「今の、いい画だったね。これが、捜査に苦悩する警察官の姿…かな？」
や、いきなり被害者の御宅に不法侵入してきて、進ノ介の変な写真を撮って嫌がらせするこの若造も相当だが、それよりなにより、お庭に土俵を構えている花村金蔵さん(65歳)のご自宅に驚いた。
私は新興住宅街育ちなので、よくわかんないけど、地主さんのお家って普通にお庭に土俵あったりするもんなの？そうなの？
仮面ライダードライブ第13話、感想です。
まったくもって年末年始感のない回でしたが、土俵にお供えされたお酒にちょっとだけ正月の香りが。つーか、霧子ちゃんとりんなさんに着物着せようよ…(T_T)。
というわけで、仮面ライダーマッハ初登場回。前回の煽り予告の「このライダー、『ライダー』！」の意味がなんだかわかったような。
白いメットに長いマフラー、白地にすっと赤のラインのボディ、そしてマッハという名前からして、どこからどうみても某タツノコプロダクションアニメのレーシングカーに乗るべき人でしょう、これ？
え？レーシングドライバーじゃなくてバイクライダーなの？！と確かにちょっと驚いた。まあ、これ以上公道で走れない大型乗り物増やしたら面倒よね、確かに。バイクあたりが限界よ。
しかし、バイクはいかつくてかっこいいし、テーマソングもベンチャーズっぽくて70年代の香りがぷんぷん。じわじわ来ます。
これでもうちょっと性格さえ可愛いけりゃ…！
今回の事件
評判の悪いヤクザまがいの地上げ屋、花村金蔵65歳が自宅内で殴られて入院するという傷害事件が発生。屋内で重加速現象が発生したとの証言があり、一課の捜査会議に参加したゲンさんは怪物の仕業と主張するが、取り合ってもらえない。
特状課内でも、現場に重加速粒子を測りにいくも反応がなく、周囲のどんより発生通報が寄せられていないため、内部抗争をごまかす為の偽証ではないかと懐疑的。
それでも特状課を捜査一課に馬鹿にされて悔しいゲンさんは、捜査すると主張。
進ノ介もお付き合いで、もう一度現場に重加速粒子を探しに行く。
近所の人から容疑者らしき人物の情報を得て会いに行くが、進ノ介達をみるやいなや、全力で逃亡。
進ノ介もゲンさんも後を追うが、ガンマンぽい姿のロイミュード進化態に襲われて見失う。
ゲンさんは戸田川がロイミュードであると確信したが、進ノ介はなんかモヤモヤ。
究太郎がネットの書き込みを調べた結果、容疑者戸田川は花村金蔵に雇われていた時に、花村から色々嫌がらせをことが判明。しかし、進ノ介の引っかかりは消えない。
進ノ介「ロイミュードが選ぶ人間にしては、薄いって言うか…普通なんだよな…」
戸田川は、住んでいたアパートにも放火され、廃ホテルに入り込んでひっそり生活していたが、ゲンさんが居場所を突き止め、ピコピコ2号を背負って急襲。
戸田川が腕輪をいじって重加速を発生させるも、腕輪は壊れてしまい、重加速消滅。
進ノ介も駆けつけ、ゲンさんに怪物と戸田川は利き腕が違うので別人であると説明しようとしたところ、謎の男が現れ、進ノ介の説明を横取り。そいつは進ノ介が捜査する先に現れては嫌味な態度を取り続けていた、カメラマンを名乗る男。
捜査一課が始めにニラんだ通り、怪物ではなく、元従業員の怨恨からの犯行であることがわかり、ゲンさん脱力。
謎の男「人間が重加速を使った、って事が今回のポイント。気付けないのも無理ないですよ。そして、彼にバンドで重加速の力を分け与えていた真犯人は…こいつだ」
男は怪物と人間態の写真をみせる。
進ノ介「嘘？何で人間態の写真まで持ってんだよ、お前？」
そこに再びガンマンロイミュードが現れて、後を追う進ノ介。
さらに海外から帰って来る弟の受け入れ準備の為に、有給休暇を取っていたはずの霧子まで、現場に私服でやってくる。
霧子「泊さん？」
進ノ介「霧子！？えっ？どうしてここに？」
霧子「それが、私、この場所に呼ばれて…」
オロオロしていると、目の前に例の男が現れて、ど派手な演出で仮面ライダーマッハに変身。あれよあれよという間に、ガンマンロイミュードを倒す。
しかし、そのコアが消滅する前に新しいロイミュードの幹部、メディックが現れて、持ち去ってしまった。
メディック「また新しい仮面ライダーを増やしたのですね、クリム。まったく諦めの悪い男…ベルトの分際で。ガンマンは預かります。では、ごきげんよう」
とにかく説明をしてもらおうと仮面ライダーマッハに詰め寄る進ノ介。しかし、それをさらっと無視すると、いきなり霧子を抱きしめる。
謎の男「ごめんね。ああー！怪我はない？」
進ノ介「うわっ！ぶっ飛ばされちゃうぞ！」
謎の男「ジャパンデビュー、インパクトあったでしょ？まず、とにかく見てもらいたくて呼んだんだ」
霧子「どう言う事なのよ？説明して、剛！」
進ノ介「ゴウ？ちょっと…霧子！何でこいつの名前知ってんだよ？」
ベルトさん「詩島剛。アメリカに行っていた霧子の実の弟だ」
