ユルセン「うほほー!何だ、この親近感!?」
仙人「あそこは地獄じゃよ」
ユルセン「地獄じゃよ」
タケル「おっちゃん、詳しく教えてくれ」
仙人「絶対にいやだ」
ユルセン「いやだ」
ユルセン「あーん、みちゃいやーん(はあと)」
たこ焼きによろこぶユルセン、仙人と一緒に鬼コスプレではしゃぐユルセン、脈絡なくお風呂にはいってるユルセン…あら、ユルセンちゃんたら、セクシーショット?と思いきや、マントもつけたままお風呂にはいってるし、普段より露出少ない!むう、これがチラリズムというやつか…。ぽうっと頬を染めるユルセンちゃんに色気を感じます。仮面ライダーゴースト第15話感想。
ユルセンちゃんのサービスカット、増えてきてます。アカリちゃんとカノンちゃんにも頑張ってほしいと思います。
マコト兄ちゃん、パワーアップ!奇術師フーディーニ眼魂をやっと使いこなせたでごさるの巻。そして、マコト兄ちゃんの面倒くさいオトコのプライドってやつを存分に示してくれました。
アカリ「男ってバカね」
決着がついたあと、アカリとカノンは顔を見合わせて苦笑していたけど、ホント、傍からみたらカノンちゃんの命がかかってるのに面倒くせー!って思う。でも、そんな負けず嫌いで強気な性格だからこそ、『地獄』と呼ばれる眼魔世界を生き残ってこられたんだろうし。まあ、オトコノコだよねぇ。しゃあないなあ。
*ジャベルとアラン
ジャベル「アラン様。また呼んで頂き、感謝致します」
アランが目の紋章を空に描き眼魂を取り出すと、その眼魂の中からジャベルが飛び出して来た。やはり眼魔世界の住人は肉体が滅んでも、眼魂に封じた魂さえ残っていれば、王族が召喚することで何度でも再生可能なのかしら?眼魂だったカノンちゃんも、アランがその気になれば召喚できたということなのね。
アラン「ジャベル。お前は英雄眼魂について何を知っている?」
ジャベル「15個あると聞いております」
アラン「他には?」
ジャベル「いえ…ただ、集めるように命令を受けただけです」
ジャベルは英雄眼魂について詳しく話そうとはしない。あくまでも彼は兄、アデルの部下であってアランの部下ではない。アランはそれが気に食わない。
アラン「まあ、いい。今度は私のために集めるのだ」
ジャベル「承知致しました。今度こそあの小僧とスペクターを倒し、奴らの持つ眼魂を奪ってみせます」
アラン「待て!勝手に動くな。私の命令に従え」
ジャベルは、アランに呼び出されたことにかこつけて、ゴーストとスペクターに対するリベンジを果たすことに重きをおいている感じ。そうして己の自尊心を満たそうとしてる。結局この男は、アランのことを軽く見ている。アランにとっては不愉快な男だろうなあ。
そしてアランは、カノンとふたりで馴染みのたこ焼き屋を訪れたマコトを呼び出す。
カノン「アラン様!」
アランの姿を認めたカノンは嬉しそうに笑う。アランがマコトの親友だったというのは、どうやら一方的な関係ではなかったか。深海兄妹に対して、アランは本当に親切にふるまっていたんだろうな。や、単に王子様なハンサム・アランが、カノンちゃんのどストライクゾーンに入っているだけいう可能性もあるけど。
アラン「カノン、お兄さんと話がある」
マコト「お前はここにいろ」
二人の間の不穏な空気を感じ取り、カノンは不安そうな面持ちになる。
二人きりになったアランはまたマコトに意思確認をする。もうこれまでに何度もしているのに。そして答えは同じなのに。そんなにマコトを諦めきれないのか。
アラン「もう一度聞く。私がその気になれば、君は妹と一緒に生活ができなくなる。分かっているのか?」
マコト「俺はカノンやタケルたちと一緒に、人間として生きていく」
アラン「君の愚かさには心底失望した…」
マコトの前にジャベルが現れ、戦いを挑む。
ジャベル「さあ、楽しませてくれ」
マコトと、駆けつけたタケル相手に、戦うことが嬉しくてしょうがなさそうなジャベル。
タケル「命に価値がないなんて言わせない!」
ジャベル「いいぞ、そうでなくては面白くない!」
しかし、アランがその戦いを止める。今回のターゲットはあくまでもマコト。マコトがタケルに唆されたのではなく、あくまでも自分の意思でアランから離れたことを思い知らされ、彼の憎しみはいよいよマコト本人に向けられる。
アラン「ジャベル、そこまでにしておけ。これ以上の勝手は許さん」
ジャベル「次は…もっと楽しませてもらうぞ」
カノンがマコトのアキレス腱だと知っていて、アランはジャベルに拉致させ、マコトを改めて戦いの場に呼び出す。
アランにとって、カノンの命などどうでもいい。
そしてジャベルも強いマコトと戦うためなら、カノンの命などどうでもいい。
