ハート「メディック、ブレンの復活を急いでくれ。俺も含めて超進化態は2人になった。一刻も早く約束の数を揃えたい」
メディック「了解しました。ハート様」
ハート様のためならばと、にこやかに引き受け、ブレンのコアにずかずか歩み寄って行くメディックちゃん。
ブレン「うっそだぁ!どうせまた焦らされるんだぁ…」
もう何度も潰されて、すっかり怯えたブレンの尻尾(?)をむんずといまいましげに掴むと、ぐいぐい引っ張っていくメディックちゃん。あ、顔怖い。ハート様の手前、元に戻してもらえそうだけど、なんかすっごく痛い方法でやられそう……。
…ま、まあ、やっと復活できそうでよかったねえ、ブレン。仮面ライダードライブ39話感想。
ところで、ブレンのコアの周りに出来てた風船ゼリーみたいな膜って、あれかな?なんども潰されたので、体を保護するために自然進化したのかしら?
夏映画の監督、柴崎監督参戦。そんなわけで、どうやら夏映画のクリムの正体に関する仕込みと、008の超進化への引きがメイン。
ラストは、いままで行方知れずだった004が現れて、森の中に落ちて変身解除した進ノ介から、ベルトさんをむんずと奪い取る…。
あれ?これもしかして、夏映画のクリムの正体、次回にもテレビでばらしちゃう?
うわー、テレビと映画を連動させると、どこで、いつ、何の情報を出すのか、この最終回間近の時期に、どこまで本編と内容を絡ませるか、すっごい難しい綱渡りをしてる。
映画を見ていないとテレビ本編がわからなくなってしまうのは避けたいし、かといって映画にはできるだけ人を引っ張りたいし。どういうふうに持って行く気なのか、
すごく興味深く見てます。
私、よく公開直後に映画のレビューを書くとき、どこからがネタバレなのかすごく悩むんですが、制作サイドのネタバレの線引きの仕方をとくと勉強させていただきますぜ。
*40話の事件
ドライブ中のカップルがロイミュードらしき男に襲われ、女性だけが連れ去られる事件が多発。しかも女性は皆美人!
それなら、我が特状課にも美人はいますよー、ということで、ゲンさんとりんなさん、進ノ介と霧子ちゃんがそれぞれカップルになって、おとり捜査に。
りんな「さあいきましょう!げんぱちー!!愛のロードをまっしぐらよー!」
ゲンさん「…なんでそんなにノリノリなんだ、先生…」
おや、りんなさん1人でウキウキ。もしかして、ゲンさんとの恋は、りんなさんの独り相撲なのか?そうなのか?あらどうでもいいことが気になっちゃう。
霧子「ちゃんとカップルぽく見える努力をしてくださいね」
進ノ介「こっちのセリフだよ」
一方、進ノ介と霧子ちゃん、捜査会議時は、お互いに憎まれ口を叩いていたものの、いざ霧子ちゃんの本気モードデート仕様に、進ノ介君かなりどぎまぎ。
進ノ介「…結構がちで可愛くきめてきたな…」
霧子「え?なにかいいました?」
進ノ介「え?…なにか言ってないよ?」
わー!なに?この、中学生がちょっと気になる女の子とうっかり2人きりになってしまった時のような雰囲気!霧子ちゃんも、もしかしてある程度意識はしてる?うーん、読めねえ!
究ちゃんの絞り込みの成果もあって、りんなさんカップルの方にロイミュードが食いついた。現れたのは008。銃を構えたゲンさんを大風で吹っ飛ばし、りんなさんの方に近寄って行く。しかし、かなりの美人であるはずのりんなさんをしげしげと眺めるなり、「ハズレだな、こりゃ…」とひとこと。
むっかー!!失礼な!
こいつ、もしかして自分のことを棚にあげて、25歳以上は女じゃないと抜かすようなタイプの奴か?りんなさん、そんなやつ蹴っちゃっていいよ!と思ったらホントに蹴った!!
