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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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手裏剣戦隊ニンニンジャー 第25話 ざますざますのドラキュラな感想

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有明「さっさと怖れの力を集めるのじゃ!フランケンの二の舞になるつもりかえ!?」

若くて美しい娘たちを映画のオーディションの名目で集めて、ほくほくのドラキュラに対し、有明の方はなーんか面白くない。詰め寄る人妻に向かって、ドラキュラさん、禁断のかべどん!

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有明「はう!?」
ドラキュラ「怒ってはせっかくの美貌が台無しというもの。美しきものの怖れを集め、奥方の美を磨いてさしあげよう」
有明「あはーん…よろよろよろよろ…」
有明の方、めろめろ。手裏剣戦隊ニンニンジャー第25話感想。
人妻のよろめき。一夏のアバンチュール…夏休みだなぁ。

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夏休みスペシャル第3弾。すんまへん、周回遅れつづいてます。だんだん夏休み終盤の宿題終わってない子供状態になってきたな…orz。こんどこそさくっと簡単に。

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「闇夜に咲く一輪の花は、セクシーなドラキュラによって摘み取られる…特に彼女が魅力的だ…穢れをしらぬ白い花…」
「イメージどおりだ…君は僕だけの白い薔薇」

風花ちゃん、有名な俳優、SILVERさんに見初められ、かべどんされたでござるの巻。…こうセリフを書き起こしてみると、なんかすっごいやらしいのう。そりゃ天晴兄ちゃんも心配になるが、凪と八雲は主演俳優に跪かれた風花ちゃんに嫉妬めらめら。狙ってるのか?2人とも主演女優の座を狙ってるのか?
そして、天晴除く豪華コスプレ回。風花ちゃん、霞姉は言うに及ばず、凪、八雲の可愛らしいドレス姿を堪能。しかし、凪は脇の処理が甘いのが、忍者としてまだまだ未熟だと思うの。

八雲「いいところなしでしたわね…いや…なしだったな…」

ここは最後までなりきりっこだった八雲に忍者として一日の長があるといえよう。
キンちゃんのリボンタイの執事姿は…はう!すみません、わたくしノックアウトでございます…かかかかぁっこいいー!メガネ男子、弱いんです。人妻、よろめく。よろよろよろよろ。

*風花ちゃんの夢

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八雲「ノットイージーだろう!?」
天晴「無理なことでも、やってみないとな?」

せっかくスカウトされたのに、まったく可能性がないと言外に思っている家族の言葉にムッとした風花ちゃん。
売り言葉に買い言葉で、女優になると言い出し、映画オーディションの為の合宿へ。
しかし、来てはみたものの、どうやらオーディション自体が敵の罠かも…ということで、霞ちゃんはやる気まんまんの素敵衣裳でオーディションにエントリーしてくるわ、凪と八雲はなぜあの男と一目でわかる変装でエントリーできたかわからんわ、天晴兄ちゃんは変装なしで正面から乗り込んでくるわ、キンジさんの執事姿は背が高くてスタイルがいいので大変良く似合うわ、キンジさんが風花ちゃんの好みに合わせて作ってくれたお弁当は、男子らしく茶色いものだけで構成されてるけど、美味しくて完食しちゃうわ…。

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そして次々とドラキュラに襲われるオーディション参加者達。凪や八雲も犠牲に。若い娘にこだわってた割には、意外と雑食。
SILVERを追っていって2階に上がった霞ちゃんが襲われるシーンは、ホラー映画のお約束を踏襲していて、わりと怖い画に仕上がってました。なによりも最強霞姉がやられてしまったことに対する絶望感が、結構大きい。
なんだか、オーディションどころではなくなってきたけど、主演俳優SILVERさんから熱烈アピールを受けたことで、女優としてのデビューが急に現実味を帯びて風花の中に迫ってくる。

風花「ねえ?お兄ちゃんはどう思う?私が女優になること…」
天晴「どうって…。やりたいことはやってみればいいと思うぜ?」
風花「妖怪の仕業でお兄ちゃん、ラストニンジャになる夢…なくしちゃったでしょ?実はあの時、私の夢ってなんだろう?って本気で考えちゃったんだよね。だから、オーディションの話があった時、これが私の夢になるのかなって思って…」
天晴「どうなんだ?本気でやってみたいのか?」
風花「今はまだわからない…」
天晴「別に慌てて決めることないんじゃないか?夢ってさ、うおおーっって感じで、やりてぇ!って湧き上がってくるもんだ。風花にそれが見つかった時は、俺は全力で応援してやるぞ」
風花「ありがと…お兄ちゃん」

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もともと、家業を継いでニンジャになること自体に抵抗感と恥ずかしさを持っていた風花ちゃん。子供のころの無邪気にニンジャに憧れてた気持ちを思い出して、ニンジャ修行に励んではいたものの、時折これで本当にいいのかな?と悩んではいたみたい。
特に天晴みたいに、ニンジャになる夢で体の8割が構成されてるような男が近くにいたりすると、自分はここまでの思い入れがないのに、同じニンジャを目指していいものか、悩んでしまう気持ちはよくわかる。そんな風花の気持ちを否定するでもなく、やりたいようにやればいいと後押しをしてくれる天晴が、まじお兄ちゃん。いいいやつだなあ。

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しかし、キンジさんのギョウザ弁当のおかげで、時代に合わせて進化したドラキュラもいまだニンニクには弱いと発覚。
一計を案じたキンジさんの山盛りのギョウザを食べたおかげで、ドラキュラの正体はSILVERの方でなく、映画のプロデューサーの方だったというということが発覚。本物の映画プロデューサーは、縛られて棺桶に押し込まれていました。
前回の霞姉に引き続き、こんどは風花ちゃんがSILVERさんに「あーん」である。羨ましい。うらやましいぞお!
恐るべき日本農業の成果である(?)巨大ニンニク攻撃などで、無事にドラキュラを撃退。

SILVER「君の戦う姿を見て確信した。戦うことで君のキュートさは何倍にも輝く。映画の内容も変更しよう!『ドラキュラvsニンジャ、愛のセレナーデ』大ヒット間違いなしだ」

映画の企画自体は本物だった為、改めてSILVERさんから熱烈オファーをされる風花ちゃんでしたが、こんどは風花ちゃん、きっぱり断ります。

風花「せっかくですが…お断りします」

ええ!?もったいない!とみんな口々に言うけれど、風花はゆるがない。

風花「決めたの!私女優にはならない!今、私がやらなきゃいけないのは、ニンジャとしてみんなと戦うことだし」

一応SILVERさんも女優になりたくなったらいつでも力になるとは言ってくれたし。すこしモラトリアムな部分は残しつつも、改めて今やるべきことをはっきり自覚した風花ちゃんが凛々しい。
お兄ちゃんほどの強い思いじゃないかもしれないけど、今できることをしっかりやっていく。地に足がついたしっかりものの風花ちゃんらしい結論。なによりもSILVERさんが評価したように、風花ちゃんが戦う姿は、実に楽しそうで魅力的。自覚はしてないけれど、みんなとラストニンジャを目指して切磋琢磨していくことが、今の風花ちゃんにとって、1番楽しいことでもあるのでしょう。
ちょっとだけ学生時代の部活を思い出して、羨ましくなってしまったよ。

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かべどんのよろめきと、学生時代の部活のときめき。ドタバタでありつつも、青春まっさかりな時期を過ぎてしまったおばちゃんにとっては、なかなか切なくなる一編でございました。はあ…夏ももう終わりだな…。

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