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Channel: 出の目鱈の目魚の目は痛い
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手裏剣戦隊ニンニンジャー 第4話 パオンマルな感想

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うちの旦那がこの頃うるさい。
台所までスマホを持ってきて、プレバンにて予約受付中の超合金シノビマルの情報を小出しにしては逃げていく。
「へー、可動箇所22箇所もあるんだってー」
「高さ12センチかー、意外と小さいんだな」
「あ、ちゃんとDXシュリケンジンのお胸にもお座りできるんだー」
たまりかねて「…欲しいの?」ときいてみるも「ううん。ニュースみてるだけー」と言っては逃げていく。…明らかにおねだりだろ、それ。私が欲しくなって、うっかり注文するのを待ってやがる。
言っておくが貴様の誕生日もクリスマスもまだまだ先の話だ。手裏剣戦隊ニンニンジャー第4話、感想です。今回は簡単に。
あたしゃ知りませんよ。自力で注文しなさい!

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というわけで、オトモ忍パオンマル登場回。怒濤のロボ販促回が続いてます。見事にひっかかってる成人男子がここにいます。ちくしょー、確かにあんな風に可愛くかっこよくロボを動かされちゃ、欲しいと思っちゃうよな………はっ∑(゚Д゚)!あぶねっ!策略に乗せられかけてる。
お話の内容は教訓めいたのが続くなー。何となくゲキレンジャーのはじめの頃と似てるような。修行をテーマに置くと、こんな感じになりやすいのかな?

~4話のお話~

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天晴君、はやく強くなりたくて、チームワークを乱しまくった挙句、おでんの具でチームワークの大切さを悟るの巻…こう書くとなにがなんだかわからんな。

チームワークの訓練をしているというのに、天晴はなんでもひとりで敵をやっつけようとしてしまう。
風花「わかってる?お兄ちゃん、チームプレーの修行なの!ひとりで攻撃しちゃったら意味ないでしょ?」
天晴「でも、全滅させたからいいじゃんか、なあ?」

天晴は前回出会った雷蔵と闘う為に、自分が強くなることにしか目がいってない。焦る気持ちはわからなくもないが、それにしても周りが見えなさすぎ。

お父さん「天晴とある程度力のバランスが取れるようになるまで、他の4人で特訓する。天晴はひとりで頭を冷やして何が悪かったか考えるのも大事…かもしれないだろ?」

事実上の謹慎処分みたいなもんですね。くさった天晴は屋台のおでん屋で憂さばらししますが、食べるのは大好きなたまごばかり。他の具には見向きもしない。
街に妖怪土蜘蛛が出たとの一報が入り、天晴は他の4人を待たずに突っ込んで行き、土蜘蛛に呑まれる。
他の4人が攻撃しようとするも、腹の中に天晴がいるので、迂闊に切りつけられない。

そんな迷惑をかけているとはつゆしらず、天晴は土蜘蛛の腹の中で、先ほどのおでん屋を見つける。屋台の主は変装したおじいちゃんだった。

じいちゃん「まあまあ、こういう時はこれでも食べて落ち着け」

はやる天晴にじいちゃんはおでんを勧める。具はちくわにシラタキ、ガンモにはんぺん。たまごが入ってないことにぶーたれるも、とにかく食べる天晴。意外と他の具も美味しいことに気がつく。そして最後に一個だけ残っていたたまごを食べて舌鼓をうつ。

天晴「いろいろ食べた方がよりうんまいな!」
じいちゃん「ひとつの味では単調じゃろ?いろんなおでん種があるから、互いを引き立てあってたまごそのものも旨くなるのじゃ」
天晴「互いを引きたて合う?…じゃあこれはおでんのチームプレーってとこか」

なんとなくチームプレーの大切さをわかった天晴は、じいちゃんが起こした風に自分の火の術を組み合わせて、大きな火柱を起こして、土蜘蛛の腹から脱出。
外ではおりしも4人が連携プレーでの天晴救出作戦を実行しようとしてたとこだったのに…。
なんかいろいろ台無しな気もするのですが、おじいちゃんの指示で5人は逃げる土蜘蛛を追いかける。
またひとりで先走ろうとした天晴ですが、おでんのチームプレーを思い出し、八雲に指示を出せと言う。4人はわけもわからず、ぽかーん。

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天晴「つまり俺がたまごなら、お前はちくわで、凪ががんも、風花がシラタキで霞がはんぺんってことだよ!…わっかんない奴らだなぁ!みんなで力を合わせる!そうした方がそれぞれの力も引き立つんだ!」

…わかんないのは、天晴の方だよ…orz。天晴はまず、自分の考えを人に筋道立てて伝えられるようになることが大切だと思うの。

なにはともあれ、チームプレーで土蜘蛛を倒したことで、「忍タリティ」が高められたのか、封印の手裏剣がオトモ忍シュリケンに変化。

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肥大蕃息の術で巨大化した土蜘蛛の糸で、シノビマル達はぐるぐる巻に。そこで早速新しいオトモ忍、パオンマルが登場!玉乗り芸も難なくこなすダンボのようなロボ。可愛らしい。お鼻掃除機で糸を全部吸い取って、オトモ忍皆で合体。シュリケンジンパオーンに。合体時にいったん中央に座るも、すぐに席をパオンマルに譲って、腕の方へまわるシノビマルが謙虚である。
無事に土蜘蛛を倒したものの、九衛門はめげない。
一向に怖れの力を集める気のない雷蔵を、天晴達を餌にしてたきつけることに成功。

雷蔵「妖怪のいるところ、奴らが
現れるということか。いいだろう九衛門、貴様の言うとおりに動いてやる」

次回からやっと雷蔵が現場で動いてくれそう。九衛門がんばれ。

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うーん、チームプレーの大切さっていうことが、今回のテーマ。けれど、チームプレー無視しまくりの天晴が、じいちゃんの影の指導で、あまり痛い目に遭うことなくこのことを習得してしまい、チームプレーの修行を真面目にこなしていた八雲達が一方的に振り回されちゃうというね。うーん、なんかすっごくモヤモヤするぅ。
最初のうちは仕方ないのかなあ…。主人公キャラはあまり負けてはいけないというお達しが、スポンサーサイドから出てるかもだし。(鎧武の時は実際にそういうオーダーがあって、紘汰が成長キャラであるにもかかわらず、初期から負けさせられないというジレンマがあったそうです^^;)
しかし、その代わりといっちゃなんですが、アクションや細かいCGに芸が光ってます。
今年はニンジャということで、ロボも含めてみんな回るねぇ。バク転、バク宙、側転などなど回転技てんこ盛り。派手で軽やか。見ていてすごく楽しいです。

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今回のじいちゃんのパラパラマンガ指令にも驚いた。これ、かなり手間かかってますよね。
うーん、ロボやアクションが楽しいうちに、天晴がなんとかなって欲しいなあと切に願います。せっかくスタイルはすごく良くて、決めポーズとかはすっごくカッコいいんだからさ。きゅんとくるような頼もしいところをみせて欲しいですー。

~次回~

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オトモ忍にUFO登場?いくら今年のロボは統一感がない品揃えがウリとは言え…これは…ちょっと…誰かとめてやれよ…orz

スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号 ネタバレちょっとだけ感想

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「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」2015年 日本 監督/柴崎貴行 脚本/米村正大

というわけで、みてきましたー。なんかネットでの評判をみると、意外と評価ひくくて、あれ?と思ったので、急いで感想書いてみました。
ネタバレは、重要な所はしてないつもりですので、ええ?観に行こうと思ってたのに、そんなに酷いなら見に行くのやめようかな、と思ってしまったそこの貴方。密かに観てよかったと思っているそこの貴方。ちょっとだけお立ち寄りくださいませ。
さあ、みにいくぜー、とヤル気まんまんのそこの貴方は、鑑賞後にどぞー^_^。

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思わずCMで1番なごんだシーンを引っ張ってきてしまいましたが、これに引っ張られて映画を見に行くと、とんでもない裏切りにあうかもしれません^^;。この映画、異論反論はあると思いますが、全体にびっくりするくらい大人向けなんですよ。
確かにこどもは出ている。
確かにバトル満載。
確かに、映画内の抑圧された空気を変えるブレイクポイントになっているのは、名も無いこどもの叫び。
でも目線はこどもではないんです。あくまでも仮面ライダー達の苦悩と葛藤が今回のメイン。
初っ端にいきなり昭和の「仮面ライダー」TV最終回から映画はスタート。その直後に「歴史の改変」が生じ、現代に「ショッカー」による一党支配のパラレル世界が生まれます。この流れが、上手な映像の処理によりシームレスな出来になってる。映画も全体に昭和の映像に合わせて暗い画面になっていて、例年のようなカラフルな印象はありません。バトルはあるものの、派手さは抑えられ、ライダー同士の不信感が強く押し出されています。暗く、重苦しい印象の方が強く出るように出来ている。
ショッカーはナチスのように描かれ、世の中はショッカーを信じて、ついて行くことで、経済は発展し、一見平和を保っているかのようにみえる。子供達はエリートであるショッカーの一員に競ってなりたがり、「ショッカーユーゲント」を目指してがんばる。しかし言論制圧は重苦しく、デモなどを起こそうとする市民が逮捕される。
我らが仮面ライダードライブ、泊進ノ介も「歴史改変」の影響を受け、特高警察の一員に。ショッカーに逆らう者を逮捕するのが職務で、正しい事だと信じている。霧子は、シグナルバイクの庇護を受けて「歴史改変」の流れに巻き込まれなかった為、この世界がおかしいとわかっている。しかし、霧子も警察故、この世界では特高警察の一員になってしまっている。全体の空気になかなか逆らえない。
ここからライダー達が、どのようにこの世界のおかしさに気づき、元の世界を取り戻すか。それがこの映画の骨子。
観客の目線に1番近いのはゼロノスこと桜井侑斗。
彼は時間を越えられるライダーの為、「歴史改変」に確実に巻き込まれていない。他にも、巻き込まれずに打倒ショッカーを目指すライダーがいることはいるのですが、虚々実々入り乱れて、誰が味方なのかわからない。侑斗は打倒ショッカーを目指し、怪人の邪魔を乗り越えて、黒井響一郎こと「仮面ライダー3号」の先導を得ながらショッカーの本拠地を目指しますが、その途中、ライダー達に助けられたり、騙されたり。
終盤まで、誰がショッカーに洗脳されているライダーなのか、そうじゃないのかわからない。洗脳されていても、途中で目覚めるライダーもいたり。たぶん「歴史改変」に巻き込まれているも、元々の性格故、あんまり変わらないライダーもいたり。敵が味方になったり、味方と思ったら敵だったり。
かなり複雑になってしまった為、脚本としては矛盾が生じてしまった部分も多々あります。そして、各ライダーに思い入れのある方達には「なんでぼくの好きなライダーが簡単にショッカーに操られちゃうんだ!?」と辛い部分もあります(私もそのひとり^^;)。しかし、全体として言いたいことは伝わってきました。
この映画で伝えたかったことは「仮面ライダー」という、みんなが正義と定義する「記号」を疑いもせず信じてほいほいついて行くと、とんでもないとこに持って行かれるよという警告なのではないかと。現在の社会情勢を鑑みたか、珍しく思想的な側面をみせてきました。
また、今回のメインゲスト「仮面ライダー3号」黒井響一郎は昭和ライダーの流れに沿った「改造人間」。これ、今のニチアサではもう許されない設定なんですってね。しかも黒井響一郎は、ニチアサではもう許されないことをやってしまっているのです。
ここにきて、テレビではもう出来ないこと、映画でしか出来ないことを考えて作ってきていると強く感じる内容でした。3号は許されない暗い部分を背負ったキャラ造形。昭和のライダーに、石ノ森章太郎が描いたライダーに近づけたという自負を、エンドクレジットからも感じます。まあ、現行のテレビシリーズのことも考えて、穏やかな着地にはしていましたが。
ただ、やっぱりこどもはついていけてないみたいなのよ…orz。斜め前に座ってた4歳くらいのこどもさんが、不安がってぐずるぐずる^^;。
最後にニンニンジャーが出て来て、今までの重苦しい映画の空気が一変した時、そのこが「ニンニンジャーだ!」って叫んで、会場の空気もなごみました。
話としては、いかにも付け足しなんですが、やっぱり戦隊パート、必要だと思うよ。

