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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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手裏剣戦隊ニンニンジャー 第23話 最強忍者霞ちゃんの感想

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連日の猛暑が続きます。東京を始め、各地で連日の35度超え。皆様、お元気ですか?私はいろいろヤバいです。ああ、もうこんな中、仕事したくねーよぅ。

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ほら、皆のアイドル有明の方も、公園のベンチでぐったりでございます。
美味しいカキ氷のシロップにするため、とりあえず公園の子供を怖がらせて恐れの力を集めていますが、テンション低め。

有明「わらわこそ…武士すらひれ伏す美魔女ー…はい」
途中差し出された冷やし抹茶を、ぐびりと飲みながら名乗りを。
有明「ありあけのかたー↓↓」

やる気なさそー。夏こそはお化け屋敷のシーズン、今こそ妖怪の出番というのに、妖怪のやる気すらも奪う日本の夏、恐るべし。手裏剣戦隊ニンニンジャー第23話感想!
「夏休みを満喫して、うらやましやー!」
と叫んで散った、今週の妖怪、ユキオンナさんに全面同意。あーもう!夏休み取ってだらだらしたいよ~!うらやましいよー!

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夏休みスペシャル第一弾、というわけで、無敵の霞ちゃんを陥れるべく、男子組で肝試しやろうぜ回。昔、小学校の林間学校とかでよくやったよなー。が、結果的には霞ちゃんの怖ろしさを再確認し、男子どもの心胆寒からしめたでござるの巻。おおう、幽霊なんぞより余程ぞっとしたわー。

*ニンニンジャー最強、最恐、最凶忍者、霞ちゃん

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キンジをして「あの伊賀崎流最強の霞お嬢ちゃん」と言わしめたように、霞姉には皆敵わないよね!という空気が出来上がりつつあるニンニンジャー。
頭はいいし、機転も効く。
好天からの夏の宿題である上級忍術を真っ先に習得しようとするあたり、テクニック面では抜きん出ている。
しかも、ちょいとニブチンで、なにやっても死にそうにない天晴をなにかと実験台にしたり、戦闘中、八雲やキンジを踏み台にしたり!
敵を騙すにはまず味方から、と作戦のためなら身内も騙す。
非情、まさに非情!しかし、忍者というかスパイとしては1番優秀なわけで。
さらにあの有明の方に、鏡花水月の術を使って、太陽を反射。紫外線をたっぷり浴びさせた上、この年頃の女性の不安心理を煽る煽る。いやー!やめてぇ!この時期は日傘と日焼け止めはもう手放せないのよう!

霞「夏の紫外線はお肌の天敵。日焼けはシミになりますよ」
有明「誰がシミだらけの老婆じゃ!!いずれ身の毛がよだつほど恐れさせてやるからー!覚えておくがよいー!…よいー…よいー…」

自らディレイを演出しながら退場する有明の方がチャーミング。

凪「すっげー霞ちゃん…」
キンジ「あっしたちを利用した挙句…」
八雲「口げんかで勝つとは…」

いや、口げんかというより、妙齢の女性の弱点を的確にみつけて抉っています…。ぐぬぬ、貴様は若いと思いおってぇ!今はお肌つるつると思い上がっておるが、20年後を見ておれぇぇ……はっ!思わず有明側に感情移入してしまった。

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そして、今回は妖怪側のみならず、ニンニンジャー側全部を手玉にとって、霞ちゃん一人勝ち状態。
風花「もはや霞ちゃんは怖いものなんてないよね」
霞「まさか!私にだって怖いものはありますよ」
風花「…え?なにそれ?」
霞「幽霊…です」

霞ちゃんをぎゃふんと言わせてやるとぷりぷりしていた凪の行動と、『身の毛がよだつほど恐れさせてやるから』と捨て台詞を残した有明の方の行動両方を予測して、咄嗟に自分の偽弱点情報をリーク。
それぞれに霞ちゃんの予想通りのアクションを起こさせたあげく、真っ先に妖怪にやられたふりをして、天晴達を誘い込み、つぎつぎに妖怪の犠牲に。
そして最後に残った凪への教育的指導を、きっちりやってのけたのでした。
霞ちゃんのことなので、当然まず派遣された妖怪の実力を見極めてから、この作戦を実行させたのでしょうが…。凪の末っ子的なずるさを戒め、同時に実践で彼の潜在的な能力を引き出すという、教師としては申し分のない指導方法なのですが…。
一歩間違えれば全滅パターン。怖い、怖いよ霞姉!