ジャベル「憎しみこそが力となる。大切な妹を殺されれば、お前も本気になるだろう」
マコト「やめろ!」
ジャベル「お前が弱いせいで妹が死ぬ」
ジャベルは前回の戦いで何かに目覚めたか、ぎりぎりのところで命のやりとりをする戦いに飢えているかのよう。相手が強くなればなるほど、楽しくてしかたない。
「面白い!もっと私を楽しませろ!」
「この憎しみと戦いこそ、生きる実感…!」
ああ、そうか。ジャベルの中では死を感じるごとに、生の喜びが湧き上がるんだ。退屈な輪廻を何度も繰り返す中で、ひりひりするほど刺激的な命の奪い合いの快感に、ジャベルは溺れてる。
ジャベルは今回も、フーディーニゴーストを味方につけたスペクターの前に倒れましたが、このぶんだと再登場する日も近いでしょう。そして、さらに刺激的な戦いを求めることになりそう。うーむ、このグンダリ無駄遣いおじさん(by聡太郎)、面倒くさい敵になりそう。
そしてアランは、マコトとタケルが仲良く握手をする様子を遠くからみつめている。マコトがタケルと仲良くなっていくにつれ、アランは孤独を深めていく。
*フーディーニとマコト
タケル「マコト兄ちゃん。その眼魂って?」
マコト「フーディーニだ」
タケル「天才的奇術師、脱出王のフーディーニ!フーディーニだったら、きっとすごい事ができるんだよね。どんな力?」
マコト「さあな…これは使おうとしても使えない」
奇術師フーディーニ、初耳の人だったのでグーグル先生に訊いてみたら、いきなりこんな写真が!…あー…。かなりの変態…もとい変な人だったのかしら。鎖で体をがんじがらめにした状態で留置所やミルク缶から脱出する大掛かりな奇術で、一世を風靡していたとのこと。
アカリ「私、フーディーニ大好き!彼は、偽物の霊能力者の嘘を次々に暴いていったの」
う、うーん?そういう科学的証明を追求するところに関してはウマがあうかもしれんが…そいつヘンタ…もとい変人だぞ。
タケル「だったら、仲良くなればいいんだよ」
マコト「お前らしいな」
タケル「父さんが言ったんだ。英雄の心を繋げ、って。だから英雄眼魂たちと話がしたいんだけど、方法が分からなくて…。でもリョウマとは話せたんだから、きっとできるはず」
タケルの英雄眼魂に対するスタンスはリスペクト。憧れの偉人達とお話させていただいて、かわいがってもらうタイプ。しかし、マコトはそうではない。
マコト『俺は必ず、こいつを使いこなす…』
相手が有名人だろうが偉人だろうが、従わせるつもり。…ツタンカーメンはよくわからないけど、信長…よく初っ端から素直にマコトに力を貸したよな…と思う。いきなりあんな居丈高な態度したら、焼き討ちされてもおかしくないよな、うん。
さて、カノンちゃんも無事退院し、昔なじみのたこ焼き屋さんで快気祝いをしてもらい、すっかり雰囲気がやわらかくなったかに見えたマコトですが。
襲ってきたジャベルに「腑抜けたか。貴様は弱くなった」と、いいようにあしらわれて激昂。タケルが助けにきても、手を出すなと助けを拒む始末。挙句の果てにはカノンを人質に取られて、地べたにはいつくばる。
マコト「カノン…絶対に助けてやるからな!」
皆が必死になって探す中、マコトのもとにジャベルからの眼魂が届き、カノンがいる位置を知らせる。しかし、今のマコトのままでは、ジャベルに勝つことはできない。
マコト「俺には、俺のやり方がある!フーディーニ、力を貸せ!」
フーディーニを使いこなすべく、何度も眼魂のスイッチを押す。しかし、眼魂は沈黙したまま
マコト「言うことを聞け!」
フーディーニさん、偉そうなマコトの態度にカチンときたか、マコトを鎖で縛り上げると、スペクターバイクにぽてんと乗っかって、マコトを轢き殺すべく向って来た!
マコト「これがお前の答えか!いいだろう!」
ぶんぶん向ってくるバイクのハンドルを取って、なんとか乗りこなそうとするマコト。しかし、容赦なくバイクはマコトを振り落とし、跳ね飛ばす。駆けつけて来たアカリとタケルはその異様な光景にびっくり。
タケル「その鎖はフーディーニの仕業なの?!今助けるから!」
マコト「よせ!これは俺の問題だ」
タケル「でも…もうボロボロじゃないか!」
マコト「手を出すな!今度こそ俺は…自分の手でカノンを救う!お前と肩を並べて戦うために!」
やはり、カノンを自分ではなくタケルが救い出したことにマコトは大きな負い目を感じていた。さらに、タケルは龍の遺志を継ぐべく、心も戦闘力もどんどん強くなっていっているのに、マコトはずっと同じ位置で足踏みをしている。このままではいけない。せめてタケルと同じくらい強くなるために、なんとしてもフーディーニをこの手で従わせる!