しかしこの映画、最後の最後で、とんでもない仕掛けを用意してきてます。
最後に、現行シリーズの登場人物にとんでもない事件が起きて、現行シリーズの「歴史改変」をしちゃっているのです。これはこの映画の観客を、入場者プレゼントで配布されたDVD「仮面ライダー4号」へ誘導するための仕掛け。あまりにびっくりしたので、これは誘導されざるを得ない!そしてそこから有料チャンネルへ誘導されざるを得ない!ぐぬぬ、やりおるのう。
この流れを作った首謀者はプロデューサーの白倉さんなのかな?さすが商売に抜かりなし!とも言えますが^^;、これ、うがった見方をすると、白倉氏が作り手を保護する為に作った仕掛けともとれるんですよ。東映取締役として、シリーズを継続させて行くことに重きを置いている白倉氏の、自らのジレンマへの解決法というか。
正直なところ、今のニチアサはビッグコンテンツ故の制約でがんじがらめのようです。以前から「ユリイカ」の仮面ライダー特集などでも語られてきましたが、今はもうやりたくても「龍騎」や「555」のような作品は作れないんだそう。ライダーが怪人以外を「殺す」ようなものは基本NG。最初はバトルしても最後には仲良くならなきゃならない。その中で、インベス化というエクスキューズを用いたとはいえ、ライダーバトルを突っ張り通した「鎧武」という作品は、実はすごいことをやらかしてた訳ですが、関係者一同は相当大変だったらしいです(株式会社カンゼンより出版されている「語ろう!555 剣 響鬼」に収録されている虚淵玄さんのインタビューなどから、そのことがうかがえます。興味ありましたらご一読ください)。
だったら、ニチアサ枠ではもう出来ない、大人好みのハードな話は、有料チャンネルでやろうよ!という試みなのではないかしら。今までネット配信していたようなパロディものではなく、本格的なドラマで、どれだけ有料チャンネルに食いついてくるか見てる。
今回配布されたDVD「仮面ライダー4号」を観て、それを強く感じました。うん、この内容はたぶん今のニチアサではもう出来ない。ドライブメンバーをメインに据え、こども向けのくすぐりを排した本格的な謎解きもので引っ張ってあって、え?どうなるの?とかなりガチで続きを見たい出来。監督は山口恭平氏。脚本は毛利宣宏氏。やりおるのう。
dビデオに加入して、是非この試みに参加したかったんだけど、うちにあるデバイスがことごとく推奨規格外orz。ちょちょちょっと!これ、後でDVDで出るんでしょうね!
最後に、この映画で個人的に掴まれたところを。
J!Jが怖えー!暗闇に光るJの目に、とてつもない絶望感を感じました。こんなのに襲われたら助からないよう…。巨大感、重量感が半端なく。私の中で、夜に出くわしたくないライダー第1位に昇格。
巧は…カッコいいのよ!わざと暗いところで戦ってくれちゃうし!暗闇に光る赤のラインにはぞくぞくするわー。10年たってもやっぱり555のデザイン、変身音声とコミで1番スタイリッシュだわーと感心しました。
南光太郎、時代を超えてヒーロー!すんごい説得力のあるヒーロー!超かっけー!しかし、BLACKがダメでもRXがあるもんねー的なゴリ押しには吹いた。そう来ましたか。
そしてこの映画の映像としての目玉、サーキットでの激走カーレース!うん、ドライブのスポーツカー仕様をみた時に、皆が一度はみたいと思っていた絵。なんかひとり、とんでもない巨大車両をエントリーしてるライダーがいて吹きました。重いだろ!絵的にはとてつもなく面白く。
そして、仮面ライダー3号、及川光博!所作も都会的で洗練されてて、ダークヒーローな影の側面も背負っちゃって、ちくしょー!かっこいいのよう!しびれました。ただし私服衣装が、まんま「相棒」の尊君だなあと思ったのはナイショ。ライダー姿でメットオフして、車の脇に佇んでる姿は、いかにもヒーローで身悶えましたー。はふん。

まあ、賛否両論色々出てくる内容だとは思いますが、それだけ制作側も色んなことに挑戦している内容ということで。興味がありましたら劇場でご確認くださいませ。

手裏剣戦隊ニンニンジャー 第5話 UFOマル…!な感想

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霞「こどもの頃、おじいさまからうかがったんです。宇宙人と30回交信したことがあると!…そのお話がきっかけで宇宙や科学の分野に興味を持ち、ずっと科学者になるのが夢だったんです」

なんてことだ!天晴だけでなく、一見天然、実はしっかり者にみえた霞姉まで、こんなヨタ話を信じ込んでたよ!…と思ったら好天じいさんから衝撃の告白が!

好天「今回あやつらに与えたUFOマルこそが、すべてのオトモ忍の原型なんじゃ。宇宙人のテクノロジーアを元に、孫たちの好みに合わせてオトモ忍を開発したというわけじゃ」

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………えー∑(゚Д゚)
ごめん…ごめんよ天晴。2話でじいちゃんが宇宙人と30回交信したって話は、すっかり君のファンタジーだとばかり思っていたよ。忍者と宇宙人のステキコラボロボ、UFOマルに頭がくらくらしました。手裏剣戦隊ニンニンジャー第5話感想。
うっかりオトモ忍達が壊れたりしたら、宇宙人がスパナ持ってメンテナンスに来てくれるなんてこともあるのかしら?…交通費、出張費がとんでもなく高そう…。

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今回は霞姉さんメイン回。第1回女子メインというわけで、監督はやはりこの人、渡辺勝也氏。彼女の飄々としつつも、芯の強い美しさを撮ってくれました^_^。
宇宙人と交信したというおじいさんに憧れて、科学者を目指す霞姉。しかし、忍者としての使命も果たさねばならない。大学の授業を抜け出して、妖怪ウンガイキョウ出没現場に駆けつけてくる霞姉だが、ちょっと遅刻ぎみ。
彼女自身が提案した妖怪の張り込みの交代も、遅れてきた上にすごく眠そう。
そんな霞をみて八雲は忠告する。

八雲「やりたいことがあるのはいいと思うが、やるべきことも忘れないようにな」
霞「どちらも取るのは無理ですよね…」
八雲「それは…どうだろうな」

八雲君、霞姉を心配しての発言でしたが、言ってしまった後で、霞姉の夢を諦めさせることになったのではないかと苦悩。

八雲「ニンジャを続ける以上、他の夢をもつことは辛い場合もある。かといって、大学を辞めるべきなど俺には言えん…」

なんていうかこの子、苦労忍よね。5人の中でちょうど年齢はど真ん中。最年長の天晴は自由すぎてすぐ1人で突っ走っていっちゃうし、皆は魔法学校に通ってた八雲と較べると、まだまだ忍術修行は甘いし…。天晴の代わりに、皆を背負うお兄ちゃんになろうと頑張ってる感じ。

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ウンガイキョウに騙されてもめげずに、大凧に乗ってウンガイキョウをどこまでも追っかけてく天晴。
それをみて、霞姉の悩みの突破口になると思った八雲は、彼女を励まそうとします。

八雲「たか兄は残念なくらい諦めの悪いヤツだ。でも、あきらめの悪いことが、あれだけの力をもたらしてるのも事実だ…だから!大学と忍術、あきらめたりしないでどちらも取ればいいじゃないか!」
霞「はい。最初からそのつもりですよ?」

霞姉が悩んでいたのは、ウンガイキョウ退治のひみつ兵器を作るために睡眠がとれなかったことだけ!八雲の心配全く御無用でした…orz
うん、そうだね。何かをとるには何かをあきらめなきゃいけない、なんていうオトナの諦観なんか、霞姉とたか兄の頭の中には全くない。2人とも凧のようにかろやかに自分の夢を叶えようと飛んでいってしまう。八雲の常識の範囲外へ。

凪「霞ちゃんも、たかちゃん側の人だったんだね…」
八雲「もうあれこれ考えるのはやめる。忍者たるもの、悩むべからず…だな」

なんていうか、ふつうのオトナの感覚を持っている八雲には越えられない壁が、年長組との間にあるような気が…。八雲は、霞と天晴に一生かなわないんじゃないかという気がしなくもないが、八雲の役割だって集団の中では絶対必要なのよ。がんばれ、とにかく八雲がんばれ!なんかひとり真面目にがんばってる八雲がかわいそうになってきちゃった(つД`)。

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霞「では折衷案として交代であの妖怪さんをみはるというのはどうでしょうか?」
天晴「張り込みかー!燃えてきたー!」

忍びなれども忍ばないのがニンニンジャーの魅力ですが、一見悪いことをしているように見えない妖怪を尾行するというシチュエーションを作り出すことで、今までで1番忍者らしい活躍がみられました。

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時代劇などでありがちな、ベーシックな忍び方。なんだ!みんなちゃんと忍べるじゃん!

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…と思ったら、霞姉さんポストに変身。…なんていうか、忍者飛び越して、タヌキとかキツネとかのレベルだよね。霞姉、くえないオンナだよ。

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そして天晴は忍ぶどころか、妖怪の作戦のお手伝いまで(;´Д`A。ああもう、またコイツのおかげでなんかいろいろ台無しだよ…。

ところで、ニンジャとして使命を果たす以外の、5人の未来のビジョンもはっきりしてきました。

天晴は、じいちゃんのようなラストニンジャを目指す。
八雲は魔法と忍法を融合させたニュージェネレーションニンジャ。
霞は、宇宙人と交信できるような科学者。
凪は、就職に有利になるなら種類を問わない資格マニアですが、「孫の好みに合わせた」オトモ忍がダンプカーなことから、漠然と建設業系を目指してるのかも。

その中で唯一ふわっとしているのが風花。
八雲にこどものころの夢をきかれて答えます。

風花「うーん、夢か…なんだったかな?霞ちゃんは科学者だっけ?こどもの頃の夢、持ち続けてるんだもんね。素直にうらやましいよ」

まだ高校生だし、彼女の答えが1番リアルかも。そうだよね。この歳ではっきり何になりたいか言える子の方が少ないよね。この特異な環境下で、1番等身大な常識人が風花ちゃんなのかな。常に周りの人間関係に気を配ってるし、暴走天晴へのツッコミを欠かさないストッパー役になってるし。
たぶん視聴者目線に1番近い風花ちゃん、メイン回はまだかな?どういう方向に行くのか楽しみ。

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雷蔵「逃げるか?赤いの!!」
天晴「逃げないって!"待て"ぐらいできるだろ?」
雷蔵「俺が欲しいのはいくさの手柄だけだ。すぐ戻って来い!」

雷蔵「…遅い!」

やっと目指すアカニンジャーをみつけたのに、九衛門の邪魔でお預けをくらい、じーっとまってる蛾眉雷蔵殿。アカニンジャーに忘れられてもじーっとまってる蛾眉殿が今回の最優秀キュート賞。やだ、このひと可愛いすぎる。

仮面ライダードライブ 第23話 ひみつの霧子ちゃんな感想

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メディック「ハート様、悲しむ必要などございませんわ。チェイスは所詮、約束の数にも入らぬ男。いずれ敗れる運命の者が敗れた。それだけのことです」
ハート「理屈じゃないんだよ、メディック。友達を亡くすということは、とても…とても悲しいことなんだ」

ひとの気持ちがわからないメディックちゃんにイラつくでもなく、丁寧に悲しいという気持ちを説明してくれるハート様、まじハートフル。手にそっと握りしめているのは、プロトドライブのシフトカー。仮にもロイミュードの敵だったころのチェイスの遺品を眺めながら嘆くハート様、まじハートフル。

ブレン「そうですね、ハート。我々はかならず復讐すべきです」

そっとハート様の気持ちに寄り添い、おまけにそっと隣に座って寄り添うブレン。あらまあ、積極的。

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可愛らしいおニューのハンカチを手に、ハンカチ1号の仇をとってやるとばかりに、ブレン君、メディックちゃんへの反撃を開始か?ふふん、ハートのことなら、メディックなんかより私の方がよく知ってますよ!と言わんばかりの勝ち誇った微笑みが小憎らしい。仮面ライダードライブ第23話感想。
ブレンは無事メディックを蹴散らして、ハート様の正妻の座を射止めることが出来るか?(なんか違う)

