Quantcast
Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
Viewing all articles
Browse latest Browse all 289

仮面ライダードライブ 第44話 失恋チェイスとずるいブレンの感想

$
0
0
戸賀間「ついに超進化態が揃ったと見ていいわけですね」
本願寺「避けられないかもしれませんね。第2のグローバルフリーズは…」

ブレンが蛮野の手に落ちたとの情報が手に入り、いよいよ事態は逼迫。
警察組織も、携帯型ピコピコだけでなく、一般警察官用量産型変身ドライバーまで開発!

本願寺「変身!仮面ライダー…純!」

が、直ぐにフリーズ。

本願寺「…寝違えた?あれ?あれ?ちょっと動かないんですけど…今…あのどんより来てます?」

イメージ 1


うーん、りんなさん、さすがにいくらなんでも手を広げすぎ。時間のなさと、残りのロイミュードの数から考えて、ここは潔く携帯ピコピコの量産に専念した方が効率的だと思った…つーかりんなさん、睡眠時間あるの?仮面ライダードライブ第44話感想。

究ちゃん「無理!もう間に合わない!」
りんな「大丈夫よ西城君!方法はあるわ」
究ちゃん「どうせ寝ないってことでしょ!?」
りんな「ぴんぽーん!」

イメージ 2


いやいやいやいや、携帯ピコピコの量産間に合わないからって、そんなブラック企業な考え方はいかん!つーか、特防センター!量産依頼するなら、組み立て要員何人か寄越せや!


*チェイス

イメージ 3



さて、前回爆発の煽りをくらって大怪我をしてしまった霧子嬢。
剛とチェイスで彼女の病室へ見舞いに向かう。
が、病室前には先客が。花やらケーキやら抱えて、どうしたもんかとうろうろしてる進ノ介。あらまあ、ぬけがけ!
病室に入れない進兄さんのヘタレっぷりに、思わずにんまりとチェイスに笑いかけてしまう剛。…あら、なんやかんやで仲良しさんじゃん。

剛「なーにやってんのー?」

見つかった進ノ介くん、大慌て。

進ノ介「そうだ!チェイス!お前が霧子を見舞ってやってくれ!」
剛・ベルトさん「え?なんで?」

そのまま山盛りの見舞いの品をチェイスに押し付けると、どぴゅーんと逃げてしまう。
慌てて追いついた剛に対して進ノ介くん、ものごっつい言い訳を
。にこにこうなずいてあげる剛の方が、ここはお兄さん。

進ノ介「いまはいまは、第二のグローバルフリーズを阻止するのが最優先だ、な?霧子のためにも、な?俺はそれに全力を尽くすべきなんだ!よし!行こう!よし!」

剛「やれやれ…押しが弱いんだよなー。まったくもー、かーわいーんだからぁ!」

そのまま転がるように逃げて行く進ノ介くんを、剛は追っかけてく。
お見舞いの品を抱えてひとりぽつんと残されてしまったチェイスは、霧子の病室に入る。

霧子「こんどは私が花をもらっちゃったわね。ありがとう、チェイス。たいしたことないから心配しないで」

お見舞いのケーキを嬉しそうに頬張る霧子に、チェイス、またもや直球。

チェイス「お前は…進ノ介を愛しているのか?」

霧子ちゃん、ケーキを変なとこに飲み込んでしまったか、ひどくむせて水がぶのみ。しかし、手が震えてこぼしまくり。

イメージ 4


霧子「え??私が泊さんを異性として好きってこと?別に泊さんは大切なバディだけど…そう!すっごく手のかかる人ですぐサボるし…そのくせ火がつくと無鉄砲で私がいないとだめだから世話焼いてるだけで…彼氏としては…ないない!」

そのまま顔を覆ってしまう霧子の様子は、前回、霧子のことを愛しているか問い詰めた時の進ノ介とソックリ。

チェイス「もういい。答えはわかった。俺は知っている…人は時に、悪意ではない嘘をつく」

なんだ…進ノ介と霧子は相思相愛か…。そのままチェイスは病室を出て行く。

霧子「もー、なんなのよ、チェイス?ひとりでわかったような顔しないで!」

霧子ちゃん、お顔真っ赤っか。ああ…確定ですね…そうですね…。チェイス…自分の気持ちに気づくのが遅かったよ…。
自称霧子ウォッチャーのワタクシの見立てでは、26話でお姫さま抱っこした時位に告ってりゃ、明らかにチェイスの方に分があったんだよね…。16話のお見合いパーティーの回でも、理想の異性を幻でみせるロイミュードの力で、霧子ちゃんはチェイスの幻を見ている訳だし。
でも32、33話で進ノ介がいったん死んじゃったところで、進ノ介の存在の大きさに気がついて、霧子ちゃんの気持ちが進ノ介に持っていかれちゃってる。こういうのはタイミングって本当大切だと思うの。
あと訊ね方もなあ…。なんで、進ノ介を愛してるか、なんてきいちゃうかなぁ…。これ、進ノ介一択に持っていく質問じゃん。
もし、ここで直球で「俺は霧子のことを愛してる」って告っちゃえば、絶対に霧子ちゃん、動揺したと思うの。
まあ前回、剛につれない返事をいただいたこともあって、告れない気持ちもすっごいわかるんだけどね。