いいぞ、やっちまいなーと思ったら、進ノ介が駆けつける。ここは、りんなさんにかたをつけてもらいたかったが、しょうがない。
人前で変身したがらなかった008も、ついに進化態トルネードに。ぶつかり合うトルネードとドライブ。
トルネードは大風を自在に操り、
ドライブに肉迫する強さだけれど、タイプトライドロンを前にすると、やはりちょっとだけ分が悪い。やはり超進化態になる方が先だと、008は早々に退散。
ハート「そうか、お前も超進化を目指してのこと…」
008は自らが超進化態になるために、女性たちを集めていた。しかし、008にとってはりんなさんは論外(!)だったらしいが、他の拉致した女性達も、どうやら彼の超進化への感情の昂りを起こさせるに至らなかった模様。
特状課に自ら存在を明かした蛮野博士の情報によって、進ノ介達は008が誘拐した女性たちを監禁している場所へ急行。
しかし、女性達を保護するために共に現場に来た霧子に、008の目が留まった。
あれこそは自分を超進化させてくれる女!
仮面ライダー達との戦いは超進化態のハートにまかせ、008は大風と共に霧子を拉致。
さらわれた霧子姫の運命や如何に?
*詩島剛と泊進ノ介
進ノ介「目撃者によると、ロイミュードのナンバーは008。女性をさらうなら、もっと目立たない方法もあるはずだ。何か理由がある気がする」
剛「ロイミュードの事情なんて知った事か!とっとと撲滅あるのみ…だろ?」
進ノ介「そりゃそうだが…。奴らの中には、限りなく人間に近い精神構造で動いている奴もいる」
剛「はあ…やっぱ甘いな、進兄さんは。機械は機械、ぶっ壊すのみだ」
やはり、ロイミュードに対する考え方の違いが、剛と進ノ介の間で徐々に大きくなっていきそうな気がする。決定的な亀裂につながらないといいんだけどな…。
*蛮野天十郎とクリム・スタインベルトと詩島姉弟
最近の剛は、特状課より先にロイミュード事件の現場に駆けつけたり、前回、ハートの超進化態攻撃から皆を謎のバリアで守ったり、なんかおかしい。
ベルトさんは剛に訊ねる。
ベルトさん「剛、君はある科学者の意識体を隠し持っているんじゃないか?」
剛「…やっぱ、お見通しだったか…」
蛮野「もうそろそろ仕方あるまい、剛。頃合いだ」
ベルトさん「その声は…やはり蛮野!?」
かつての親友との再会を喜ぶかとおもいきや、ベルトさん激昂。蛮野に言われていたとおり、多少の反発は予想していたものの、この怒り方は剛にも予想外。
ベルトさん「共闘だと!?今更何を言う!絶対にNOだ!あり得ない!」
剛「でもクリム!あんたと父さんの頭脳が合わされば、一気に残りのロイミュードを全滅できるだろ?」
ベルトさん「いいかね?蛮野がその姿でいること自体、私のベルトのシステムを盗んでいた証拠だ!」
ベルトさんは10話で、親友であった蛮野の頼みを断りきれずに、ドライビングコアを渡してしまったと言っていました。
が、それは万一、霧子達に蛮野博士が父親だとわかった時のための方便で、本当は騙されて盗まれたのかもしれない。
だが、蛮野は殊勝な声で、ベルトさんを説得しようとする。
蛮野「クリム、私も反省したんだ。過去の恨みつらみはこの際捨てよう」
ベルトさん「君にだけはそれを言う資格はない!」
ふむ。蛮野には、クリムに恨まれることをしたという自覚はあるのに、そのことを謝らずにチャラにしようって言ってるんだよね。…なんか、やな奴。
剛「まあ、落ち着いてよ。俺には、一方的にクリムが荒れてるようにしか見えないけど」
みかねた剛が仲裁に入り、ベルトさんが黙り込んだところで、006と008の邪魔がそれぞれ入り、ベルトさんはトライドロンで、008のもとへ。
剛はいったん蛮野のタブレットを自分のリュックの中に隠して008との戦いに出て行く。
蛮野「実際…頃合いのようだ」
タブレットのくせに、自力移動の能力を持っているのか、剛が戻った時にはタブレットの姿はなく。
蛮野は、いつの間にかドライブピットに潜り込み、あろうことかドライブピットの機材を自在に操っている。
剛「父さん!どうしてここに?」
剛は思わず声をかけてしまい…姉ちゃんが後ろにいた!