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さて、今回の詩島姉弟大ピンチのストーリーを担当したのは、監督・鈴村展弘さんと脚本・香村純子さん。おお、久しぶりにして、ドライブ本編ではお初のおふたりです。
鈴村さんはドライブのスピンオフDVDで何度か。今回はエキストラさんをたくさん使って、警視庁の爆弾処理班の様子を。おお!なんかいつもよりリアリティ3割増し(※個人の感想です)!
また、タイプ・フォーミュラが全力で走ると、一般の目からどうみえるのかを上手く表現してくれました。
そして、脚本の香村さんは、「ウィザード」などを見てると、男性のナイーブな側面をイヤミなく描くのに長けていると思う。剛のドライブに対する嫉妬のような感情を、今回ずずっと押し出してきました。
また、霧子ちゃんの女性的な内面がピックアップされていくようなので、この回に香村さんを投入してきたのは、うまい采配かと。

23話の事件

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いくら探しても爆発物が見あたらないのに、必ず爆発が起きるという、不思議な予告爆破事件が連続して起きる。
事件の特殊性から特状課に応援要請が入り、マッハとドライブが爆破予告のあった遊園地に乗り込む。爆破予告時間まで1分を切っり、警視庁の特殊班が退避しても爆弾を探し続けるマッハとドライブ。が、懸命の努力もむなしく、観覧車によじ登ったマッハの背中で爆発が起きる。
高い位置から炎で弧を描いて落ちて行くマッハの画は、なかなかの迫力。いい画、撮れてるよ!マッハ死んだー?!と一瞬ヒヤッとしましたが、なんとか無事。…よく無事だったな。
たまたまマッハの背中に当たったおかげで、あらかじめ仕掛けられた爆弾は存在せず、見えない程の高速で打ち出されたミサイルで爆発が起きていたことが判明。
しかも、爆破標的だった観覧車が無事だったことで、怒ったロイミュードがノコノコ出てきてしまい、ロイミュード事件と認定される。だが、進ノ介達にペンシルミサイルを浴びせて、ロイミュードはその場から逃亡。
進ノ介達は、立ち入り禁止にも関わらず、遊園地に入り込んでいた高校生、茂木拓郎の身柄を拘束する。彼はどの爆破事件現場の野次馬の中にも必ずいて、遊園地でも標的だった観覧車をスマホで撮影しようとしていた。
取り調べるも、のらりくらりと追及をかわし、人をバカにした態度を取り続ける茂木。そこに今度は4箇所同時の爆破予告が届き、茂木は、予告時間に拘束されていれば、無実が証明されると笑う。
進ノ介は、同時に予告された4箇所へミサイルが打てる場所を、究ちゃんに特定してもらうと、剛と共に駆け付ける。ミサイルは発射されてしまうが、進ノ介はタイプ・フォーミュラの音速移動で、すべてのミサイルを捕獲し、上空に放り投げてトレーラー砲で爆破。
その間、剛はデッドヒートでロイミュードと闘うも、時間切れが来てタイヤがバースト。その隙をつかれ、変身解除まで追い込まれる。
そこへミサイルを処理し終えた進ノ介が駆け付け、ロイミュードを倒すも、今回はコアが処理しきれず、ブレンのタブレットに回収される。また、マッハドライバー炎が破壊され、剛は変身できない状況に。さて剛はどうなるのか?

23話のNewシフトカー&タイプ・フォーミュラ

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今回、人に認識できない速さで人混みをくぐり抜け、4方向に同時に発射されたミサイルをとめるという驚異の能力をみせたフォーミュラ。しかし、進ノ介の身体にかかる負担はそりゃ半端なく。

ベルトさん「どうした?進ノ介、スピードが落ちている。爆弾はあとひとつだぞ」
進ノ介「いや…そろそろGが厳しい…」

音速で走ってりゃ、普通なら身体バラバラになってますがな。ベルトさん、あなた鬼ですか。
そこにりんなさんが新たに開発したシフトカー3台組が!
マンターン、ジャッキー、スパーナのピット・クルー。ジャッキーがフォーミュラの身体を寝かせてジャッキアップ、スパーナがフォーミュラの背中の部品を外してメンテナンス。
進ノ介「すげえ!身体が楽になった!」
そしてマンターンを使うと速度が増すという。優秀なクルーです。フォーミュラ強すぎ。勝てる奴いるの?これ。

23話の剛

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りんなさんに色々追加の装備を作ってもらい、どんどん強くなっていく進ノ介にたいし、剛の追加装備はデッドヒートだけ。
メイン開発者のハーレーじいちゃんは旅に出ちゃうし、剛としてはひたすら基礎体力を鍛えまくって、マッハの変身時間を延ばして行くぐらいしか、強化ができないわけで。今回はひたすら筋トレしております。
ピット・クルーを開発するのに四苦八苦するりんなさんを横目に

剛「またドライブか…。もう進兄さんひとりでいいんじゃない?」

と思わずイヤミが出てしまうのも無理からぬところかと。
今回のロイミュードとの戦いでも、ドライバーまで壊されてなす術もない剛の前に、新装備でピッカピカの進ノ介が颯爽と登場。ミサイルを全て止めるという、とんでもない仕事をこなした挙句、剛が苦戦したロイミュードをアッサリ始末。
ぎりっと歯噛みする剛の悔しさが痛い。いくら鍛えたって装備に差がありすぎる。初登場の時は、マッハの方が性能が上だったんだけどなあ。
今まで感情が爆発しそうになっては、おちゃらけてごまかしてきた剛だけど、ここらで一度爆発しといた方がいいと思うの。

23話の霧子ちゃん

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真面目一筋の霧子ちゃんでしたが、ぼろぼろになったチェイスを目の前にして、彼女に秘密が出来ます。人を殺すかもしれない、危険なロイミュードであると理性ではわかっていても、霧子の女性としての感情が抑えられない。
誰にも内緒で、チェイスを廃屋になった病院に匿います。おおー、よかったよ。霧子ちゃんのお部屋に連れ込まない理性は残っていてよかったよ。意識を失ってるとはいえ、女の子の一人暮らしの部屋に連れ込んでたら、お説教してたとこでしたよ。

霧子ちゃん、マッド・ドクターを連れてきて、そっと約束。

「ドクター、これは私とあなた、2人だけのひみつよ」

ブレイクガンナーにドクターを装填。

「ドクター…おねがい」

ブレイクガンナーを横たわるチェイスにぶち込むと、チェイスが痛みにのたうつ。

うわー…なんでしょう、この淫靡な雰囲気は。薄暗い室内、霧子ちゃんのささやくような声、思いつめた表情、痛みに悶えるチェイス。そして、ひみつという言葉が持つ背徳感。すみません、なんか鼻血吹きそうです…。
そして秘密を抱えてしまった霧子ちゃんに乱れが生じます。珍しく仕事に遅刻したり、ドクターがいないことを取り繕うのに声がうわずっちゃったり。ここは進ノ介か剛に気付いて欲しいところだけど、2人とも目の前のロイミュード事件を追うので頭が一杯だからなあ…。
そして、仕事の後にチェイスの様子を見に病院へ。ちゃんとお花を持っていくところが、霧子ちゃんらしいというか。ちらりと乙女心がのぞいています。
が!寝ているとばかり思ったチェイスに急に腕を取られ、引き寄せられてしまう霧子ちゃん!

チェイス「お前が、俺を助けたのか?」

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きゃー!きましたよ、怒涛の少女マンガシチュエーション!もう、チェイスったら、積極的なんだからぁ。
ちょいとチェイスさん!暗闇の中、ベッドの上、とお膳立てが整ってるようにみえるけど、霧子ちゃんとふたりっきりじゃないからね。
サイドテーブルにマッド・ドクターさんいるからね。
ドクター、きっと(((;゚Д゚))))←こんな顔しておろおろしてるからね。霧子ちゃんにおイタしちゃだめよ。

次回はニンニンジャーとのコラボ回を挟んでから!ふぅー!焦らしてくれるぜ。その間に妄想が膨らむこといずれもマッハー!誰か止めてぇー!

永遠の平成仮面ライダーシリーズ 語ろう!555 剣 響鬼

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「永遠の平成仮面ライダーシリーズ 語ろう!555 剣 響鬼」2015年1月15日初版 構成・取材・文 /谷田俊太郎 株式会社カンゼン発行

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ひさびさにブックレビュー。
「平成ライダーを航海にたとえると、最初の3作『クウガ』『アギト』『龍騎』が、次々と新大陸を発見した華やかな隆盛期だったとすると、『555』『剣』『響鬼』は、激しい嵐に見舞われた激動期」(「おわりに」より)

この本のインタビュアーにして、編集者、谷田俊太郎氏が書くように、表題の3作は、先の見えない平成ライダーの方向性を模索する、スランプ期でもありました。その3作を当時のプロデューサーや、脚本家、ファンの目線から熱く語ってみた本。

…て、まとめちゃってもいいんですが、ここから誤読上等で。
この本、インタビュー集という体裁ですが、全体の構成から考えたら、ただのインタビュー集じゃない!平成仮面ライダー本編ストーリーに負けずとも劣らない、あっつい仕事人達のガチンコバトルストーリーに仕上がってるんです。
この本の中核を成すのは、現在の平成ライダーシリーズの礎となった高寺成紀プロデューサーと白倉伸一郎プロデューサー、この2人の天才の確執。
2人ともライダーシリーズにすごく熱い思い入れがあって、いいものを作ろうとギリギリまで粘りまくる人間。
でも、主義主張は正反対で全く相入れない2人の違いが「響鬼」という作品を通して明確になる…。

ひとつひとつのインタビューを個別で読んでも、もちろんそれぞれにすごく面白いのですが、この本のすごいところは、インタビューの掲載順を「起・承・転・結」にすることで、とてもドラマチックな展開を作りあげてるところ。白倉P、高寺P、この2人の熱いオトコの戦いを盛り上げる論客は本人達を含めて10人。
「響鬼」中盤でプロデューサーが高寺氏から白倉氏に交代する"事件"が起きたのは、皆様ご承知の通り。当然、この"事件"の直接の背景が語られることはありませんが、いろんな人たちのいろんな側面からのインタビューが進むにつれ、何があったのか漠然と推測することが出来ます。そして高寺氏、白倉氏それぞれのインタビューで、事件前後の、それぞれの覚悟、想いが語られ、この本のクライマックスを迎えます。おお!ドラマチック!