進ノ介「ああ、霧子の弟。なるほどね。……あ？えーっ！」
詩島剛、確かに運動神経抜群で頭も切れるのですが、目立ちたがりで、お姉ちゃん好き好きで、どうも進ノ介を敵視している感じ。あら、めんどくさそうな子が来た。これから、どう折り合いをつけていくのでしょうか？
今回の石田監督
鎧武では横との繋がりをみて抑えた演出をしていた石田監督。ここにきて、ああ石田監督だ…と笑っちゃう位過剰な演出を。しかしアメリカナイズされまくってるような性格の仮面ライダーマッハデビューには、これ位でちょうどいいのかも。
矢印での「容疑者戸田川」のテロップとか、究ちゃん水落ちとか、トップギア入った進ノ介の周りに出てくるキーワードの画面を、かたはしから叩き落としちゃうとか、火薬使いまくりのマッハデビュー舞台演出とか、まあ色々、ほんとにいろいろ全開。
でも、今回1番好きな演出はどんよりの中、ビルの屋上から落っこちたゲンさんが華麗に着地を決めてしまうとこ。
重加速の中、いつも危ないところをドライブに助けられて、その度に、ちらっとドライブのパーツを目撃してきたゲンさん。今回はそのクライマックス(？)ということで、ついに頭部を目撃するのですが、肝心のピンチの方は自分でなんとかなっちゃうというとこに、壮大な三段オチがついてます。見事。
今回の霧子ちゃん
部屋着霧子ちゃんを存分に堪能。無造作に髪を束ねて、もこもこパーカーを着込んだ霧子ちゃん、ちょおっと家事は得意じゃないのかか、若干お部屋は散らかり気味。無造作に積んだ本があちこちに。うん、うちよりはマシだからきにすんな。
インテリアはpassport(女子向けお安め雑貨屋さん)あたりで買ったものが多そうで、カラフルで20代女子らしく。
お料理がうまく出来なくて泣きそうになってる霧子ちゃん、可愛い、かわいいよ(´ε｀ )…最近ちょっと変態おやじはいってきてるの自覚したので、ちょっと自重しますorz
今回のシフトカー
アメイジングサーカス
アメリカからやってきた舞台効果専門？のシフトカー。
ちんまりして、ボディにピエロの顔がついているふざけた野郎ですが、匠の手にかかれば、まあなんてことでしょう！田舎の屋外にあるしょぼい素舞台も、ほら、このとおり！
Before
After
アメイジングサーカス1台で照明、音響、大道具、小道具、特殊効果まで一瞬にして整えるとは侮れねえ！この機能、需要高いと思うよ。仕込で一日潰す必要がないんだから。
ベルトさんが、なんのためにアメイジングサーカスを作ったのか、おおいに疑問の残るとこですが、ほら、あれよ。ラスベガスで、仮面ライダーマッハと組んでショーやらせて、トライドロン作る為の資金作りをやらせてたのよ。
そんなわけで、マッハの芸(違？)はベガス仕込み。たぶん。
今回のロイミュード
今回のゲストロイミュードは、アメリカからやって来たということで、人間体のコピー元は黒人のガンマン。ものすごくわかりやすくてよろしい。ジャンゴだジャンゴ！
てか、今時こんなガンマン衣装なんか着てるやついないので、やっぱりアクが強い人間だと言えよう。そして、最後にちらっと出てきた彼の弟。
「ハロー、エブリバディ！どうも、弟です！よろしくお願いします！はい、お金ちょうだ」
…あ、また濃ゆそうな人をコピーしちゃってる。目立つ人がとことん好きなんだなぁ…。
そして新幹部、メディック始動。
くるくるりーんと華麗にバレエを踊りつつ、やられてしまったガンマンロイミュードのコアをすんでのところで保護。手のひらの中に吸収。
おお、ロビンちゃんだ！黒いロビンちゃんキターー＼(^o^)／
ガンマンロイミュード「礼を言う、メディック」
メディック「どういたしまして」
そっとバイラルコアを埋め込んで、ガンマンロイミュードを復活させ、優雅に微笑んでお辞儀をするメディックちゃん。まじ天使。黒衣の天使と思いきや。
メディック「ハート様は、まだ無理をなさってはいけませんわ。あなたは治療中、ガンマンの手助けはブレンとチェイスにでも任せればいいかと」
性格…かなーり悪そう。とっても慇懃な言葉遣いでありながら、ハート様以外はどうでもいいのよ感が丸出し。
チェイス「ハート以外は呼び捨て…か」
ブレン「いいじゃないですか。ハートへの忠誠心が厚いのは良い事です」
ブレン、顔ひきつってるし。さて、どこまで持つやら。メディックとブレンの相性って最悪っぽいわー。
しかもわざわざハート様の治療だけ上半身裸にしてるあたりがあざとい！あざといわ！しかしハート様、ええカラダしてまんな。
ところで、今回のハート様達の根城は公演期間中のどこかの劇場って感じ。前回の水族館といい、夜中や休館日に無人になる建物に入り込んで休ませてもらってる感じかしら？
結構あちこち転々として大変そう。朝になるとわさわさ移動を始めるハート様達の姿を想像したら、ちょっと可哀想になってきたのでした。