蛮野は、剛の衝撃をさほど気にするでもなく、驚く進ノ介達に自己紹介を。
蛮野「仕方ないだろう、剛。もう、全てを明かそう。私は、蛮野天十郎。ロイミュードの生みの親にして、霧子…君と剛の父親だ」
いままでの剛の努力がすべて無駄に…。しまった…と思いながらも、バラした父を責めることなく、霧子にちゃんと謝るところが、剛の素直なところ。
剛「今まで黙っててごめん、姉ちゃん…。俺も最初はロイミュードの生みの親が自分の父さんだなんてショックだった。だから…姉ちゃんに知られる前に、奴らをぶっ潰そうって思ってた」
剛が霧子のことを思って隠していた気持ちを慮り、その場では何も言わない霧子。
そして、蛮野は勝手にドライブピットに入り込んだ非礼を詫びるでもなく、さらっと申し出る。
蛮野「今回の事件の解決に手を貸そう」
ベルトさん「いや、そんな事は許さないぞ!蛮野に関わってはいけない!彼の言うことを聞くな!こいつは…悪魔なんだ!」
霧子「クリム…」
剛「何があったかは分かんないけど、2人で協力すればまたやり直せるんじゃないの?」
ベルトさん「ダメだ!それはあり得ない!」
ベルトさん、大興奮。そのなみなみならぬ様子に、進ノ介もびっくり。
蛮野「泊君、クリムは興奮している。冷静に判断してほしい。私は既に008のアジトを掴んでいる…」
敵ではないという証拠を見せようとしているのか、蛮野は情報提供をしてみせるが、かえってロイミュード達との密な繋がりを感じさせる。怪しむ進ノ介達に蛮野は答える。
蛮野「私はネットワーク世界の神に等しい」
…まあ、本体がタブレットだしね。ネットワークに入りこむのは、ロイミュード達と同じで、得意なんでしょう。
進ノ介「分かった。とにかく、まずはこの場所を調査してみよう」
ベルトさん「お、おい!?待て!待つんだ進ノ介!」
剛「進兄さん…OK!そうこなくっちゃ!」
進ノ介が父さんのいう事を信じてくれた…と素直に嬉しい剛は、いそいそと008のアジトまで、霧子と進ノ介とベルトさんが乗っているトライドロンをバイクで先導。
その道中、さすがに蛮野の話で受けたショックが大きいのか、トライドロンの中で沈み込む霧子に、進ノ介は声をかける。
進ノ介「霧子…お前は大丈夫か?」
霧子「はい…急に父親だと言われて、少し混乱しただけです」
ベルトさん「すまん…感情的になりすぎた。霧子や剛の気持ちを考える余裕がなかった」
ベルトさん、霧子達の目の前で、仮にも父親である蛮野を悪魔呼ばわりしてしまったのを悔やんでいる。ベルトさんは頑固なんだけど、悪いと思ったらちゃんと謝る人だよね。
霧子「泊さん。蛮野博士は本当に信用できると思いますか?」
当然、霧子は蛮野のことを父親だと言われても、すぐに認められるわけもなく。
むしろ、父さん父さんと、かなり蛮野に肩入れしてしまっている剛の方が心配のよう。
そんな霧子に余計な心配をかけさせまいと、進ノ介は、冗談めかしてベルトさんの頭を、親愛の情をこめて叩く。
進ノ介「まあ、天才科学者なんて大体胡散臭いからな」
ベルトさん「ひ、ひどいぞ進ノ介!」
そう、ベルトさんだって、最初は秘密だらけで胡散臭い奴だった。
進ノ介は、ベルトさんを最初に使った時と同じように、役に立ちそうな蛮野博士の情報には割り切って乗るけど、一応疑ってかかってもいる。