まずプロローグ「起」。KADOKAWAプロデューサー、井上伸一郎氏。「ニュータイプ」などの雑誌の編集長としての目で、東映の外側から当時の2人の仕事を公平に、冷静に語っています。そして後に、高寺Pとは「大魔神カノン」、白倉Pとは「キカイダーREBOOT」で一緒に仕事をしていますが、その時に受けた印象も語っていて、非常にバランスがいい。まずこのインタビューで、2人の人となりを紹介しています。

そして「承」はファン代表とも言える人達のインタビューから、当時出演していた俳優さん達のインタビューへ。
ファン代表は二ノ宮知子氏、鈴村健一氏、虚淵玄氏。

二ノ宮氏は、最近よくある"息子とみてるうちに、お母さんの方がどハマりしちゃったよ"というファン代表。平成2期から入って、いま過去の作品を、お友達やご主人のクチコミを頼りに見返してる真最中。
「555」の良さを、お母さん目線でイキイキ語ってくれてます。まんが家さんだけあって、自分のはまりポイントを分析するのがとても上手な方です。

そして声優、鈴村氏。この人は「電王」で平成ライダーに参加しちゃうことになりますが、基本的にはオタク。1ファンとして、個人的好き嫌いを含めて、率直に語ってくれています。「エンタメ」としての特撮と「リアル」としての特撮、この2つの切り口で平成ライダー1期前半作品を語っていて、なかなか鋭い。リアル特撮としての「クウガ」「響鬼」前半の世界観を大変評価しています。

虚淵氏は「鎧武」のメインライター。ファン視点で「555」「クウガ」についても語ってはいますが、どちらかというと「鎧武」執筆の際の苦労話が中心になっています。
ここで「ライダーシリーズ」は決して熱い思いだけでは作れないこと、複雑な利権、意見の対立が絡みあっていて、その中でやりたいことを突っ張り通すということが、いかに大変かということが浮き彫りに。このインタビューを通して、「剣」「響鬼」で起きたスタッフの交代劇の背景が、うっすらとですが、推測することが出来ます。虚淵さんのお話は、この本の中ではドラマでいうところの"伏線"ですね(^^)。

次に俳優パートへ。
まずは「剣」で、ラスト近くで出てくる黒幕・天王路博史役に挑んだ森次晃嗣氏。彼はご存知「ウルトラセブン」モロボシ・ダン役で一世を風靡した人。そして高寺Pはウルトラシリーズが大好きで、大学で「怪獣同盟」なるサークルまで作っていたというのは有名な話。
森次氏は主に自身のやっていたウルトラセブンを中心に、当時の円谷が目指していたドラマ作りについて語ってくれます。そこから高寺Pが「クウガ」で目指していたものがうっすら透けてくる内容になってます。

「555」の乾巧役の半田健人氏登場。当時たっくんを演じていた彼の目からみた555の物語と、白倉P像を。彼は555を、信念のある作品だったと評価。

そして「転」、クライマックス。いよいよこの激動期に起きた「スタッフ交代劇」の主役3人が登場。

まずは「剣」で、メインライター交代の後を引き継いだ會川昇氏。この人はインタビュアーさんに当時のプロット、初稿、打ち合わせメモなどを見せてくださったそう。彼は皮肉にも、後に「ディケイド」のメインライターを降板することになります。
次に、「響鬼」の前半のプロデューサーをつとめた高寺成紀氏。高寺氏自身、当時の気持ちのモヤモヤを噛み砕けていなかったようで、結論にいたるまで、期間にして半年、のべ20時間以上のインタビューを敢行しているそうです。これはインタビュアーさんの粘り勝ち。拍手。
そして「555」のプロデューサーで、「響鬼」の後半を継ぐことになった白倉伸一郎氏。現在は東映の取締役として、大勢の人間におまんまを食べさせなければいけない立場。日曜朝8時の番組枠を守り続けなければいけない覚悟をもって仕事をしている人。

3人とも、当時3人の上に降りかかった困難を、情熱と反省を込めて語ってくれています。時間薬とでもいうのか、わりあいマイルドにお三方とも語っていますが、それぞれが信念を貫いて、真摯に自分の仕事に向き合った結果の上での「555」「剣」「響鬼」だったんだなあ、ということを強く感じさせるインタビューです。

そして「結」は、もちろんこの人!脚本家、井上敏樹氏。「響鬼」後半のメインライターをつとめています。
高寺氏、白倉氏と共に仕事をした経験から、お2人のことを、毒舌に隠した愛を込めて語ります。井上氏が相変わらずいい男すぎて笑った。
そして、このインタビューのエンディングが秀逸!ドラマの終わりのような余韻を残す素敵な締め。最後に掲載された写真が、井上敏樹の描くドラマそのもので、もうねε-(´∀` )。


最初は興味のある人のインタビューからちまちま読んでいて、その時は気がつかなかったのですが、全員分のインタビューを読み終えて「あれ?」となって、最初から通読してみたら、目頭が…。
もちろんこの読み方は、この本のひとつの楽しみ方であって、他にも拾うべきものは多々あると思います。高寺P、白倉P以外のエピソードでおお!と唸らせる話も満載ですので、この2人に焦点を当てる読み方をせずとも、充分楽しめます。
興味がありましたら、舞台裏で繰り広げられた、もうひとつの平成ライダーの物語を楽しんでみてください。熱くて、カッコよくて、いいお話でしたー!

手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ 春休み合体スペシャルの感想

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くるりん、くるりんと可憐にまわって、ハートさまの隣にすとんと座るメディックちゃん。そんなメディックちゃんを愛でるような眼差しでみつめ、嬉しそうなハートさま。あらー、なんか傍から見たら、超ラブラブカップル。
ブレン君、いたたまれずに窓の外に視線を移すと…。
シノビマルが、しゅたたたたー!

ブレン「ロボ!ロボです!今、巨大なロボが!」

ハートさまとメディックちゃんも窓の外に目をやるも、外は静かでといいお天気。

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メディック「ブレンったら、またおかしなことを言い出して」
ハート「お前…少しは気を休めたほうがいいぞ?」

へんなひとーと言わんばかりに、ハート様とメディックちゃん退室。って2人してどこ行くのよ。ひとり残されたブレンは、ハンカチで汗をふきふき自嘲気味に笑い出す。

ブレン「そうか…私はきっと疲れてるんだ…っははは…」

そんなブレンを嘲笑うかのごとく、次々と窓の下を通り過ぎるオトモ忍達が小憎らしい。ワンマルなんて、わおんと鳴いて通ってるし。
お前ら、ちったぁ忍べよ「手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ 春休み合体スペシャル」感想です。

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貴虎「みんな…疲れてるのか?」
あら?なんかこのシーン、前にもみたような…デジャヴ、これがデジャヴね!うん、私きっと疲れてるんだわ…うふふふふふふ…


うーむ、周回遅れ。思ったことだけを書くか、あらすじも書くか悩んで、あらすじ書いてツッコミを入れる方法とったら、思ってたよりテキスト膨大でしたorz。まとめ方考え直さねば。

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昨年好評を博した、スーパーヒーロータイム合体スペシャル第2弾。同時期に公開される春のヒーロー大戦映画の宣伝が主目的ではありますが、ちゃんとTV視聴のみでも完結するように出来ています。戦隊、仮面ライダーをどちらかしか見てなくても理解できるストーリー構成になっていて、両方みてみようかという気持ちにさせられる。このまま恒例化、個人的には歓迎。

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こういうコラボ回で面白いのは、その世界では当たり前のお約束が、外から眺めると違和感バリバリなところをみせてくれるところ。
妖怪が跋扈し、宇宙のテクノロジーアに基づいたロボが活躍する「ニンニンジャー世界」と、重加速現象と変身するおまわりさんが存在する「仮面ライダードライブの世界」。
前年と同じように、ライダーの世界に戦隊が入り込むことから話が展開していきますが、今年の脚本は、元パロディライターの三条陸さん。お互いの世界にツッコミ入れまくり。
前半は空気を読まないニンニンジャー側のペースで、テンポよく笑わせながら進んでいきます。しかし、ニンニンジャー達が仮面ライダー世界の「異物」として追われはじめると、雰囲気は重苦しいものに変わっていきます。

シーンはいきなり妖怪ブルブルが、街を襲うところからスタート。

九衛門「これは素晴らしい。君のおかげで実に強力な妖怪ができたよ」

かげには九衛門と共に、銀色もさもさヘアーの男が。
いつものように、ニンニンジャーが駆けつけ、いったんはブルブルを追い詰める。しかし、ブルブルは急に重加速を発生させて、ニンニンジャー達の動きを抑えると、蹴散らして逃げて行ってしまう。
そこへドライブ姿の進ノ介が駆けつけ、お互いへのツッコミ第1弾スタート。

天晴「タイヤ…人間?」

霞「派手ですね…」
風花「ちょっとかっこいい」

ベルトさん「重加速を起こしたからには、お前たちはロイミュードだ」
凪「うわ!なんかベルトがしゃべったよ?」

天晴「どんより?体が重くなるあの技か!あれなら妖怪が起こしたんだぞ!」
進ノ介「ほーう、デタラメいうな!妖怪なんているか!」

天晴「俺たちはロイなんとかじゃない!忍者だ!」
進ノ介「嘘つけ!こんな派手な忍者、どこにいる!」

お互い知らないことを利用して、簡単にそれぞれの世界観を説明。
女子の感想が全体にのんびりしていて、よろしい。
なんか話も噛み合わないし、そこへ霧子ちゃんも駆けつけて、進ノ介が警察ってばれちゃったし、倒すのではなく逮捕する方針に切り替え。

天晴「ははん、上等だ!おれは何も悪いことをしてない。出るとこでてやるぜ!」
進ノ介「言ったな?よーし、俺は警視庁特状課巡査、泊進ノ介だ。ロイミュード犯罪の容疑者として午前10時18分、緊急逮捕」
天晴「まじで?どうするよ、みんな?」
進ノ介・天晴「…誰もいない!」


天晴以外は、スタコラサッサとどろんして、みんなでのんびりお茶飲んでるし、天晴は天晴で、取調室でカツ丼やカレーが出るのは昔のドラマだけと知るや、さっさと忍術でどろんしちゃうし。身元引受人の好天おじいちゃんは、妖怪がいるいないで課長と大げんか。

天晴「俺の妖怪退治をみせてやる!そうすればお前もわかってくれるだろう?…悪いが、俺はどんなことでも一度決めたらまっしぐらだ!」
進ノ介『全然、目論見が読めねえ…俺の脳細胞がエンストしかかってる…』

どろんしたはずの天晴は、濡れ衣を晴らすため、フリーズする進ノ介をずるずる引っ張っていく。身長185センチのオトコが引きずられる様子は、なかなか可愛らしい。そこへ、またしても「どんより」が発生。
現場に駆けつけるも、そこにはニンニンジャーの他の4人が、生まれたての子鹿状態でぷるぷると。

八雲「来るなー!」
凪「こいつ、赤い服きてるよ!」
風花「怖い、怖い!」
霞「嫌!」

ブルブルの罠にはまって怯えて攻撃してくる八雲達。やはり「どんより」を起こしたのは、ニンニンジャー達だと断定する進ノ介を制して、自分で仲間達に戦いを挑んでいく天晴。
結果、彼等の下にあった水のシミみたいなものが、妖怪に変化、そいつが「どんより」を発生させたことで、天晴達の疑いが晴れます。そして、九衛門、ロイミュード、謎の銀髪男が登場!
妖怪ブルブルは九衛門とハート達の合作。ハート達がバイラルコアを提供、そこに九衛門が封印の手裏剣を合わせて、妖怪ブルブルを作り出していた。しかし、異世界の九衛門とハート達のどこに接点があったのか?ハート達と一緒になってルーレットに興じていた、謎の銀髪もっさりヘアーの男。彼はロイミュード089だった。

089「偉大なる目的のため、すべての恐怖を我が手に!」

部下のロイミュード達と妖怪ブルブルが、九衛門、ロイミュード089の命令のもと、進ノ介とニンニンジャー達に襲いかかる。

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一方、剛は空に怪しいグリーンの裂け目を見つけて、この世界の変化の予兆を感じ取っている。そこへ忠告に現れる謎のライダー。

3号「その異空間を追わないのが、身のためだ」
剛「あんた…何者だ?」
3号「仮面ライダー3号」
剛「3号?勝手に増やすな。ドライブと俺だけで充分だ!」
3号「自分が2号気取りとはな。少しは歴史を学べ」
剛がつっかかるも、軽くあしらい、「お前はいずれ死ぬ」という不吉な言葉をのこして立ち去る3号。どうやら、映画で起きた「歴史改変」のプレ現象というべき異変が、徐々に起きつつあるよう。
歴史を勉強しろ…その言葉が気になった剛は、3号の背景を調べに走る。意外と素直なコだな。


さて、進ノ介達。ニンニンジャー達は妖怪ブルブルを撃破するが、ロイミュードの巨大化は進ノ介達の理解の範囲外。

ベルトさん「科学原理がまったくわからない!」

ベルトさん、それ、言っちゃだめ。
巨大化したロイミュード達に合わせて、巨大人型ロボやら、ワンコロボやら、超巨大ダンプやら、リニアやら、ドラゴンやらがたったか走ってきて、とどめに空からUFOが飛んできて合体!巨大ロイミュード達をどーん!

