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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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烈車戦隊トッキュウジャー 第42話 (にしきの)あきらー!な感想

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「車掌から一曲歌って盛り上げろと、連絡が来た。年末のアレな歌合戦だろ?分かってる。戦う準備はできている」

人生楽ありゃ苦もあるさ 涙の後には虹も出る 死に場所さがしてさ迷うコウモリ 男一匹虹野明 歌うはもちろん『オレンジ色したニクいやつ』~♪

しかし…トッキュウジャー全員で歌わせるのを阻止!
ええ?歌わせないの?なんで?テレビの前でうちわ握って待ってたのに!?(・_・;?
そうか、これ以上聞きたければキャラクターソングアルバムを落とし玉で買えと。そういうことですね。OPも本人出演でフルコーラスで歌わせちゃうし、コロムビアの陰謀をそこはかとなく感じた烈車戦隊トッキュウジャー第42話。年明けから早速周回遅れorz。
ぎんぎらぎんの着物を脱いだら、さらにぎらぎらのパンタロンスーツが!その早変わりっぷりはまさに紅白!(にしきの)あきらー!!きゃーー!…ところでシャドーラインでも年末はNHKみてたりしたんだろうか?

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ワゴンさん「つまり、町や家族への思いを激しく手紙に書くの」
ミオ「でも、どうやって届けるの?」
ワゴンさん「そこは~、イマジネーショ~ン!…よ」

おお!ひさしぶりにイマジネーション出ました!
というわけで、年末年始らしく忘年会に絡めて伊勢大貴ご本人召喚。主題歌をフィーチャーさせた上で、大掃除、除夜の鐘、女子の着物というお約束のお題をこなしつつ、親兄弟にお手紙を書いて過去を振り返り総集編…と思いきや、なんと皆が気になってた「トカッチ、ミオへうっかりコクるの巻」をどーんと突っ込んで来ました。ほほう、何気に贅沢な作り。

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チケットくん「ちょっと~暗くなっちゃったじゃないですかぁー。失敗ですよぉ、手紙作戦!」
大滝秀治「つまらん!お前の話はつまらん!いやーしかし…」
チケットくん「…顔、顔!」

そして加藤監督は関根勤ネタを突っ込むのに余念がない。ついに特殊メイクまで導入。いや、わからん!こどもにはわからんネタだってorz。

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さて本筋。故郷・昴ヶ浜を目の前にしながら、帰ることができないもどかしさにライト達は沈む。みかねた車掌さんが忘年会を企画、盛り上げ役に明君を送り込むも、皆の顔に笑顔はもどらない。
ライトは明に昴ヶ浜へつながる切り替えポイントが、そろそろ移動しそうだということを聞いて焦る。

ライト「無理でもなんでもやるしかない!」

カラオケルームを飛び出して、切り替えポイントへ走って行こうとするライト達の前に、今度は真面目な顔の明君が立ちはだかる。

明君「闇の濃さが桁違いだ!あんなのに生身で突っ込んだらその瞬間に終わり。甘く見るな。とにかく今は無理だ。絶対に行かせない!」

睨み合う明君とライト。その空気をミオが破った。

ミオ「皆待って!明くんの言う通りだよ!だってさ…ずっと捜して、やっと見つけた街だよ?ここであわてて失敗したら、今までの旅が無駄になる。慎重にやろうよ…ね?」

ミオの発言をきいて、ライト達は頭を冷やす。明君だって昴ヶ浜の周囲をよく調べてくれてる。その上で、今突入すると本当に危ないから、カラオケでもなんでもやって、全力でライト達のことを止めようとしてくれてる。ライト達が無事に昴ヶ浜に帰り着くために。
そのことに気がついたライトは素直に謝り、改めて忘年会を楽しもうとするムードに。

明君「助かった。オレでは止められなかった」

そっとミオにお礼を言う明君。ミオは常に冷静に周りをみて、皆を気遣う意見を言ってくれる。
トカッチは、そんなミオのことを偉いなあと一瞬思うけれど、さみしげな表情をみて、すぐに気づく。

トカッチ『違う…ミオだって、本当は…でも、言わないんだ…自分のことを、ミオは言わない…』

ミオは周りを気遣ってばかりで、自分の気持ちを出さない。現に皆で手紙を書く時も、家族のことを思い出して泣き出して泣くカグラを慰めるばかり。

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その様子を見ていたトカッチは、ミオを外に呼び出して、大きなおにぎりを2個渡す。
遠足の時はお父さんが作ってくれるの…と、ミオが嬉しそうに頬張っていた特大おにぎり。

トカッチ「ミオさ、お父さんへの手紙に『大丈夫だから』って書いたんじゃない?『心配しないで』って…。ミオっていっつも、他人の気持ちを一番に考えてるよね?それってえらいけど…えらくないと思う」

いつになくはっきりした物言いのトカッチにびっくりするミオ。実際に、手紙の内容はトカッチが言ったとおりのことを書いていた。

トカッチ「後回しにばっかりしないで、たまには自分の気持ち、一番にしなよ!」

トカッチは、いつも相手を慮って自分の気持ちを抑え込んでしまうミオに、せめてお父さんに対しては正直な気持ちを出してもらいたいと必死。
座り込んでおにぎりを食べ出すミオ。
具を入れるのを忘れてしまったり、おにぎりを作るのに夢中になるあまりほっぺにご飯粒をつけても気づかないお父さん。そんなお父さんの優しい笑顔を思い出して、ミオの目からボロボロ涙がこぼれてくる。

