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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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仮面ライダーエグゼイド 第8話 花家大我とプロトガシャットの感想

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『ジェットッジェットッ♪インザスカーイ♪ジェットッジェットッ♪ジェットコーンバァーットッ♪』
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 というわけで、仮面ライダースナイプが『ジェットコンバット』をゲットし、LEVEL3に!ふおおー、飛行モードがあると、ダントツで有利。圧倒的強さ。この速さで空を飛んで空爆されたら他のゲームキャラは敵わんだろう、仮面ライダーエグゼイド第8話感想。しかし、影山兄いの歌声でジェット♪ジェット♪って……ジェーットマァーン♪とついうっかり続けたくなっちゃうじゃないのさ。

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謎の兄ちゃん「プロトガシャットには底知れない力がある。でも使い続ければ……その身を滅ぼすぜ?」

 今回で、用意された10個のガシャットが全て出揃い、それぞれのキャラクターの背景も、ざっと説明がなされました。ここまでがいわゆる設定資料紹介編ってところかな?そしていよいよ本題、現る。



*九条貴利矢VS檀黎斗


貴利矢「いやあ、あんたの策にまんまとのせられたよ。あんたのおかげで自分の信頼はガタ落ちだ」
黎斗「今に始まったことじゃないだろう?」

 そりゃまあ、その通り。前回の黎斗の策略のおかげで、仮面ライダーゲンムの正体が幻夢コーポレーションのCEOだと信じる者は誰もいなくなった。ついでに今更ながら、貴利矢が何を言おうと耳を貸すものもいなくなった。唯一真実を知る貴利矢は、ひとりで黎斗を呼び出し、その目的を問いただす。

貴利矢「で、この間の影武者は誰?あんたの仲間?」
黎斗「君には関係ない事だ」
貴利矢「なら、あんたをぶっ飛ばして洗いざらい喋ってもらうまでだ」

 黎斗は、謎の兄ちゃんの正体を明かそうとはしない。まだ貴利矢もグラファイトと謎の兄ちゃん、黎斗との協力関係の全容をまだ摑んではいない。ふたりはそれぞれLEVEL3に変身して、激突する。それぞれの必殺技がぶつかりあうが、勝負は互角。決着がつかない。貴利矢は黎斗に訊ねる。


貴利矢「幻夢の社長が、何でこんな真似してんだ?」
黎斗「君と同じさ。バグスターがこの世に生まれた原因を突き止めるためだ」
貴利矢「はあ?」
黎斗「そのために私は、ゲーマドライバーとライダーガシャットを開発した」

 ふむ?それなら何故、ゲンムはバグスターであるグラファイトと手を組み、共闘するのか?その点には、黎斗は触れない。

黎斗「ゲーマドライバーを使用するためには、適合手術を受けなければならないことは知ってるな?現に君も私も、その手術を受け仮面ライダーとなった」
貴利矢「それが何だ?」
黎斗「どうやらひとりだけ、適合手術を受けずに仮面ライダーに変身できた者がいるようだ。不思議だと思わないか?」
貴利矢「……宝生永夢!」

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 黎斗が『ゲキトツロボッツ』のガシャットを、気前よく永夢に与え、密かにデータを取っていた理由が判明。しかしそれなら何故、他のガシャットをバグスターウィルスに刺す形で拡散して、ライダー達に奪い合いをさせているのか? 黎斗には、まだまだ隠していることがたくさんある。

*花家大我VS宝生永夢・鏡飛彩

大我「そのガシャットは『ジェットコンバット』。戦闘機を操る空中シューティングゲームか」

 バグスターウィルスに寄生された岡田の娘、しおりの話を盗み聞きした大我。岡田にストレスを与えるために、岡田の経営する町工場を破壊しにバグスターが現れるだろうと踏んだ大我は、先回りして『ジェットコンバット』のガシャットを手に入れた。
 大我はガシャットが抜けて弱体化したウィルスを、ぐるぐるに縛り上げて背中に背負う。

大我「一足遅かったな。ガシャットは俺が貰ったぜ。バグスターは俺が預かる」
ポッピー「はぁ?そのバグスターを倒さないと、患者は治らないんだよ!?」
大我「だからさ。患者を救いたければ、俺と勝負しろ。お前とブレイブが持っているガシャットを賭けてな」
永夢「まさか……患者の命を人質に取る気ですか?」

 大我は決闘場所と日時を改めて指定して、そのまま立ち去る。大我は、バグスターを弱体化させて縛り上げ、寄生主・岡田にストレスを与える行動をさせないようにしているので、少なくとも当座の岡田の消滅危機は回避されている。しかし他の要因によって、岡田のストレスが悪化してしまわないとも限らない。患者第一の永夢にとっては、患者の快癒を妨げる大我の行動が理解できない。

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 そのことを伝え聞いた飛彩も、大我の挑戦を受ける決意をかためる。

院長「バグスターを人質に取った!?」
飛彩「……らしい。花家大我も落ちる所まで落ちたな。奴は5年前のゼロデイの事を……小姫を死なせた事を全く反省していない」
院長「まあまあ、落ち着きなさい」
飛彩「奴の挑戦を受けて立ってやる。今度こそあの男から、ゲーマドライバーと全てのガシャットを回収する!」
院長「飛彩!冷静になりなさい!!いいか?これは病院長ではなく、お前の父親として言わせてもらう!」

 飛彩の動機は、患者を治療するというためより、小姫を救えなかった大我への復讐にかたむいてしまっている。かっと頭に血がのぼってしてまっている飛彩をぴしゃりと院長が諌めた。おお……飛彩ぱぱ、びしっとやる時はやるじゃん!そのまま、医者としての心得を飛彩に説くかと思いきや……。