とりあえずひとっ走り付き合ってみて、見極めようとしている感じ。
進ノ介「俺には、たった一つだけ無条件に信じてるベルトさんの気持ちってやつがあるんだ」
ベルトさん「ん?」
進ノ介「それが、蛮野博士にあるかどうかだ」
果たして、戦いの最中に蛮野が操るライドブースターが現れて、剛と進ノ介を攻撃!進ノ介は撃ち落とされて、森の中に落ちてしまった…。
もう、私、剛の気持ちを考えると…すっごいへこんでます…orz。蛮野め…、剛の気持ちを思いっきり踏みにじりやがった。
*チェイスと免許
チェイス「無理だ、剛。お前の免許は二輪だけのはずだ」
剛「あん?うるせえなー。おまえだって持ってないだろ?」
チェイス「俺は今、免許をとっている」
おとり捜査に参加したがる剛に対して、チェイスさん、冷静なツッコミ。剛はぶっ飛び。
剛に向かって、教習書類をぐいぐい目の前にだしてアピールするチェイスさんが、無表情なんだけど…とても無表情なんだけど、なんかすっごく嬉しそう。おともだちに新しいおもちゃをみせるこどものようだ。
教官「発進して下さい」
チェイス「任せろ。安全確認のルールは全て覚えた」
また実技教習で、かっちり前後確認するとこなんか、無表情なんだけど、すっごい得意げ。可愛いなあ。
なぜか一緒に4輪免許を取ることになってしまった剛は、ベルトさんと共に、チェイスの教習を見守る。
剛「マジかよ…あいつ、何はりきってやがんだ?」
ベルトさん「人間と同じ証明書がもらえるのが嬉しいんじゃないかね?」
ですよねえ。うんうん、チェイスが無表情なんだけど、喜んでるみたいでなにより。なんかもう2人ともチェイスの父兄さんみたいだな。
チェイス「緊急の用ができた。少し講習を抜ける」
そして、教習所を襲ってきた006達と剛が戦ってるのをルームミラーで確認するいなや、チェイスさん、華麗に縦列駐車を決めて、変身。ぼうぜんとする教官を残して、剛のサポートへ。
…と思いきや、マッテローヨ状態の信号アックスを剛に預けて、自分はそのまま戦いに。律儀に待ってる剛からイッテイーヨ状態になたアックスを奪い取って、雑魚敵をすべてどーん!
「チェイス、おま…」
「大丈夫か、剛?」
「見せ場とってくれなんて頼んでねえぞ!?」
「ふむ、そうか」
チェイスもなんやかんやで剛に甘えているみたいで、なにより。案外、チェイスは剛のことを1番気に入ってるのかもしれぬ。
なんか、チェイスが世間知らずのお兄ちゃんで、剛が世話焼きの弟のように見えてきた。うん、いいコンビじゃん。
ところで、なんで急にチェイスが免許をとることになったのか。
まあ、仁良さんが以前、機械生命体の仮面ライダーとして、チェイスの存在を世間に公表しちゃったし、ロイミュードとはいえ、警察組織のお手伝いをしている以上は、世間的に道交法は守らせなきゃいかんでしょ…というお堅い理由だと思っていましたが…。
チェイス「俺にもくれないか…?」
進ノ介「免許がないともらえないんだ」
チェイス「…めん…きょ?」
映画の特典のためですか!?メルセデス・ベンツのお店でステッカーをもらうためですか?!いや、仮面ライダーが、ベンツとコラボするという事実に、私も少なからず興奮はしてますけどね。
さて、映画館でもらえるのは進ノ介、剛、チェイス、いずれかの免許証。誰の免許が貰えるか、とても今から楽しみ。