進ノ介「おい!俺を持ったまま殴るな!」
天晴「進ノ介を助けろ!手裏剣忍法くすぐり攻め!」
進ノ介「…どんな忍法だよ…」

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キングコングのヒロインのごとく、巨大ロイミュード達に掴まれ、弄ばれ、放り投げられた進ノ介、哀れ。

巨大ロイミュードは倒され、ニンニンジャー達がロイミュードかも、という疑いは晴れました。ところが、九衛門は余裕そのもの。そして、ニンニンジャーが何故ここにいるかというカラクリが明らかに。

九衛門「ここは僕らのいた世界じゃない。時空がゆがみ、僕とお前達だけが仮面ライダーの世界に来てしまったのさ。
僕はロイミュードからバイラルコアを譲り受けて、新種の妖怪をうみだしたんだ。
恐れの力は充分溜まった。この世界にいると、存在の古いものから消滅してしまうようだからね。そろそろ僕は帰るよ。でも、お前達には帰る術もない。消えてなくなれ」

1番古いオトモ忍であるUFOマルが、まず消滅。じいちゃん、父さんも身体が透けてくる。
じいちゃんがUFOマルを作ったと言ってたので、何故UFOマルから先に消えてしまったのかが、疑問の残るところですが。たぶんUFOマルには、宇宙古来のオーパーツかなにかが使われていたんだね、きっと。

また、市街でいきなり巨大ロボを呼び出して大暴れしたニンニンジャー達は、駆けつけたゲンさん達捜査一課により、身柄を拘束されてしまう。
得意の変わり身の術で全員脱獄するも、どうすれば元の世界から抜け出せるかわからない。
好天じいさんが言うには、九衛門と一緒に行動していたロイミュード089を探して倒せとのこと。これもひとつの修行だと気持ちを切り替える天晴達。

天晴「とはいうものの…どうやって銀の髪の男をみつけるか…」

どこから手をつけていいのかわからず、途方にくれる。

進ノ介『その日を境に、俺たちの世界も静かにゆがみ始めた。人々の心さえも…』

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課長「あのね、泊ちゃん、今やニンニンジャーはロイミュード以上の危険対象だと、上が認定してるんですよ」
進ノ介「でも、彼らはロイミュードを倒したんですよ?」
究ちゃん「これだけ派手に暴れたんだもん。仕方ないよ」
課長「奴らの協力者や、武器の出処を捜査するのが先」

進ノ介「待ってください、課長。この事件の裏にはこいつがいるんです!ニンニンジャーより、こいつを!」
課長「いいや!ニンニンジャーより悪い奴はいません!」

巨大ロボットを出現させて、世間を騒がせたニンニンジャーを敵視する世論が高まり、警察は彼らを再逮捕することに血眼。進ノ介の、ロイミュード089の人間態を探した方がいいという進言にも耳を貸さない。
や、いきなり久留間運転試験場の前に現れたあやしげな和風住宅の中に、皆いたんですけどね…。進ノ介以外気づかなかったのは、プレ「歴史改変」効果のせいだと思おう。そうしよう。

そしてベルトさんもニンニンジャーを捕まえることを優先させようとする。ベルトさんはニンニンジャーのことを最初から分析した上で、存在自体がこの世界にとって危険と判断した。

ベルトさん「出動しよう。彼らを捕らえに行くのだ」
進ノ介「ベルトさん、あんたまで!敵の話、聞いてたろ!?ニンニンジャーは悪くない」
ベルトさん「それは私も理解した。だが、彼らを助けるべきではない。武器だけではなかった。彼らの体自体の質量が、この世界のものと違っていたんだ」
りんなさん「時空を移動してきたと言うのが原因みたいなのよね。存在が消滅してしまうのは、私達の世界の自浄作用だと思う」
ベルトさん「むやみにうろつかれると、我々の世界自体が危険に晒される可能性が高い。消滅するまでは確保しておくべきだ。かわいそうだが…」
進ノ介「元の世界に戻る方法を探してやればいいだろ?この銀髪の男を捜すんだ!こいつの異様な気配を俺は感じた」
ベルトさん「君の直感は信じたいが、ロイミュードの捜索も、この異変が治まるまでは許可できない」
進ノ介「じゃあ、あいつらを見殺しにしろって言うのか?」
ベルトさん「…分かってくれ、この世界の人間を守る。それが君の取るべき正しい行動だ。警察官としても、仮面ライダーとしても」

20話の感想でも書きましたが、18話から、警察の正義と、進ノ介の正義の間になんとなくズレが生じてきています。22話でチェイスを倒したことで、いったんそのズレは修正されたかにみえました。しかし、コラボでは、ついに進ノ介が、警察組織にはっきり反旗を翻します!おおお!

進ノ介「俺は、刑事にも仮面ライダーにも、誇りを持ってる。でも、消えて行く目の前の人を助けられなくなるなら…その力は借りない。俺は今、1人の人間としてコイツを助けたい。助けると決めた!…もう考えるのはやめた。お前とフルスロットルで走る!」

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ぎゅっと手を握り合って笑う進ノ介と天晴が、いかにもオトコノコらしくて可愛い。2人仲良く逃避行。
ゲンさん「まじか、進ノ介の野郎…!指名手配犯と逃げ出しやがった!」
ベルトさんと警察手帳をトライドロンの上に置いていくところが、筋を通していて進ノ介らしい。

進ノ介・天晴「とはいうものの」
進ノ介「どうやってこいつの事を調べりゃいいんだ?…手掛かりが掴めない。今までどれだけ特状課に頼って楽してたか、わかるぜ…」

が、今度は2人して途方にくれる。

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ここで、進ノ介が組織というものの有り難みを痛感してるのが、勤め人らしくて面白い。そうなのよー、会社やめると見えてくるものって、結構あるのよー。
しかも、そこへ大量のヒトカラゲに取り囲まれて、万事きゅうす…ってところに、霧子がバンを運転して駆けつけ、援護射撃!2人をその場から回収する。

霧子「私、さっきのあなたの言葉で気づきました。仮面ライダーの前に、私は泊進ノ介のバディだって。私も、泊さんの考えに賛成です」
進ノ介「ありがとう…」

霧子ちゃんは、流されるんじゃなくて、自分の考えで動いてる。そこが、霧子ちゃんのかっこいいところ。
そして、究ちゃんに頼んで、銀髪の男の情報を掴んできてくれた。進ノ介が1番求めていた情報。彼女の出来る範囲で、キチッと相棒のアシストをしている。ヒーローに守られるだけでなく、戦力になるヒロイン像は大好きなのです。

天晴「頼りになるなあ、進ノ介のカノジョ」
進ノ介・霧子「彼女じゃねえ(ありません)!!」

あー、これ周りから固められちゃうタイプのカップルよね。本人達にその気はないんだけど、いつのまにやら周りからカップル認定されちゃって、どっちかがはやしたてられて、その気になって告っちゃったりして、なんとなーくってやつ。でも霧子ちゃんにはチェイスって王子様がいるしのう。はてさて。
3人は究ちゃんが調べてくれたネットの噂を頼りに、廃墟と化した「西関東科学研究所」へ。
そこで3人はヒルカメレオンに襲われるが、剛が助けに現れる。
彼も「仮面ライダー」の歴史を追っていたら、この場所が異変に関係があると突き止めた。
この研究所の元の主である銀髪の男はディー博士。ロイミュード089はこの男をコピーしていた。彼は「時代をゼロに巻き戻す方法」を見つけたらしいが、爆発事故で炎の中に沈んだという都市伝説が囁かれている。
進ノ介は、壁に残された鷹のマークの断片から、この世界のゆがみを作り出した黒幕の存在に思い至る。…が、外からカメバズーカさんの攻撃で、研究所ごとどかーん!

カメバズーカ「ズーカー!これだけ撃てば仮面ライダーとアカニンジャーは完全に死んだな」
ヒルカメレオン「よくやった!残るは…」

関智一さん、昭和ライダー怪人をノリノリで演じていて、楽しそう。いいよねぇ、ヒーロー爆発→死亡確認せず、本格的残党掃討作戦へ→どっこい生きてて「おのれぇ!ライダーめ!」で、クライマックス戦闘へ…、この様式美な流れ。古きよき伝統。

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というわけで、伝統どおり、進ノ介達は、爆発直前に飛び込んだベルトさん操るトライドロンに助けられて、生きてました。ニンニンジャー4人のピンチに駆けつける、進ノ介、剛、天晴、霧子。ここで黒幕の正体をびしっと暴きます。

ベルトさん「私の負けだよ、進ノ介。君は信じた友に賭け、悪の根源を暴きだした」
進ノ介「…すまねえ…」
ベルトさん「謝るのは私だ。君の信じたものを、私も信じるべきだった」

進ノ介「時空を乱し、牙鬼軍団とロイミュードに共闘を持ちかけた奴が…」
剛「恐怖の感情を集めたい、っていう敵の目的が一致したって訳」
ベルトさん「我々の真の敵は、長年人間社会の自由を奪い、恐怖を植え付けようとし続けてきた諸悪の根源」
進ノ介「そう…真犯人はお前だ、ショッカー!」
首領「フフフフ、ハハハ!見事なり、泊進ノ介!」

ロイミュード089の腹に巻かれたショッカーベルトがしゃべったー!なにげにベルト対決。なんかベルト首領さんがごちゃごちゃからくりを語ってましたが、天晴があっさりまとめてくれて助かった。

天晴「よくわかんねえけど、お前をぶったおせば全て元に戻るってわけだ!修行のゴールが見えた!」

はい、ありがとう。

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そして豪華な横並び変身!OK!
Start our engine!ナパームでどーん!きゃあー!待ってましたー!そんなこんなで双方の共闘で敵を撃破。ヒルカメレオンさんは逃れて、映画へGo。

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進ノ介「天晴、これからも何かにつまづいたら、お前の顔を思い出してがんばる。熱いぜ!まっしぐらだ…てな」
天晴「俺もたまにはおまえみたいに頭使ってみるか!…単細胞がトップギアだぜ!」
進ノ介「うーん、ちょっと違うんだけど、一周回って正しい意味になってる気がするから…ま、いいか!」

ニンニンジャーは無事にもとの世界に帰って行き、これにて大団円。
うまいなー!って思ったのは、このコラボ、映画の前日譚であり、映画で本格的に起きる「歴史改変」の実験というという位置づけにすることで、本編とは一応切り離してます。なので、今回の進ノ介の服務規程違反や、ニンニンジャーがこの世界に現れたという事象が、本編に影響することはないと思われ。しかし、進ノ介の基本的なスタンスは、はっきりみえました。進ノ介はおかしいと思ったら、上層部からの命令にも、ベルトさんからの理詰めの意見にも従わない。ベルトさんと決別してでも、自分の意見を貫く。
この理屈より情をとる進ノ介の基本的性質を明らかにしたことは、本編シリーズ後半でかなり重要な意味を持ってくるのではないかと。
まだニンニンジャーは序盤もいいとこなので、仮面ライダー側をひっかきまわす役割に徹してくれましたが、1ー5話までの世界観、天晴のキャラ説明は充分になされていました。進ノ介の考えすぎて動けなくなることがある性格と、天晴のなにも考えずにまっしぐらな性格が、いい感じで補完しあっていました。またニンニンジャー側のくるくるまわるニンジャアクションが本当に素晴らしかったです。

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3号「089のボディは、歴史改変装置のテスト品に過ぎない。ショッカーの真の恐怖が既に始まっている事を、まだ誰も知らない…」

そして舞台は映画「仮面ライダー3号」へ。話はいったん終わっているので、観なくても問題ないし、及川ミッチーにずっきゅーんときた人は見に行けばいいし。映画の基本設定の補足説明になっていて、昨年のコラボよりは映画の内容に踏み込んでいます。しかし、そんなに強くは映画への誘導はかけていない印象。
昭和ライダーの敵役が持っていたキッチュな面白さと、おどろおどろしさをうまく表現していて、昭和の仮面ライダーへの興味をひく出来にもなっていました。
カメバズーカ、超キュートです。いちいちお辞儀しないとバズーカ打てないとことかが、もうね。
ディー博士は、独特なセリフまわしがいかにも昔の悪の組織の幹部っぽく(私、ドクトルGの「仮面ラーイダっ」ってイントネーションが大好きで、よく真似してました)。
ディー博士のアジトのセットがいかにも怪しくて、散らかった実験道具やら、壁にある朽ちかけたショッカーの鷹マークなんかは、いかにも昭和の亡霊が蘇ってきた感じがしてゾクゾクしました。
ところで、私、朝っぱらから及川光博を鑑賞することに妙な罪悪感あるんですけど、なんでですかね?