院長「……私は、何よりお前が心配だ。もうこれ以上、奴に振り回される事はない。お前は次期院長として、いずれこの病院を背負って立つ男になるんだ……」

 あう、院長は院長で、自分の病院の未来のことしか考えてないしorz。父として、可愛い息子の身を案じてるのはわかるんだけどね^^;。そして飛彩は院長の小言を華麗にスルーして退場。飛彩くん、早く反抗期脱してくれないと、ぱぱ寂しい……。

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大我「一人で充分なんだ……。この俺、ひとりで……」

 大我は『バンバンシューティング』のガシャットを見つめながら、5年前、CRを追い出された日のことを思い出していた。

院長『医師免許を剥奪された君を、ここには置いておけない』
大我『バグスターが沈静化した途端、この扱いか!』

 院長とポッピーが、大我を厳しい目で睨みつけている。かっとなった大我は白衣を脱ぎ捨て、床に叩きつけると、彼らの目の前から立ち去った。
 5年前、まだ大我の髪は普通の青年らしく真っ黒だった。それが今では半分近く白髪になっている。大我が5年前に使っていた『バンバンシューティング』は、現在のガシャットではなく、たぶんプロトタイプ。この5年の間に、大我の身体にはどんな異変が起きていたのか?

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大我「逃げずに来た事を褒めてやろう」
永夢「誤解しないで下さい!僕は患者を救いに来たんです」
飛彩「お前に仮面ライダーの資格はない! 人の命すらも駒に使うとは……!ゲームに取り憑かれた哀れな男め!」
大我「ふん、医師免許のない俺に、人を救う義務も責任もない。お医者さんごっこなら病院でやってろ」

 岡田に寄生したバグスターウィルスを巡っての決闘。大我の狙いは、永夢と飛彩が所有しているガシャット。対して、永夢はバグスターウィルス、飛彩は大我のゲーマドライバーとガシャット。
 最初のうちこそ、2対1で飛彩と永夢が優勢だったが、大我がレベルアップして流れが変わった。『ジェットコンバット』の能力で大我は上空から絨毯爆撃、永夢と飛彩は手も足もでない。飛彩はあっさり『ドレミファビート』を奪われた。
 そして、大我は永夢に、人質にしていたバグスターウィルスを放り投げた。当然永夢は、岡田の治療をすべくバグスターと戦い始め、背後がガラ空きに。大我はその隙を狙って、バグスターごと永夢の背後を攻撃。バグスターは殲滅、永夢の『ゲキトツロボッツ』は大我が奪った。

 ほくほくで帰ろうとする大我の背中を、爆撃を受けてボロボロになった永夢の叫びが追いかける。

永夢「ガシャットは……あなたの快楽のためにあるんじゃない。患者を救うためのものだ!」
大我「……何もわかってねえようだな。ゲーマドライバーの適合者となって、ライダーガシャットを使い続ける事の真の意味を……」

意味深な言葉だけを残して、大我は立ち去った。

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 確かに10種のガシャットを全て独り占めする目的で、大我は動いている。その為には、手段は問わず、医の倫理に思いっきり反することだって平気でやってのける。
 しかし、それが飛彩の言うとおり「ゲームにとり憑かれた」
ためかというと、疑問が残る。
 仮面ライダーは自分ひとりでいい、と呟く大我。
 ゲームの頂点に立つ栄誉に浴するのは自分ひとりでいい、と言っているのか。それともガシャットを使い続けて身を滅ぼすのは自分ひとりでいい、と言いたいのか。
 大我の真意は、どこにあるのだろうか?


*グラファイト

 謎の兄ちゃんと黎斗は、相変わらずウィルス達を捨て駒としてしか見ていない。ウィルス達を守ろうとした行動をとがめられて、バグヴァイザーも黎斗に取り上げられてしまい、グラファイトは面白くない。
 グラファイトは、強大な力を持つことができると聞いたプロトガシャットを、黎斗が社長室の机からこっそり盗みだした。
 しかしその行動は、謎の兄ちゃんに影からしっかり見られていた。……もしかしてグラファイトは、黎斗と謎の兄ちゃんのなんらかの計略に、まんまとノせられてしまっているのか?

グラファイト「このプロトガシャットの力で、俺が支配者となる!」

盗みだした『ドラゴナイトハンター』のプロトガシャットを躊躇なく己の身体に刺すと、強大な力がグラファイトに流れ込む。彼はどんな姿へと変貌するのか?

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 新たなキーワード、『適合手術』が登場。
 ゲーマドライバーを身につけて仮面ライダーになるには、『適合手術』を受けなければいけない。そして、ガシャットを使い続けると、身体になにかしらの害が生じるかもしれないと。そして、主人公の永夢だけが、何故か『適合手術』を受けないまま変身できている……おおう、きたきたー!ゲームで見せる戦闘シーンの楽しさとは裏腹に、ストーリーは相当ハードモードな展開になってきました。とりあえず最終回まで全員生き延びられるかも怪しくなってきたぞ、これ。
 関係者全員が、どこまで情報を共有しているのか、情報が隠されているのかわからないけど、永夢を除く全員が、それなりにリスクを負って戦っているのは承知している……と思っていいのかな?
 今作の仮面ライダー達は、思っていたより相当重いものを背負って戦っている様子。設定紹介を終えて、いよいよ本筋が動いてきています。どんなドラマが展開されていくのか、ものすごく楽しみです。
 


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