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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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仮面ライダードライブ 第30話 英介と進ノ介の感想

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根岸に狙われて、特状課に保護された元弟分、丸谷。捜査一課の動きがアドバイザーのブレンに掌握されている以上、上の人間は信用できない。

本願寺「さーって、我々は丸谷さんを全力で守りましょう。今の警察上層部は信用できませんからね」

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きりっとかまえる、本願寺と究ちゃんとりんなさん。わー…なんか頼りない面子が残っちゃったよ…大丈夫かなぁ…と思っていたら、案の定、らぶりー仁良課長が丸谷の身柄を引き取りに。

本願寺「はい、承知しました。丸谷さーん!」

わさわさわさわさ丸谷さんが次から次へと入ってきて、あっという間に丸谷で特状課は一杯に。

本願寺「どうぞ、お好きな丸谷さんをお連れくださいませ」

ねっちょり仁良課長あっさり降参。

りんな「ふふ、よくやったぞ!カラフルコマーシャル」

カラフルコマーシャルさん、先日の進ノ介君謹慎処分の誤魔化し方といい、今回といい、いい仕事しています。カラフルコマーシャルさん、私の中でひっそり仁良対策本部長に任命、仮面ライダードライブ第30話感想。
これ、ひとりひとりの丸谷さんをよっく見てみると、意外と調子乗ってるよな。映像素材を撮る時、丸谷さん、カメラの前でノリノリだったと思われる。しかし、この一瞬の為に、何時間かけて撮ったんだか。特状課、やっぱり暇だわー。

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さて、12年前の進ノ介の父親が殺された強盗事件、全容があきらかに…というわけには行きませんでしたが、ロイミュード001の記憶書き換え能力が明らかに。耳の後ろに氷の針で傷をつけることで、対象者の記憶改ざんを行えるようです。
あと12年前の事件には、001が関わってることがわかりました。英介がかばった少女、ゆかりの証言で、その場に001がいたのは明らかになりましたが、誰が本当に英介を撃ったのか、ゆかりちゃんの目線からでは、英介自身が壁になっているので、わからない様になってるのよね。

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そして重要なことがもう一つ。チェイスのプロトドライブの記憶が明らかになることで、001の人間態が防衛局長官・真影であることが進ノ介達に明らかになりました。
しかし、よりによって、真っ先に再生された記憶が改造手術直前って…。あやしげな手術道具を手にしたハート様たち、楽しそう!悪役はかくあるべし。昔のSFで、人が死ぬ直前に見た映像を網膜から再現できる…てのがあったように記憶してるのですが、それと同じ感じかしら?ところでチェイスさん、記憶映像を外部に投影できるシステム持ってるんですね。スターウォーズのR2-D2っぽいな。チェイスさんのいろんなとこを押してみると、もっといろんな隠し機能が出てきそうな気がしないでもない。つむじをおすと、くちから火をはくんだぜ、きっと。

*チェイスと剛

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チェイスにはどうしても「家族」というものが、わからない。我を忘れて被害者をほったらかしにしていたことを謝る進ノ介へ、チェイスは質問する。

チェイス「『家族』とは、そんなに人の心を乱すものなのか?お前も、霧子も、剛も、家族が絡むと平常心を失う」
進ノ介「…乱すものじゃないな。大切なもの。だから問題が起きると、つい乱れちゃうんだ」
チェイス「つい…乱れちゃう?」

進ノ介が乱れちゃうって言ってもあまり違和感ないけど、チェイスが言うと違和感すごいな。チェイスの人、顔は甘いんだけど、声がばりしぶだからかな。それはさておき、視聴者の耳に爪痕をのこしたのと同じ位、この言葉はチェイスのメモリに刻まれる。

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一方、剛はあやしげな中華街の小料理屋で、ブレンと行動を共にしている。