ミオ「会いたい…お父さんに…今すぐ、シャドーライン乗り込んで…お父さんに会いたい!」

我慢していたお父さんへの気持ちが溢れ出し、ミオは泣きじゃくりながらおにぎりを食べ続ける。
トカッチはミオの傍らに座って、そっと声をかける。

トカッチ「ミオ…それ、手紙に書きなよ」

どうやら父子家庭なのかな?ミオはきっと、おうちでは小さなお母さんのように振る舞い、学校では学級委員として振る舞い。
でもそれじゃあ、ミオの本当の気持ちを吐き出すとこがどこにもない。姿形が大人になってしまっても、心はまだまだ幼い小学生。
お父さんにまで気を遣わないで、せめて手紙の中ではこどものミオの気持ちを吐き出そうよ。たぶん、トカッチがミオに言いたかったのはそんなこと。
烈車に戻ったミオはスッキリした顔で手紙を再び書き始めます。
その顔をみて安心するトカッチ。なんて書いているかはわからないけど、もう大丈夫。

手紙も無事に書き終えて、レインボーラッシュに手紙を託して、キャッスルターミナルに撃ち込む5人。それぞれの家族に届けと願う気持ちが、キラキラ輝きながらキャッスルターミナルの上空に降り注ぐ。
同時に切り替えポイントも消えてしまったけど、もう大丈夫。
俺たちの気持ちは家族に伝えた。今は難しいけれど、必ず帰るから。帰るところは想像できてるから。帰って話したいことたくさんあるから。だから待ってて。

♪くじけそうな時でも 想像すれば 不可能なんてない きっと出来るはず

保線員年末ライブの歌声と彼らの決意がだぶった。

ライト「俺たちは絶対そこへ行く…俺たちの烈車で!」

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保線員さんライブを楽しんだ後は、皆で着物を着て除夜の鐘をつきに。ミオとカグラの振袖がとても素敵。黄色と緑のミオは可愛らしい感じなんだけど、カグラのお着物の色が可愛い桃色ではなく、ちょっとシックな濃いめの朱色。大人の華やかさ、艶やかさを感じます。やっぱりこの子、本当は大人っぽい服装がとっても似合う。
ミオは自分を気にかけたせいで、トカッチ自身の手紙をほとんど書けなかったんじゃないかと、謝ります。
でも、トカッチはまったく気しないどころか、手紙を送ってものんびり屋の両親は気づかないんじゃないかと笑う。

ミオ「…私よりトカッチの方が、自分を後回しにしてるんじゃない?」
トカッチ「全然。…自分の気持ちを大事にしたら、結果的に、誰かの気持ちを大事にしてた…そんなとこかな?」

ああ、そうか。そういうことなのか。
ミオは、迎えに来たシュバルツの元に行かず、ゼットの中に居続けようとしたグリッタの気持ちに、納得がいってなかった。本当はシュバルツの側に居たいのに、なんでそんな風に我慢しちゃうの?
でも、本当は自分を抑えたりなんかしてなかった。グリッタもシュバルツも。
2人とも、相手のことがとても大切。失うなんて我慢できなかった。だから、自分の素直な気持ちに従って、グリッタはシュバルツを守る為にゼットの中に居続けようとし、シュバルツは自分の命と引き換えに彼女を解放した。
「好き」という気持ちがどういうものなのか、はじめてわかった。

ミオ「そっか…我慢するんじゃなくて、本当に誰かのことが一番になるんだ。…それって、『好き』ってこと?」

ミオにとっては、単に「好き」という言葉の意味を確認しようと、何気なく発したセリフ。…が!

トカッチ「いやいやいやいや!好きってそういう意味じゃ…!」

そうじゃん!これトカッチがミオのこと「好き」って告白してるようなもんじゃん!
ふたりしてそのことに気がついてしまい、ふたりとも大慌て!顔真っ赤!
ほほう、甘酸っぱいのう。ふたりともめんこいのう。ほうほう。
まあ、2人とも中身は小学生なので、このままギクシャクで終了かと思われますが、やー、ちょっと当分は気まずいかもしれんのう、これは。
まあ、おばちゃんとしては、ミオちゃんはバレンタインにチョコを手作りしてくれるんじゃないかと、ちょっとだけ期待するのだった。最終回直前のバタバタの時期にそれは無理かー。

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一方、ゼットはひとりキャッスルターミナルの中で鏡をみつめている。鏡の中にグリッタの姿はもうない。もう鏡を見ても面白くもなんともない。ゼットは鏡を割る。

ゼット「手に入らねえもんなら、なんで見える…」

焦がれても焦がれても、キラキラは自分の手から逃げて行ってしまう。
きっとグリッタも、もう二度と戻っては来ない。
ゼットの闇は深く、濃くなっていくばかり。
それでも、なんでキラキラを求めてしまうのだろう?いっそ最初からキラキラを知ることがなければ、こんな気持ちにならずに済んだのに。ゼットが苦々しい気持ちで床に落ちたミラーボールへ手を伸ばすと、手から濃い闇が溢れ出す。
同時にライトの背から少量の闇がふわっと出てきた。
一瞬気配を感じるも、特に気にすることなかったライトでしたが、大掃除中のワゴンさん達がライトのスタジャンをはたくと、もわもわ闇が舞い上がっていたり。
いよいよここからゼットとライトの繋がりが明らかにされそう。
どういう関係なのか想像がつかなくて、結構どきどきしてます。

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