おまけ
昨年のコラボ回みてて、ふと思ったんだけど。

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1号「俺たちは昭和ライダー!仮面ライダー1号!」
2号「2号!」
V3「ブイスリャァァ!」
ミオ「…3号じゃないんだ」

仮面ライダー3号が今年の春映画のメインテーマに選ばれたのって、ミオちゃんのツッコミに対するお返事なの?そうなの?

猫侍season2

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「猫侍season2」

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一昨年に放映された「猫侍」で、全国の猫好き人間の心をめろめろに溶かしてくれた、美人女優あなごちゃんが、帰ってまいりましたー!
地方局オンリーの放映ですが、今年は出演する猫の数もどうやらパワーアップ、主人公の白猫玉之丞(演・あなご)のライバルに、チャトラも出てくるらしい。玉之丞は久太郎(演・北村一輝)の寵愛を一身に受ける飼い猫の座を守りきれるのか?(いや、ストーリーは直前スペシャルのメイキングから推測しただけで、ホントはどんな話になるか、まったくわかんないです)。
ああ、楽しみ。
放映局↓
http://nekozamurai.info/season2/sp/tv/onair/index.html
猫好きの方はどぞー。

手裏剣戦隊ニンニンジャー 第6話 旋風父ちゃんがんばれ!な感想

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さて、忍術修行にも中間テストがあるらしく、実技試験実施。おお!なんか専門学校っぽいわ。実技用に呼び出されたシュミレーション用カシャが助手っぽくて可愛い。

八雲「やばいなー、俺まったく復習してこなかったなー」

ああ、中学の時、こういうのよくあったよねぇ。試験勉強してる?してないよぅ!どーしよう?って言ってる奴ほど、影でこそこそ猛勉強していて成績がいいって。あれね。しかし、結果は霞姉のが2点上。八雲君大ショック。

八雲「俺が…2番?深読みしすぎたかー!もっとイージーにいくべきだったかー!」
凪「いるよねー、こういうひと」
風花「ほんとはすっごいくやしいんだろうなー」

ああ、年下組に完全に見抜かれちゃってるよね。凪と風花の空気を読み取る能力は、いかにも現役高校生。八雲君はもっと大人になろう、手裏剣戦隊ニンニンジャー第6話。感想です。

旋風「天晴は測定不能だー!…というわけで天晴だけが再試験」

天晴の実技テスト、測定不能って…。0点とかではないあたりが、天晴らしいっちゃ、らしい。まあ、火炎の術で自分も燃やさないようにはしないと、危なっかしくて使えんよな。

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さて、いよいよ風花ちゃん回くるかー?と思いきや、意外や意外、お父さん・伊賀崎旋風回だったでござるの巻。え?違う?
ふだんは天晴お兄ちゃん、ひとりよがりの暴走野郎で、風花ちゃんも「ちょっと聞いてる?」とかぶーぶー言ってるけど、いざという時は頼りになるじゃん…の巻?
ああ、蛾眉雷蔵殿最初の大活躍と思ったら、いきなりツノを折られてしまって、かたなしでござるの巻…。ともいえる。
5話まででキャラ、ロボ紹介を終わらせて、中間試験と称して、出てきたシュリケン技を軽くおさらいしてから、本筋に入ってきてます。キーワードが、好天から示されました。「最後の手裏剣」「継ぐことの意味」。そしてラストニンジャを巡る、一族間の感情的なしこり。これから取り扱われそうなテーマが匂わされた回でもありました。

まあいいや。ぐっと来た順に。

伊賀崎旋風の巻

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まずはお父さんから。6話にして、初めて物語全体に関わってきそうな、深刻なエピソードが入ってきたよー!
人間関係の深刻な確執一発目がニンニンジャーの5人の間でではなく、好天じいさんとその息子旋風の間で起きたというのが、興味深い(八雲と天晴の確執はすぐ解決したので入らない)。まあ、力量から考えて、この葛藤のお芝居は、まずはこの2人の間で行われてしかるべきだったんだろうなと。

天晴「風花が天狗に?」
旋風「そんな…風花ちゃんが?」
八雲「すみません、おじさん。俺が力不足だったばかりに…」
旋風「…八雲君が悪いんじゃない」
天晴「野郎!」
旋風「まて、天晴!お前たち、天晴を止めてくれ!お前たちが4人でも敵わなかった相手だ!危険過ぎる」
八雲・霞・凪「はい!」

普段から道場で、天晴達の指導役を務めるも、忍術は使えないお父さん・旋風。とても穏やかで、こどもを叱るよりも教え諭すような人柄。
風花がさらわれたとの一報を聞いても、こどもたちを責めず、いきり立って飛び出した天晴をまず止めろと、他の3人に頼んだ。しかし、旋風の父、好天に対しては本音で噛み付く。

旋風「聞いてただろ?父さん。風花が…」
好天「それは、孫達の力が足りなかっただけのこと。あいつら自身でなんとかせねばならん」
旋風「勝手なことばっかり言うなよ!あの子達にラストニンジャなんか押し付けておいて…!俺に忍術を教えなかったのも、ラストニンジャを継がせなかったのも、全部あんたの勝手だろ!そのせいで俺は…自分の娘を助けることすら出来ないじゃないか…!もういい!力が無くたって俺は行く!」

初めて、自身がラストニンジャに選ばれなかったどころか、忍術すらろくに学ばせてもらえなかった鬱憤とコンプレックスが爆発。
好天に潤沢にロボを与えられ、ラストニンジャを目指して忍術修行をさせてもらえる天晴達と、何者にもなれなかった自分の違いに、やはり忸怩たるものがあるようです。
親として、こどもたちにばかり大任を押し付けてしまうばかりか、自分の娘も助けることのできない情けなさ。
好天が孫達ばかりを優遇することに対しての嫉妬。
ラストニンジャを引き継げなかった自分の才能のなさに対する怒り。

短いやりとりですが、ここからいろんな背景や感情が想像できます。
いとこ戦隊ニンニンジャーの数から、伊賀崎好天には、少なくとも旋風を含めて4人のこどもがいたことがわかります。しかし、伊賀崎の名を継いでいるのは長男である旋風だけ。旋風以外は全員姓が変わっているので(百地、松尾、加藤・クラウド)、旋風以外は全員女の子で他家に嫁いだか、男子もいたけれど、他家に養子に出されたか。
そうなると、八雲の親事情がなにげに気になる。加藤家に養子に出された旋風の男兄弟が、イギリス人女性と結婚したのか?
それとも好天が旋風の母親以外にも、イギリス人の女性を内縁の妻として囲っていて、その間に生まれたのが八雲の母親で、加藤家に嫁いだのか?
それとも、好天が百地、松尾、加藤の姓を持つ3人の女性と子供を作っては離婚して、親権は全て母親側に。最後に好天の妻として残ったのが旋風の母親だったのか。
あらまー、なんか色々妄想が膨らむわ。横溝正史並の血筋の確執(考えすぎだって^^;)!

旋風「か、金縛りの術!」
好天「わしが教えなかったのは、お前に…忍びの才能がなかったから。ただそれだけのこと」
旋風「風花を助けに行ってくれるのか?」
好天「ふん!おでん屋のバイトに行くだけじゃ」

風花を助けに走っていこうとする旋風を止めて、自ら出て行く好天。
決して旋風のことが可愛くない訳ではないんだろうけど、このじいさんも素直じゃないよな。
息子としては、憎まれ口にカチンとくる。
好天じいさんは、旋風に忍術を継がせなかったのは、単に才能がなかったからと切って捨ててましたが、どうやら旋風の兄弟関係にも事情がありそうな気がする。
少なくとも旋風は、父・好天をラストニンジャとして尊敬する気持ちと、自分を認めてくれることのなかった冷たさに対して恨む気持ちと、愛憎入り混じった複雑な感情を持ってることは間違いないようです。
旋風の方も、もし好天に愛着がなかったら、忍者になれなかった時点で家を出てるような気もするんですよね。
さて、このことが後々のストーリー展開のキーとなりうるか?

旋風「みんな、今度のことは…何と言っていいのか…おじさんが忍術を使えないから、頼りっぱなしで…本当にすまない!」
八雲「気にしないでくれ、おじさん。それより再試験、俺も受けさせてもらってもいいか?」
霞「私も…今度はもっと厳しい試験をお願いします」
凪「じゃあ僕も!」
風花「私も!」

八雲「俺たちはまだ力が足りない。もっと強くなる必要がある」

自分のふがいなさを認め、甥や姪達に頭を下げる旋風。でも、そんなまっすぐな旋風を、八雲達は素直に師として尊敬している。忍術を実地で教わることは出来ないけれど、もっと大切なことを教わってる。

旋風「風花ちゃーん!」
風花「やめてよ!父さん!」

最後、無事だった風花を抱きしめようとして、思いっきり拒否られて、しょんぼりしてるとこがせつない(つД`)。思春期女子だからのう、しょうがないのうorz。下着も別々に洗う年頃だよなー。うん。がんばれ!旋風父ちゃん!

伊賀崎天晴・風花の巻

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風花ちゃん、75点という中間試験の結果からもわかるように、ニンニンジャーの中では「ふつうの女の子」ポジション。特に優秀でもなく、さりとて極端な苦手課目があるわけでもなく。
そんなわけで、今回はふつう女子らしく、さらわれて助けられる役柄に徹します。どちらかというと、天晴や父、仲間たちを次のステージへ進ませるための役割を担ったというか。今回は要素てんこ盛りだったため、ここに風花成長ドラマも絡めちゃうと話がいっぱいいっぱいになるので、仕方ないか。次回の風花ちゃん回に期待。

アカニンジャーと戦いたい蛾眉雷蔵。しかし、追試の為にアカニンジャーは妖怪退治の現場にやってこない。おびき出すために、妖怪テングは風花を不思議空間に閉じ込める。そのことを知り、ひとり雷蔵との決闘の場へ走りだす天晴を、好天が止める。

好天「よいか!お前はまだ、継ぐことの意味をわかっておらん。それは、旋風や他の孫達も同じこと。お前らがその意味をわかるまで、お前をひとりで行かせる訳にはいかんのじゃ」

しかし、九衛門に足止めをくらい、好天が九衛門の相手を引き受けてる間に、天晴はひとり決闘の場へ。
アカニンジャーとのサシの勝負を望んでいた雷蔵は、素直に不思議空間から風花を解放。代わりに天晴を不思議空間に誘う。

天晴「風花!大丈夫か?」
風花「ごめんなさい」
天晴「きにすんなって!ニンジャをやってりゃこれぐらいのことはたまにはあるだろ」
風花「…お兄ちゃん」

いつものバカアニキが頼もしいお兄ちゃんぷりを発揮。ふだんはきゃんきゃん吠える風花ちゃんも、ここはおとなしくしゅんとしてます。おお!兄妹愛!ふだんはきゃんきゃんケンカする2人を見てるだけに、こういうシーンにぐっとくる。ていうか、風花の頭をなでるアカ見てびっくりした。身長差、すごいな!アカの人、変身前も後も、相当でかい。

雷蔵「赤いの!ついて来い」
風花「だめ行っちゃ!皆がくるまで待って!」
天晴「心配するな!風花!」

雷蔵の誘いに応じて、単身飛び込んでいってしまう天晴。ひとり残された風花は妖怪テングと果敢に対峙するも、あっという間に大ピンチ。しかし、そこへ八雲達が追いついてくる。
4人は、協力してテングを倒し、不思議空間を破壊。
飛び出してきたボロボロの天晴に向って、霞、八雲は叱る。

霞「ひとりで背負い過ぎです。皆で戦いましょう」
天晴「でも、これは俺とあいつの戦いだ!」
八雲「そんなこと知るか!5人の方がうまくいくってこと、学んだんだろ?!俺たちひとりずつでは、まだ力が足りない。でも、5人の力を合わせれば、あいつを倒せる!ひとりで背負い込むな!」

ここで天晴は、おでんに教わったチームワークの大切さをやっと思い出します。
ここからは5人での共闘。天晴とサシでの戦いでは、圧倒的優勢だった雷蔵も、じわじわ追い詰められ、ついに片方の角を落とされます。
実戦を経ると武士は急に強くなるというけれど、天晴達もそのクチかな?しかし、今回の苦戦で自分達はまだまだと悟った八雲達は、旋風にもっと厳しいテストを受けたいと望みます。自分達の未熟さを自覚し、さらなる高みを目指す、なかなかいい展開です。

天晴「お前らなんで?90点とかだったじゃんか?」

あー、天晴にいい点をとらせちゃいかんな。きっとこの子はテングになって油断しちゃうタイプ。旋風は天晴のテストを測定不能と採点しといて正解。よく解ってるよ。


九衛門と蛾眉雷蔵の巻

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九衛門がじわじわと本性をみせつつあるのかな?蛾眉殿、完全に掌の上で転がされてる感じ。直情径行な蛾眉殿はやはり咬ませ犬になってしまうのか?