ブレン「見事でしたよ、仮面ライダーへの攻撃。まあ、逃がしはしましたが…次も期待しています」
剛「ああ」

剛はおとなしいものの、ブレンに背を向け、不機嫌な顔は崩れない。

ブレン「そうしていると思い出しますね。裏切り者のチェイスのことを」

ブレンとは別行動をとっているハート様は、剛を仲間に引き入れたことをメディックから聞く。メディックもハートもどうやって剛を仲間にしたのか、いぶかしむ。

ハート「まさか…あいつ…」

ハートは、001の関与を疑う。
チェイスも、丸谷の耳の後ろにつけられていた001の傷から同じことを疑い、自らをおとりにして、剛をおびき出す。

チェイス「霧子からの連絡は無視しても、俺のところには来るとは思った」
剛「誘い出した…っていいたいの?」
チェイス「耳の裏をみせろ」
剛「え?何て?」
チェイス「みみの うらを みせろ」
剛「…ああー!もう!調子狂うなあ!とにかく今日こそお前を倒す!」

剛とチェイスは変身して戦うものの、剛はチェイスに押さえつけられて、耳の裏を見られる。
はたして、剛には001がつけた記憶改ざんの傷が。
そのことを確認したチェイスは、剛を打ち捨てて、立ち去ろうとする。

チェイス「用は済んだ」
剛「おい、いいのか、とどめ刺さなくて?俺は何度でもお前を倒しにいくぞ?」
チェイス「…俺にもわかる。お前を倒すと霧子の心が乱れる」
剛「…!お前には、言われたくないんだよ…!」

自分が霧子のことを一番に考えて、チェイスを倒す筈だったのに、チェイスが1番霧子の気持ちを理解し、彼女を傷つけない行動をとっている。これは剛にとっては最大の屈辱。

一連の剛の会話の流れをみると、どうやら霧子を大切に思う気持ちと、チェイスへの嫉妬の気持ち、ここは以前と全く変わっていない。ただ、001の記憶改ざんによって、「仮面ライダーは敵」と強烈に思い込まされている様子。姉ちゃんは仮面ライダー達に騙されているから、今は連絡があっても電話をとらない…といったところでしょうか?
001はどのように剛の記憶を書き換えたのか。どんな偽の記憶を刷り込まれたのか、興味深いところ。

チェイスは霧子に剛の傷のことを伝えようとしたものの…「乱れちゃう」、この言葉がひっかかり、霧子に嘘をつくことになる。

チェイス「剛の耳の裏をみた。001の傷は無かった」
霧子「え?あえたの?剛に」
チェイス「…ああ」
霧子「そっか。そうなんだ。記憶を書き換えられてないとしたら、きっと剛には何か目的があるのね…。ありがとう、チェイス」
ほっとした表情をみせる霧子。
ところで、チェイスは今回、霧子のために相当動いているような…。霧子のために、剛をおびきだして傷を確認し、霧子のために剛を殺さず、霧子のために嘘をつく…。チェイスさん、これ自覚なしにやってんのかしら?おやおや?ロイミュードであるチェイスは、新たな人間の感情を手に入れつつあるのかしらねぇ?


*進ノ介と霧子

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チェイス「人間を守るのが仮面ライダーの使命ではないのか?」

お父さん、英介の死の真相を知りたい余り、感情が暴走気味だった進ノ介。チェイスの一喝で頭が冷えた。

進ノ介「昨日は悪かった。12年前に起こった事件の中で親父が殺されたんだ。その事件の真相に近づけるかもしれない…そっちに頭が行きすぎて、目の前の被害者を見失っていた。あんたのおかげで目が覚めたよ。さすが仮面ライダーの先輩だな」

自分の過ちを認めて、素直に謝ることのできる進ノ介がすごい。
進ノ介がないがしろにした被害者、丸谷は、更生したとはいえ元犯罪者。しかも、自分の父親を殺したかもしれない人間に肩入れしていた男。
そんな男より身内のことを優先してしまうのは、人間の感情としては当然のこと。それを言い訳にして、自分の行動を正当化することだっていくらでもできたはず。
しかし、進ノ介はそうしなかった。

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一方、事件の背後にいる001に記憶を書き換える能力があるということを知らされた霧子は、剛がブレン側についたのもそのせいだとにらみ、平静でいられなくなる。
ゆかりちゃんには、001による傷がなかったかも…と聞くやいなや、ゆかりちゃんに事情を訊く為に飛び出して行く。あわてて、後を追う進ノ介。
進ノ介は、剛を心配するあまり、被害者の気持ちをないがしろにする霧子の姿を目の当たりにする。