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キンジ「こいつは…いたずらの割が合わないでございやしたね…」
なんだかわからないうちに凍らされたあげく、いたずらのお仕置きとして最後に正座で反省させられる天晴、欧米コンビが哀れ。すっかりおびえきっとる。一生この3人は霞ちゃんに逆らえないであろう。

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霞「ふうちゃん、まきぞえにしてしまって、ごめんなさい」
男子組の肝試しに本気で驚き、年下の凪を果敢にかばって、凍らされてしまった風花ちゃんが哀れ。うん、霞ちゃんは風花ちゃんには大いに謝るべきである。あっさりいいよと許す風花ちゃんが、男前。そして、腕に冷気を受けて、きっとユキオンナを睨む風花ちゃんが、最高に男前でかっこよかったので、私的にはお得であった。

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そして、有明の方より派遣された妖怪ユキオンナさんに涙を禁じ得ない。幽霊ぽい容姿だからというだけで、季節外れに呼び出され、幽霊なら怖いけど妖怪なら怖くないと凪達に開き直られ、凪の上級忍術の練習台として、砂漠をさ迷わされ、バーベキューの鉄板でじゅうじゅう焼かれ…哀れ。

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そしてオチは、霞ちゃんは、実は非科学的で説明のつかない幽霊大好き!実際に幽霊に出会ったら、カメラもって追っかけまわすんだろーなー…怖え怖え。

風花「霞ちゃんって、ほんとは何が怖いの?」
霞「はい…今度は青く澄んだ海が怖いです」

そしてラストは『まんじゅうこわい』で、ちゃんちゃんと。
霞ちゃんの怖ろしさを、みんな骨の髄まで叩き込まれたお話でした。くわばらくわばら。
ほらぁ、皆、最初にやっくんのいう事聞いとけばよかったのに。八雲がいままで一番間近で、霞の怖さを何度も経験してるからのう。


*末っ子気質、凪

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凪「うまくできたら僕にも教えてよ」
霞「凪ちゃん、そうやって人に頼るのはいけません。自分からどんどん挑戦しないと、いつまでたっても大きくなれませんよ」

今回の事件は、凪のなんでも人に頼って、要領良く物事をこなそうとする傾向を、霞が戒めるところから始まりました。

獅子王「黄色い小僧と白いお嬢ちゃんは、すばしっこくて器用だが、まだまだ兄ちゃんたちを頼りすぎだな」

以前、獅子王に指摘された通り、凪は年上組の言うことをきいて動くことが多い。始めは参考書で忍術をわかった気になっていたり、英語の宿題をキンジや八雲に教えてもらおうとしたり、楽をしようとしがち。
すぐ上の子に教わろうとするのは、ある意味素直っちゃ素直だけど、自分で考えて動くことをしない。
風花ちゃんもそういうところはあるけれど、実生活では天晴の間の抜けたところをフォローしたり、凪と2人で戦わなければいけない局面では「やるっきゃなーい」と凪を鼓舞したりと、お姉ちゃんな部分を見せている。
そんな訳で、完全な末っ子気質は凪ひとり。
しかし、霞ちゃんにそのことをずばり指摘されて、こども扱いされたのが面白くない。

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凪「ついに突き止めたんだ、霞ちゃんの弱点!…幽霊だって!」

凪の話にすごい勢いで食いつき、円陣組んでよからぬ相談をひそひそぼそぼそする4人組が、小学生みたいで超可愛い。

凪「ニンジャ肝試しをやって、たまには霞ちゃんをぎゃふんと言わせようよ!」
八雲「いや…それは、どうかな…?」
キンジ「いえいえ、先程もいいように使われてしまいやしたし、たまにはこういうイタズラも楽しいかもしれやせん」
凪「やっくん、霞ちゃんが怖いんだ?」
八雲「…怖くなどない。いいだろう、付き合ってやる」