雷蔵「九衛門、貴様!俺と赤いのの再戦を邪魔しおって!いったいどういう了見だ?」
九衛門「滅相もございません。この十六夜九衛門が蛾眉殿の邪魔をするなどもってのほか。何かの間違いかと」
雷蔵「ほざけ!もうその2枚舌には乗らぬわ!」

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↑この敵方のアジトの映像がなかなか挑戦的。障子の外だけ照明をつけて、逆光で真っ黒なシルエットが浮かんで、目だけが光ってる。また蝋燭の使い方が心憎い。手前に蝋燭がずらりと並べてあって、時たま蝋燭の炎に照らされて、顔がすうっと浮かびあがる。
こういう陰影のキツい絵大好物なんですよ(もともと必殺仕事人のファンです)。これ、今のHDカメラだからこそ出来る技術よねえ。

さて、さすがに、九衛門の奴はなにかおかしいと単純雷蔵さんも気づいた様子。
しかし、どうせアカニンジャーを呼び出すのに妖怪を作りあげて人々を怖がらせるんだから、雷蔵さんは九衛門の思うつぼ。九衛門は九衛門で、「恐れの力」を集める以外の、新たな目的を明らかにしてきました。

九衛門「さあ、邪魔者はいなくなったところで、ラストニンジャ、『終わりの手裏剣』を僕にくれないかなあ?」
好天「そんなものは持っておらん」
九衛門「君が牙鬼様を封印出来なかったってことは、『終わりの手裏剣』を使わなかったってことだろ?」
好天「九衛門!ワシはな、牙鬼を封印出来なかったのではない!封印しなかったのじゃ…ちゃお!」
九衛門「逃げたか…ラストニンジャも堕ちたものだ」

ふむう、「終わりの手裏剣」、牙鬼斬月を封印するためのものなのか。これを持つものがラストニンジャの称号を得るのかな?話が転がっていく上での、重要なキーワードになりそう。

そして、アカニンジャーとのタイマン勝負を実現させた雷蔵は、人質の風花ちゃんをあっさり放すあたり、本当になにも考えてないっつーか、よくいえば豪放磊落。悪くいえばバカ正直。こういう人はキュートなんですけどねえ。

雷蔵「短い間に強くなったな、赤いの」

結界内での凄まじい戦闘!殺陣が素晴らしい。
ライバルの成長を素直に喜ぶも、あと一歩でアカニンジャーの息の根をとめる…というところで、テングの結界が破られ、形勢逆転。
ニンニンジャーに角を落とされたのは、雷蔵の油断か、それとも本当に追い詰められたのか。どちらにしても、この段階でこの有様では、1クールで退場ルートなのでしょうか(T_T)。キュートで素直な敵方はなかなか生き残るのが難しいのう。

九衛門「やるじゃないか。ラストニンジャの孫達も」

角が落とされた時点で戦闘続行に待ったをかける九衛門。またテングを巨大化させた隙に、雷蔵を連れて撤退する。

雷蔵「九衛門!また邪魔をするか!」
九衛門「今度ばかりはわがままをお控えください!」

ああ、九衛門、蛾眉殿を一喝orz。もう力関係がはっきりしちゃったなあ。
雷蔵の身を本気で案じて止めたともとうてい思えないし、九衛門は蛾眉雷蔵を何に利用しようとしているのでしょうか?ああ、蛾眉殿の明日が心配。

ハリケンレッドとニンジャレッドの巻

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人に隠れてシュシュっと参上!

キターーー(≧∇≦)!!!
てっきりこの展開はVS映画でくるもんだと思ってましたが、もうきましたか!祝・戦隊40周年。次回楽しみ過ぎる。

仮面ライダードライブ 第24話 周回遅れで感想

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回収した瀕死の091コアに、ブレン汁をひとたらーし、ふたたらーし。
メディックは相変わらず「そんな使えない子は私が処刑して差し上げます」と手厳しい。
しかし、ブレンは091がマッハのドライバーを壊したことを評価。

ブレン「こいつにはきっとハートの役に立つ素質がある」

ハート様への想いのたけを汁に込めて、愛情たっぷり育てた091も、新生マッハの前にどーん!ハンカチをぎゅっと握りしめて悔しがるブレンさん。
さらにメディックちゃんに
「ほーら、ハート様。私の言った通りでしょう?やっぱりブレンには見る目がないんです」
って得意げに言われて、ハンカチを丸めて、おだんご作る要領で、くるくるくる……ハンカチ2号になってから、ブレンのハンカチ芸、パワーアップしてる?仮面ライダードライブ24話感想。
ハート様は、メディックちゃんのトモダチを貶める口調が気に障ったのか、メディックが絡めた腕をほどいて呟く。

ハート「そう言ってやるな、メディック。これはこれで面白いものを見た。まさか、デッドゾーンを乗り越えるとはな…」

大丈夫!091はちゃんとハート様の役に立ってたよ。ブレンの心、ハート様にきっと届いてる。

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なんか、引き続いて周回遅れの感想。書き出すまでは時間かかるクセに、一旦書き出すとなんか止まらん。うーん、なんでだろうなー。

*24話の事件

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前回の爆弾のない連続予告爆破事件の続き。
フォーミュラに一度は倒されたもののブレンの力で復活した、高速ミサイルを撃ち込む能力を持つ091ロイミュード。奴は爆破現場で写真を撮っていた高校生、茂木をコピーしていた。

茂木「最初は本当、ちょっとしたいたずらのつもりだったんです。学校行って、塾行って、ご飯食べて、ゲームして、寝て…毎日そんなんで、何か面白いこと起こんないかなって…」
進ノ介「それで学校に爆破予告か」
茂木「本当に爆破するつもりなかったんです!ちょっと騒ぎになればいいかな?って。そしたら…本当に爆発して…預言者にでもなったのかと思った」

究ちゃんが、茂木のスマホから072の時と同じように、ロイミュードの痕跡を発見。091は茂木の軽い気持ちで打っただろう、いたずらメールに目をつけた。
091がコピーしたのは、この年頃にありがちな、自分だけ特別という優越感、人の迷惑を顧みずに怖がらせて喜ぶいたずら心。自分は絶対に安全地帯にいると思い込んでるから、いたずらはどんどんエスカレートしていく。
これ、今の時代によくある話。誰かのサイトに狙いをつけて、炎上させて喜ぶ心理と似たようなもんかと。誹謗中傷の爆弾を投げ込んで、大勢の人が右往左往するのを見て、自分が神にでもなったつもりで楽しんでる。反応が欲しくてエスカレートしていく。
茂木と091も、最初はコンビを組んで「いたずら」をしていた。
茂木が爆破予告を出して、091が実際に爆破をする。2人の関係はそれで上手くいってた。
しかし、091が仮面ライダーに倒され、爆破手段をなくしてしまった茂木は「いたずら」をやめた。それでは復活した091の気はおさまらない。今度は「いたずら」のターゲットを茂木に絞る。
茂木は、自分が行き先がことごとく爆破の標的にされて、初めて自分のしでかした事に恐怖する。

091「お前は刺激を求めた。俺はお前に乗っかった。わかってんだろ?俺とお前は刺激しあって高め合う仲なんだよ。自分だけ逃げようとか…んなことさせるか」

茂木は進ノ介達に泣きつくも、遂に茂木本人を標的にした爆破予告のメールが。間がいいのか悪いのか、課長が茂木を捜査一課に連行するために、手錠をつないだばかりだった。しかも鍵がないみたい。
進ノ介が真っ先に部屋を飛び出して行き、ゲンさんもなんやかんやと理由をつけて「容疑者は課長にお任せします!」とその場を離脱。
究ちゃんはもっとダイレクト。

課長「キューちゃん!君は残るよね?」
究ちゃん「僕は…」
課長「君は残るよね?」
究ちゃん「警察官じゃないので…」
課長「君は残るよね?」
究ちゃん「避難します!」
片岡鶴太郎「キューちゃん!キューちゃん!ちゃんキュー…!!」

茂木君、絶望。これ、はたから見ると、進ノ介も真っ先に皆を見捨てて逃げてるようにしかみえないもんねorz。オトナってこれだから信用出来ないわ!と思ったに違いなく。うん、結果からすると課長残っててよかったわ。
果たしてドライブやマッハの影の活躍のおかげで、091ロイミュードコアは壊され、茂木君と課長の間には、共に死線を越えた絆が芽生えた…って言っていいのかな。なにはともあれ一件落着。

ところで、23、24話の091ロイミュードは、20話の072ロイミュードエピソードと対になってる感じ。
091も、072も、最初は仲良くコピー元の人間とコンビを組んで、コトを起こしている。けれど、最終的に芽生えた感情は正反対のもので。072が得た感情は、コピー元の人間を思いやる気持ち。対して091の得た感情は、コピー元の人間をおもちゃにして嬲り殺してやろうという気持ち。
072のコピー元である究ちゃんは、確かにいい奴だけれど、ネット研究家という肩書きを持つ人間である以上、黒い部分だって当然あると思う。対して、091のコピー元の茂木だって、最後に課長のクサい説教を素直に聴く様子は、根っから悪い奴だったとも思えない。
でも、072は究ちゃんのアニメを見て素直に感動する心を学び、091は茂木の悪質なイタズラをする時の高揚感を学んだ。

以前、メディックちゃんが「何度リセットしてもロイミュードはまた同じような事をする」って言ってました。
ひとりの人間の中には様々な感情が渦巻いている。コピーをした後、どの部分が強く影響していくかは、やはりロイミュードが元々持つ個性にかかってるような気がする。きっと個性に応じて、ロイミュードは善にも悪にもなりうる。人間の心のように。

*霧子ちゃんと剛

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前回壊されたドライバーを、りんなさんに直してもらった剛。徹夜続きでぼろっぼろのりんなさんに、剛は必死で追加の装備をねだる。

剛「パワーアップ出来ないの?新しいシグナルバイクでもいい。俺はもっと強くならなきゃいけないんだ!」

跪いてまで、りんなさんに頼み込む剛。その、尋常でない焦り様に、ベルトさんもりんなさんも思わず顔を見合わせてしまう。

ロイミュード出現の知らせを受けて、出撃するも「弱い方の仮面ライダー」と煽られ、091に備わった新たな能力、ブレン毒にやられてしまう剛。駆けつけた霧子とドクターに助けられるものの、剛の悔しさ、情けなさはピークに。

霧子は091ロイミュードが生きていたことを進ノ介に報告。

進ノ介「剛の方は大丈夫か?」
霧子「はい。ドクターに治療してもらいましたから」
進ノ介「そういう意味じゃなくて…」
霧子「え?」
進ノ介「あ、いや、ここの所、剛の奴なんか変だったろ?…まあいいや。後で俺が様子見に行くわ」
霧子「あっ…私が!私が話してみます」

霧子ちゃん、他人の進ノ介すら気付いてた剛の変調に、全く自分が気づけていなかった事にショック。まあ、進ノ介は、男同士だと割とそういうのを気にかけるタイプだから、霧子ちゃんが気に病むことでもないのですが。しかし、霧子ちゃんのひみつには全く気づいてない進ノ介なのであった。ああorz…
ドライブピットへ足を運ぶ霧子だが、中からベルトさんと剛の声が聞こえてきて、ドアの前で足が止まる。

剛「改造されたチェイサー、見ただろ?これからもロイミュードは、ああいう強化をどんどんしてくる。それに合わせてドライブも進化してる。でも、俺は?俺だけ適応できてない。取り残されたままなんだよ!…俺だって、もっと強くならなきゃいけないのに!強くなれるはずなのに!俺が使ってるのは、最新型システムのマッハなんだから!」
ベルトさん「その焦りが、君の成長を妨げているんだと思うがね」
剛「え?」

こんこんと、ドライブやマッハのシステムと装着者の感情の関係を説くベルトさん。ワイルドやテクニックを使いこなすにも、進ノ介の感情のコントロールが必要。

ベルトさん「マッハもシステムは同じだ。君が装着者に選ばれたのには、理由がある。初心に戻れ。今、君に見えなくなっているものが見えたら、マッハはまだまだ成長できる」
剛「まだまだ?」
ベルトさん「そうさ!マッハは最新型システムなんだから」

にこっと笑うベルトさんが可愛い。剛を励まそうとしてくれてるよ。
よく考えたら、ベルトさんはロイミュードシステムの開発者のひとり。ロイミュードが人間の感情を学んで進化態になっていくように、マッハシステムも装着者の感情を学んで進化していく…ってことかしら?