イメージ 5


チェイス「これが…失恋というものか…」

くぅうう…チェイスくん、恋を自覚してからわずか4話めで大失恋。チェイスくん、涙。ひっそりチェイ霧推しだった私も涙。

チェイス『だが、この胸の痛みがむしろ誇らしい。人間に近づけたような気がする。俺は霧子を愛してる。だから、彼女の愛を守るために戦おう。人間が未来へと紡いで行く、その絆こそが…愛だ…』

私、チェイスがもともとプログラミングされた「人間を守る」という仮面ライダーの”使命”に従って戦ってる感じがしていて、すごく気になってたんですよね。
結局それって、最後まで人間のいいように使われる、剛が言ってたところの機械『人形』な気がして、なんだかな…と思っていたのです。でも、ロイミュードは機械『生命体』。『人形』は命令通りにしか動けないけれど、『生命体』はインプットされた情報や体験を自分の中で噛み砕き、掛け合わせ、進化させて、新しい思考、気持ちを産み出していく。
本人はまったく意識していませんでしたが、26話で、ロイミュード側につくか人間側につくか決断を迫られた時、チェイスは明らかに霧子の為に人間側につくことを選んでいました。
その時点で、プレインストールされていなかった筈の、チェイスの「恋」の感情が作動し始めている。いままで『人形』でしかなかったチェイスが『生命体』として動きだした瞬間。
『生命体』として抱いた霧子への気持ちをちゃんと自覚できたことは、チェイスにとって大収穫だったんじゃないかな、とちょっと嬉しくもあるのです。
今回は残念ながら失恋してしまいましたが、初恋なんてそんなもんさ。苦い反省を次回に活かせ。…て予告みたら、がーん!チェイスに次の機会はもうないのか?

*ブレン

イメージ 6



ブレン「ん?この体の構造…まさか、これが彼女のプログラムの真実?そんな…メディック…」

逃避行を続けるも、蛮野に手を加えられたメディックの情報を精査するうちに、あることに気がついたブレン。
逃げるのをやめ、積極的に蛮野の下につくことになります。

ハート「ブレン…お前だけは…俺を裏切ることがないと思っていたのに…!」
ブレン「私は賢いのですよ。あなたとちがって」

イメージ 7


冷たくハートを見下すブレン。復讐心に囚われて煮え切らないハートについているより、さっさとグローバルフリーズを起こそうとする蛮野につく方が得策と踏んだか?

ブレン『ロイミュードは汗などかかない。今こそ冷徹な機械に戻ろう!』

ブレンは、アイデンティティであったはずのハンカチを投げ捨てる。
前回、自分の感情や能力が、全て人間の借り物だったと改めて思い知らされ、ショックを受けたブレン。彼はコピー元の人間が持っていた感情と決別することで、新たな種たるロイミュードの矜恃を手にいれようとしたのか?
しかし、それはブレンのお芝居でした。ブレンがハンカチと共に決別したのは、人間の感情ではなく、人間の本能である「死への恐怖心」でした。

ハート『蛮野のことだ…これを成功させても俺たちにとっていい結果にはならないはず…やるしかないのか…?』

『約束の地』に集結し、超進化態に変身すると、蛮野に言われるがまま、シグマサーキュラーと呼ばれる奇妙なボールのような装置に力を集める。
一方、「ミスターX」からのタレコミにより、『約束の地』へ集まってきた進ノ介をはじめとする仮面ライダー達と警察特殊部隊。
4人の超進化態による「儀式」が始まるやいなや、阻止すべく襲いかかるライダー達。だが、004を筆頭に下っ端ロイミュード達が応戦して、力をシグマサーキュラーに集中させているゴルドドライブのところまで辿り着けない。
そうこうしているうちに、シグマサーキュラーへ全エネルギーを吸い取られたか、ゴルドドライブ達はその場に倒れこむ。
チャンスとばかりに特殊部隊も参戦しようとした矢先に、シグマサーキュラーから強烈なエネルギーの逆流が始まる。
いよいよ、第2のグローバルフリーズの始まりか?と思ったのも束の間、エネルギーの逆流は全てメディックの体に集中。メディックは恐ろしい悲鳴をあげてのたうちまわる。

蛮野「あのシグマサーキュラーは制御装置ではない。4人の進化態の力を吸収、再現するための装置だ。ここに全ての力が宿り、これからは私だけでグローバルフリーズを起こせる!」

蛮野はメディックの改造の際、ついでにシグマサーキュラーに集めたエネルギーの余剰分をメディックに逆流させ、メディックを破壊するようプログラムしておいた。シグマサーキュラーの調整はできる、コアを修復できるロイミュードは始末できるで一石二鳥。

