、上層部にバレるのは時間の問題。さらにロイミュードの総ボスが動き出しているとなれば、存在を公にしてしまった方が、安易に上層部の力で仮面ライダーや特状課の存在を消しにくくなる…ということか。
本願寺「私も伊達にお偉いさんを接待しまくってた訳じゃないんでね、まかせといてねー」
ゲンさん「不思議だぜ…いつも通り適当な感じなのに、妙に説得力が出てきた…」
課長、底が知れぬ男よのう。
進ノ介は父の死の真相が知らされてないのも、ロイミュード関連の情報統制の一環ではないかと勘ぐる。
さらに、ハートからもロイミュード001と父の関係が匂わされ、進ノ介は我を忘れる。
ハート「あいつは影から物事を動かすのが好きなのさ。恐らく、お前にも因縁浅からぬ相手だぞ、泊進ノ介」
進ノ介「まさか…そいつが父さんを?そいつの事を全て教えろ!」
霧子の出動要請を知らせる声も耳に届かず、進ノ介はハートに挑みかかり、腕に大怪我をしてしまう。
007の襲撃をほっといてハートと戦い、大勢の警官を危険に晒したことに落ち込む進ノ介。
進ノ介「仁良さんの言うとおりだ…あの世の親父が怒ったんだ、きっと。警官の肩には大いなる責任が負わされている…親父の口癖だった。あの日、俺も親父みたいになるって誓ったのに。俺は自分のことで頭が一杯になって…このざまだ」
しかし、ベルトさんから意外な言葉をきかされる。
ベルトさん「知っていたんだな、進ノ介。君の父親の死に、まだ謎があることを。私も本願寺も、それに001が関与していたんじゃないかと探ってたんだ」
どうやら進ノ介のお父さん、泊英介は本庁ではかなりの有名人だった模様。
本願寺はどこまで事実を把握しているのか、そして進ノ介の父の死の真相は?引っ張ってきましたよー。
前回、警察上層部と進ノ介達が対立する展開くるんじゃないかなあ、と言ってたら、もう来ちゃったよ。展開はやっ!
上層部に001ロイミュードが食い込んでいるという設定は、しばらく伏せておいた方が面白かったかもしれません。しかし、リーガルな存在に主人公達が立ち向かうという設定は、こども達の目には「反体制」に映りかねないので、早々に手札を開示する必要性があったかと。こども達には上層部は悪い奴に操られてるんだよー、と事前に説明しておけば、進ノ介達が自分達の上司に噛み付く言い訳が立ちます。そのために、一課課長仁良のキャラも、すごくわかりやすい悪役に作ってある。
さて、手札を見せた上で、どう話を引っ張っていくか?この方が作劇のハードルは上がるのですが、それがニチアサの醍醐味であり、腕の見せどころ。制約を逆に活かして、どんな展開を見せてくれるか楽しみにしてます。