霧子「泊警部補を撃ったのは、本当に根岸だったの!?現場で怪物をみなかった?人間に化けたりしてなかった?あなたが見たもの、全部話して!!」

怯えるゆかりちゃんに向かい、厳しい表情で詰問する霧子。その姿は昨日、丸谷に向かって詰め寄った進ノ介自身の姿とだぶる。俺は、怒りに我を忘れたとはいえ、こんな酷いことをしていたのか…。進ノ介の口から言葉がでた。

進ノ介「やめよう、霧子」
霧子「泊さん!どうしてですか?001の正体がわかれば、剛をあやつってるかもしれない奴が、泊さんのお父さんを撃った真犯人が、判るかもしれないんですよ!?」
ムキになって反論する霧子。しかし、悲しそうに、静かに進ノ介は返す。
進ノ介「それでもだ。思い出したんだよ、俺。真実を突き止めたいからって、人を傷つけるようなことはしちゃいけないって。…俺達は市民を守る警察官なんだから…だろ ?」

ハッとしてゆかりちゃんを振り返ると、彼女は完全に怯え切って部屋の片隅でうずくまって、母親になだめられている。進ノ介と霧子は2人に向かって深々と頭を下げると、退出した。

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進ノ介は、病院のカフェテリアに霧子をを連れて行き、落ち着かせる。

進ノ介「悪かったな、さっき。お前も剛のこと心配なのに…」
霧子「いえ、私が馬鹿だったんです…。でも、真実から遠のいちゃいましたね」

落ち込んでうなだれる霧子に、謝る進ノ介が優しいなあ、おい!
進ノ介としては、霧子が熱くなってしまった後、しぼむ気持ちも他人事でなくわかるので…ってとこでしょうが、ふつうここまでデキる男はなかなかいない!
そこへゆかりちゃんの母親がやってきて、進ノ介達に声をかける。彼女は、先ほどの霧子の詰問とやりとりから、進ノ介が12年前に娘を守った刑事、泊英介の息子だということを察していた。彼女は進ノ介に深々と頭を下げ、守ってくれてありがとうございますとお礼を言う。
その姿を見て、進ノ介は確信を得る。

進ノ介「親父が導いてくれたのかな?霧子、きっとこれで間違ってないよ。俺達の一番の使命は人を守ること。001のことは焦らず調べよう」

このところ心をかき乱し、足枷ともなっていた父親のの存在、遺志が、進ノ介の心の支えに戻った瞬間。
警察として、仮面ライダーとして、泊英介の息子として、進ノ介は1番大事なことを思い出し、こころに刻み込んだ。
直後、ゆかりちゃんが根岸の融合進化態に襲われても、根岸を捕まえるより、彼女を守ることの方を優先した。ドライブが身を呈して、根岸の攻撃からゆかりをかばう。その姿は12年前の英介と同じ。

進ノ介「逮捕してくる。君は絶対俺が守るから」
英介「大丈夫か?おじさんがまもってやるからな」

ゆかりは当時のことを思い出し、事件が収束したあと、12年前に001と胸に数字が書かれた怪物を見たと、進ノ介に伝える。
進ノ介が無理に相手を問い詰めようとせず、守るという使命に徹したことで、最終的にゆかりちゃんが心を開いた。そして、重要な情報を得ることができた。このことも重要だったかもしれない。
しかし、12年前に父親が守った女の子を、進ノ介も守り通したことで、父の遺志を本当の意味で継ぐことができた。進ノ介にとっては、こっちの方がもっともっと重要なこと。たぶん、進ノ介の方はもう大丈夫。

問題は…詩島姉弟のほうだな。さてどうなっていちゃうのか?

*おまけ
てれびくん超バトルDVD「シークレットミッション ホンモノの力!タイプハイスピード誕生!」を みましたー。
027ロイミュード(人間態も関智一)が「てれびくん」のニセモノ、「てびれくん」を露店販売し、よいこの皆を困らせるというお話。この「てびれくん」の表紙と特集がシャドームーン様!うちの旦那が「人(?)選としてはわからなくなくもないんだけど…なんか切ない」と嘆いておりました。

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そして、児童雑誌シリーズは皆がシフトカーさん達をイイコイイコしてくれるので、なんか嬉しいです。

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