ハート「メディック…メディック…!」

メディックを助けたいのに、全てのエネルギーを吸われたハートは、無様に這うことしかできない。
その様子を見ていたブレンがぽつりと呟いた。

ブレン「やはり彼女は貴方の宝…なのですね…ハート…」

ブレンがメディックに手を伸ばすと、彼女の中に埋め込んでいたブレンの爪が戻ってきた。同時にエネルギーの逆流もブレンのもとに集中する。
蛮野「何?何をした?ブレン!?」
ブレン「お忘れですか、蛮野?私の名はブレン…頭脳!あなたの仕組みに逆らう、それなりの知恵があったということです!」

蛮野に向かって、自分の名前の由来を誇らしげに告げるブレン。
そう、自分のアイデンティティは、ハンカチやメガネなんかじゃない。ロイミュード達の為に、その長たるハートの為に「ブレーン」として働くことのできる頭脳だったはず。やっと、その矜恃を取り戻した。
しかし、ブレンの体はエネルギーの逆流に耐えられず爆発。

イメージ 8


ブレン「良かった…正気に戻りましたね…メディック」

ぼろぼろの体になったブレンが真っ先に気にしたのは、メディックだった。ブレンは爪と共にメディックの心を押さえつけていた蛮野のプログラムを取り除いていた。

メディック「なぜですの?あれほど貴方にひどい仕打ちをした私のために…」
ブレン「知りたいのはこっちですよ。あんなに妬んだ貴女を…たぶん、貴女の一途な想いに共感したからかな…?それに…ハートが一番愛している仲間は…貴女だ。彼の笑顔を…取り戻したかった…」

やっぱりまだ、自分でも何故こんなことをしたのかよくわからない。ただハートを好きな気持ちはメディックと同じ。ハートの良き右腕となるべく、メディックと争ってきた。
でも、メディックを失って苦しむハートの姿は見たくない。苦しむメディックを前に取り乱すハートを見て、ブレンは改めて思い知る。ハートの1番は私ではないのだと。
ならば、彼女を助けることで、せめて右腕としてはハートの1番になろう。ハートが1番愛してるのはメディックかもしれない。でもハートを1番愛してるのは…この私。ハートの最高のバディはこの私。だからメディックを取り戻してあげる。

ハート「お前…それでわざと蛮野に従ったふりを?」
ブレン「ええ…いいアシストだったでしょ?やはり私は優秀で、誠実で……優秀で…誠実で…」
ハート「…おい…どうした?…みっつめ言えよ…!」

ハートの手がブレンの頬に触れると、みるみるブレンの体は黒く崩れていき、土に還った。
ブレンはずるい。命と引き換えに、ハートの心の中での最高のバディの地位を永遠に手に入れた。

本来の狙いは外したものの、それなりに敵に回せば厄介な超進化態のひとり、ブレンを始末した満足感か蛮野は高らかに笑う。
防御に立つ004の体を吹っ飛ばしてゴルドドライブに殺到する進ノ介達を、ハートの強い瞳が引き止める。

ハート「泊進ノ介!!…こいつだけは…お前に倒させない…!蛮野は…俺が倒す!!」
メディック「…倒す!」

ハート、メディック、進ノ介、剛、チェイスに取り囲まれたゴルドドライブ。まだ、エネルギーを吸い取られた体は回復しきっていない。
ついにこれで蛮野も終わりか…というところで先ほど吹っ飛ばされた004が、ゆらりと立ち上がった。

004「それは無理だね。ここは『約束の地』ではない。発動した4人の力を蛮野様に授けるための、ただの『儀式』の場だ」
蛮野「そう、『約束の地』は別の場所にある。私が君たちをここにおびき寄せた」
進ノ介「まさか…ミスターXは…」
蛮野「私だよ!」

罠だと気づくも既に遅し。蛮野はシグマサーキュラーを掴むとそのまま空へ。
その場にいた全員が電磁フィールドで拘束される。

蛮野「この私に従わない者は全てこの場で消えてもらおう!さらばだクリム!仮面ライダー!ロイミュード達!」

イメージ 9


004が自爆し、皆爆発に呑まれた。蛮野はシグマサーキュラーを使ってグローバルフリーズを起こすために、ひとりで本来の『約束の地』へ赴く。蛮野にはもう誰も必要ない。この世界のひとりぼっちの王様になるために、グローバルフリーズを起こしにいく。過去の家族、友人、部下、全てを始末して、蛮野はいったい自分の手の中に何を得るつもりなんだろう?
そしてハートは、蛮野への憎しみに我を忘れて、もうロイミュードとしての未来は諦めてしまったのだろうか?
確かにもう数もかなり減って、種が存続するには厳しい状況。それでもロイミュードの長として、ハートがどのような選択を最後にするのか、興味深く見届けたいと思っています。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 289

Latest Images

Trending Articles