霞ちゃんをぎゃふんと言わせたい凪、みんなで仲良くいたずらをするのが嬉しいキンジ、なんだかわからないけど楽しいならいいやの天晴、そして、霞ちゃんの怖さを骨の髄までたたきこまれてる八雲。密談ひとつで性格でてんなー。

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そして、楽しい肝試しタイム。幽霊が妖怪だったらまずいから調べようと、幽霊がでるという噂の建物に霞ちゃんと風花を誘い出し、建物内に2人で入らせる。
キンジはゾンビ、凪は正統派幽霊、八雲は落ち武者。八雲、いやがってた割には、メイクノリノリじゃん。そしてキャーキャー怖がって逃げてくれる女子達。ああ!悲鳴が本気モード!
ほほう、これはお化け役冥利につきますな。
そしてとどめは天晴の赤ピーマン…しかし、2人は無視して駆け抜け…。天晴、ちょっと傷心。
それ、お化けじゃなくて、天晴の怖いものだから。ピーマンはこの時期千切りにして、きんきんに冷やしてポン酢かけて食べると、めちゃくちゃ旨いから。

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散々こわがる霞ちゃんを見て、おおいに溜飲を下げた凪達は、ちゃんとすぐに種明かしを。
しかし肝心の霞ちゃんは建物から出て来ていない。しかも、風花ちゃんは誰も化けてない『女の人の幽霊』を見たという。
肝試しの現場にホンモノが出たのかも…という怪談のお約束にそって、お兄ちゃんたちが次々に様子を見に行くも、誰も帰ってこない。しかたなく風花ちゃんと凪は様子を見に建物内に戻る。
そこでみたものは、凍らされてしまって動かない年長組。

凪「みんな…僕がこんないたずらを考えたから…ごめんなさい!ごめんなさい幽霊さん、もう許して!ごめんなさい…!」

錯乱してしまう凪に対し、まだ近くに彼らを凍らせた原因がいるかも、と神経を尖らせ、ユキオンナの気配に気がついて凪をかばった風花ちゃんは、わりとニンジャとして優秀だと思う。

凪「妖怪だったら怖くない!行こう風花ちゃん!」

が、2人で変身してユキオンナと対峙するも、風花ちゃんもついに凍らされて、ひとり残される凪。

凪「そうだよ、頼ってばっかじゃだめなんだ。僕が自分でがんばるしかないんだ!」

ここでやっと凪は実力を発揮。見様見真似で、ユキオンナに砂漠の幻をみせる上級忍術を披露。途中で術が解けてしまい、失敗はしてしまったものの、初めてでここまで出来る凪の潜在能力は高い。
もともと資格マニアだけあって、物事の要点をかいつまんで覚える能力はかなりある。ただ、その人生に保険をかけまくる性格故か、失敗を極端にいやがって、他の人が上手くできるのを見るまで、自分ではやらない子なんだろうな。
周りと同調することで、本来の自分の能力を無意識に押さえ込んでるところがあると思う。もったいない。

凪「やっぱ…だめだった」
霞「でも、思い切って挑戦したからこそ、少しだけでも成功したんですよ」

ここでようやく、霞ちゃんが登場して、妖怪をおびき出すための罠であったことをネタバラシ。
霞ちゃんの言ってることは、凪に対してはとても真っ当だし、的確だけど…。凪が自分で考えて戦える自信をつけさせたのは、とても素晴らしいことだけど…。

凪「妖怪が現れてもなかなか出てこなかったのは、僕が上級忍法に挑戦するまで、待っててくれたんだね」
霞「はい」

…いや、凪、それはどうかな!?
凪や他の男子に対するお仕置きの意図も絶対含んでたろう、これ。
かくして、霞ちゃんはニンニンジャーの女王として君臨することになったのである。おおう、身の毛もよだつほど怖れさせていただきました!

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有明「ぬうぅ!日本の妖怪は使えん!!かくなる上はヨーロッパから助っ人モンスターを呼び寄せるしかないのう」

かくして、3人の西洋妖怪、来日。有明の方が海外ネットワークを持っていたことにも驚いたが、妖怪が飛行機でキャリーケース引きずってやってきたことにもっと驚いた。パスポート…発行されるんだ…。

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