タケル「分かった、手は出さない!」
マコトはぐりぐりまわるバイクになんとか飛び乗ってまたがると、バイクにひきずられながらもおもいっきりブレーキをかけた。そのままバイクでジャベルのもとへ。ジャベルにロープでしばられたカノンは、お兄ちゃんもなぜか鎖だらけなのにびっくり。
カノン「お兄ちゃん!」
マコト「カノンは俺が取り戻す!」
しかしジャベルは、互角に戦えるタケルのほうが戦ってくれなくて不満。
ジャベル「あいつは戦わないのか?つまらん」
一方、タケルは一瞬眼魂を構えるも、変身するのをぐっとこらえる。
アカリ「何してるの!?早く助けなさいよ!」
タケル「…マコト兄ちゃんと約束したんだ」
アカリ「バカじゃないの?カノンちゃんの命がかかってるのよ!?」
マコトのプライドにかけて、カノンはマコトが救ってくれる。アカリの目からみたらホントばかみたいだけど、マコトやタケルにとってはとても大切なプライド。男の子ってめんどくさい!
タケル「俺は…マコト兄ちゃんを信じる!」
しかし、マコトはジャベルにぼっこぼこにされ、さらにジャベルはグンダリを呼び出し同化。グンダリはマコトに向って火を吐き、どどーんと山口爆発(あいかわらず好きだなー)!マコトは瓦礫の下に埋まってしまった。
慌ててタケルはアカリ、御成、カノンを守るべく変身するが、相手はグンダリ。キャプテンゴーストを使うべくユルセンを呼び出すが、出てきた途端に爆発に巻き込まれてユルセンちゃんさよーならー。わあ、今回のユルセンちゃん超役立たず。グンダリに空から一方的に攻められ、さらなる山口爆発!タケル大ピンチ!
マコト「俺は絶対に負けられない…!力を貸してくれ、フーディーニ!」
瓦礫の下で眼魂のスイッチを押すマコトに、初めてフーディーニは応えた。脱出王のプライドにかけて、瓦礫を吹き飛ばし、マコトを脱出させる。マコトとのバイク勝負で芽生えた友情?といっていいのか?拳と拳でやりあえば、男同士の友情に言葉はいらないってやつですかね。うむ、熱いな。
マコト「やっと力を貸してくれたな、頑固な脱出王」
マコトがフーディーニ眼魂をベルトに放り込むとバイクがどーんとパーカーっぽく変形。そのままマコトの背中に覆いかぶさった。
『まじイイじゃん!すげえマジシャン!』
うわ重そーと思ったら、そのままバイクがジェット噴射。スペクターは軽やかに宙を舞い、カノンを助け出す。そのまま空中戦で、みごとグンダリごとジャベルを倒した。
アカリ「奇術師のフーディーニがなんで飛ぶの?」
うん、アカリのツッコミは正しい。
タケル「さっきは助けてくれてありがとう」
マコト「お前こそ。色々ありがとうな」
マコトは手を出さないで見守るということが、どれだけ大変なことかわかっていた。タケルはマコトがピンチに落ちても、マコトを信じて手を出さず、サポートに徹してくれた。タケルが見守っていてくれたから、フーディーニと存分にやり合って、心を通わせることができた。こんどこそ自分の手でカノンを救うことができた。マコトは固くタケルと握手をして、初めて礼を言った。
そして、その様子を見守っていたムサシ眼魂は、タケルを自分の眼魂内に引き入れた。眼魂の中は素敵な和室。他の眼魂の中もゴースト達が自分の素敵空間に改造しているのかしら?こんどはベートーベン魂の眼魂内訪問希望。
ムサシゴーストは屏風の前に鎮座し、平身低頭するタケルを褒め称える。
ムサシ「友を信じ、よくぞ見守った」
タケル「宮本武蔵さん?」
ムサシ「うむ。他の者たちも、真摯に向きあえば必ず応えるであろう。ただし、全ての者が協力的とは限らんぞ。心して臨め!」
タケル「これからも、共に戦って下さい」
なんか、ムサシゴースト、いい人だなあ。改めて頭を下げるタケルに、面を上げるよう促す。
ムサシ「あいや、分かっておる。タケル…決して折れない心を持つのだ」
たぶん眼魂のリーダー的存在であるムサシと、やっと話すことができたタケル。このように眼魂に教示を受けたり、喧嘩したりしながら15個の英雄眼魂の心を繋いでいくようです。
仙人「龍よ。お前の息子は、また一歩進んだようだぞ」
仙人は、少なくとも、タケルの心の成長を好意的にみている様子ですが。仙人がタケルに眼魂を集めさせることで何がしたいのか、まだ目的はみえません。
残る日にちは86日。さて、タケルは全ての眼魂とお話できるのか?