一連のやりとりを立ち聞きしていた霧子ちゃんは、茂木本人の爆破予告時間に備えて、久留間運転試験場の屋上で待機している剛の元へ。
あと10分足らずでミサイルが飛んで来るというのに、どこかのどかな雰囲気が漂う。

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剛「姉ちゃんは逃げないの?」
霧子「逃げないよ。剛の事、信じてるもん」
剛「俺を?」
霧子「当たり前でしょ!あなたは私と違って、子供の頃から何をするにも自信満々で…。ねえ、覚えてる?昔習ってた空手で、剛が初めて負けた時の事」

空手の試合に負けた後、ひとりじーっと夕暮れの公園に立っている幼い頃の剛。すっごく悔しそうな背中。
でも、心配する霧子に向かって
「大丈夫だよ、姉ちゃん!だって俺、強いもん!」
ニカっと笑ってみせる。

"から元気も元気"って言葉があるけど、剛の場合は多分それ。
姉ちゃんに心配かけさせまいと、多少嘘でも強気な言葉を放つことで、自分に暗示をかけて嘘をホントにしてしまう。
もちろん、前回ジムでトレーニングメニューをこなしてたように、かげですっごい努力もしたんだろうけど、言葉通り次の試合で勝ってしまう。

霧子「実際、次の試合で本当に勝っちゃって。お母さんが死んだ後も2人だけでやってこれたのも、根拠のない剛の自信のおかげ。頼りないお姉ちゃんでごめん」
剛「姉ちゃん…」
霧子「でも、だから私、あなたのこと信じてる。心配もするけど、誰よりも信じてるよ」

大好きな姉ちゃんの「信じてる」。弟として、これに応えぬ訳にはいかんだろう!
1番言って欲しい人から、1番欲しい言葉をもらった剛。自分がお姉ちゃんを守るんだ!

剛「俺は…強くならなきゃなんて焦る必要はない。なぜなら!なぜなら俺は……既に強いからだ!」

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スランプ脱してマッハー!タイヤが弾けてどーん!
091ロイミュードの場所を特定すると、駆けつけて、茂木へのミサイル発射を阻止。また、ブレンの毒をくらってしまうも、気合いで吹っ飛ばしたー?!なんて少年ジャンプ系ヒーロー展開!

進ノ介「すげえ!メーター振り切ってるのに、バースト状態を操ってる!」

追加装備なしで、メンタル強化で壁を乗り越えた剛。こどもっぽいやんちゃさも戻ってきて、霧子姉ちゃんとしてはホッと一安心。

りんな「え?パワーアップしなくていいの?」
剛「うん、もういいや!なぜなら俺は強いから!追跡、撲滅、いずれもー、マッハー!」
霧子「すみません…弟が振り回してしまって」

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謝りながらも嬉しそうな霧子ちゃんの笑顔が、保護者だのう。

りんな「せっかく研究用にもうひとつ作りかけたのになー」

りんなさんも、ちゃんと剛を心配して、マッハドライバーの研究を始めようとしてくれてたあたり、いい人だなあ。しかし、開発班、りんなさんの仕事が速いとはいえ、人手明らかに足りんよな。りんなさんの婚活の為にも人増やしてあげて…とは思う。

ところで、装備不足による嫉妬、スランプは脱した剛ですが、
剛「俺がロイミュードを倒さなきゃいけないんだ!」
なぜ、ここまで剛が自分の手でロイミュードを倒すことに固執するのか?まだその答えは示されていません。ここらへんは、またいつかピックアップされて欲しいな。


*霧子ちゃんとチェイス

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前回ラストで、薄闇の中、ベッドの上という完璧なシチュエーションで、チェイスに腕を掴まれた霧子ちゃん!

チェイス「お前が俺を助けたのか?」
霧子「雨の中…倒れてたから」

チェイス「俺は…お前達を殺そうとした男だぞ」
霧子「それでも、まだ信じてるんだと思う。あなたは、私を助けてくれた人だから」

霧子は、チェイスに何度も銃を向けられた。それでもチェイスを信じたい。信じる。霧子の真意をはかりかねるチェイスに霧子は言う。

霧子「安心して。ここに貴方がいることは誰にも言ってない。仮面ライダーにも、誰にも」
チェイス「何?」
霧子「だから今はゆっくり身体を休めて」

いそいそとお花を新しいものに取り替える霧子ちゃんの背中を、じっと見つめるチェイス。背を向けるということは、チェイスに対して警戒していないということ。彼女が寄せるチェイスへの全幅の信頼は嘘じゃない。チェイスの瞳に戸惑いの色が浮かぶ。

霧子ちゃんは今回、相手を信頼するということが、どれだけ相手の心を動かすかを見せてくれました。霧子の信頼が、剛を強くし、チェイスを戸惑わせる。仮にも自分を殺そうとした相手に背中を見せるなど、よほど心が強くないと出来ない。霧子ちゃん、肚が据わってる。やっぱりいいオンナだ。

どうなることかと思いましたが、とりあえずレディースコミック展開にならずに、わたくしほっといたしました。きっと、サイドテーブルのマッド・ドクターもほっと一息ついているであろう。ちょっと残念…いやいやいやいや。
傷が癒えたチェイスは、霧子に別れも告げず、お布団をきちんと畳んで出て行きます。手には霧子ちゃんが活けてくれた花が。チェイスよ、どこへ行く…。つーか、ドライブのスピンオフDVDを買う為に「てれびくん」を購入したら、超ねたばれがorz。なんてこった!児童誌にはキケーンがいっぱーい!

仮面ライダードライブ 第25話 わーい!ライダーだー!な感想

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一課のおじさん「ああ…ホントにいたのか!怪物と仮面ライダー…」

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進ノ介「大丈夫ですか?」
一課のおじさん「大丈夫です!仮面…仮面ライダー?」
進ノ介「…はい…そうです…」

わ、わあぁぁい!ホンモノみちゃったー!!
ドライブにわあわあ群がる一課のおじさん達の笑顔が、キラキラ輝いていて眩しい。そうよね、ガワを目の前にしたら、大人もこどもも皆同じ。わーい!仮面ライダー!握手してー!仮面ライダードライブ第25話感想。

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チェイスさん、ひとりその様子を高いとこからこっそり眺めてたけど…。いいのよ、あなたも恥ずかしがらずに降りてきて、ドライブに握手してもらいなさいな。

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さて、予告でもどどんと銘打っていたとおり、新展開。進ノ介君、世間に仮面ライダードライブであることをカミングアウト。この話を3クールの始めに持ってくるあたり、大森、三条コンビらしいなあ。キョウリュウジャーの時のように、章立てをきっちりさせてきてます。綺麗な着地を決めてくれそうな予感。

さくっと思ったところを。

*警察と進ノ介と剛

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18話から、微妙なセンで警察としての判断と、個人の正義感の間で揺れていた進ノ介。
今までの進ノ介は、仮面ライダーであることは、警察組織には秘密。進ノ介はいわば必殺仕事人の中村主水。法で裁けぬ悪を影でたたき斬るおまわりさんの役割だった訳です。とにかくイリーガルな立場で悪を裁く存在。
きっとこのままだと、進ノ介の個人の正義感からくる判断(ロイミュードのように、この世界では人権のない存在でも悪くないやつは倒せない、もしくは警察の裏事情を無視して悪いやつを捕まえる)と、警察としてのもっと大枠での正義の判断(大多数、あるいは重要人物を守る為に法律上人権のないものを見捨てる、もしくは警察の威信を守るために巨悪を見逃す)が分かれる時がきっと来る…と考えていたので、どうなるかなあと心配していたわけです。
今までのように、皆に仮面ライダーであることを隠したままだと、もし警察と意見がわかれたとき、春映画や合体スペシャルの時のように、一課、特状課VS進ノ介になる可能性が高い。こうなると、りんなさんや霧子が個人的に手伝ってくれるにしても、組織の中ではイリーガルな立場の進ノ介達に分はない。

ベルトさん「そう!本願寺課長こそ、私の最大の支援者だ。警察組織の中で、ドライブを活動させるための隠れ蓑として、特状課を設立してくれたのが彼なんだよ!」

しかし今回、特状課が元々仮面ライダーをサポートする為に設立された部署であることが明かされ、ドライブも警察組織の一部であることが、世間一般にも進ノ介本人にもリークされました。

進ノ介「よかったー、これからは皆で、みんなのまえで仮面ライダーとして戦えるんですね?あああ…もうよかったー!」

剛が「刑事と仮面ライダーの二重生活は、やっぱり進兄さんには相当なストレスなんだなあ」と言っていた通り、たとえ人を守るための力とはいえ、以下の点で基本的に真面目で義理を重んじる進ノ介には相当気が重かったはず。

1・職場に内緒で、街中で機動隊並みの力を行使する(これ、発砲もしてるし、本来は警察の許可が必要だと思う)。
2・人のいいゲンさんや究ちゃんに正体を隠して、情報だけもらっている。
3・敵を倒しても特状課の手柄にならず、ますます特状課が肩身の狭い立場に追いやられる。

…まあ、いくらドライブピットの場所とか予算の出処とか考えて、多分警察の公安みたいなもんだよねと類推できるとはいえ、進ノ介本人には、ドライブ自体はイリーガルな存在じゃないよ、警察公認だよ、ということは最初にハッキリ伝えといてもよかったと思うの。可哀想に。
でも一般市民にリークするのはいいタイミング。まだ、うまくドライブが機能するかわからなかった時は警察と関係していることを隠しておいて、怪物を結構倒して、だいぶんいい方向に噂が立ってきた時に、実は警察の人間ですよーというのは、警察広報としては見事な腕前。というか、ドライブが一般市民を巻き込むような事故を起こしてたら、容赦なく切り捨てていた気もする。課長、底が知れない男だ。

まあ公開したことで、もし警察上層部と意見が割れることになっても、一課VS特状課with進ノ介になりそう。しかも一課の連中は悪辣っぽい仁良課長に離反する可能性も高い。
あと私、小さいころにウルトラセブンとかみていて、ダンがボロボロになるまで戦ってるのに、何でみんな気付いてくれないかなぁ!!とすごくやきもきしていたので、そこのストレスも緩和されましたー。よかったよかった。
しかも、最終的にバラす決意をさせたのが、不特定多数の人々を守るという警察官らしい理由でなく、早瀬を守る事だったっていうのがグッとくる。

進ノ介「俺は…早瀬を二度も目の前で倒れさせる訳にはいかないんだ!!」

警官である前に1人の男としての進ノ介の魅力が、ここでぎゅーんとアップ!進ノ介、いい男だ。

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1、2話で早瀬の葛藤が解決してから、なんとなく話のメインストリームから外れていた感のある主人公ですが、今回改めて警察官だったお父さんの存在もピックアップ。さらにお父さんが殉職していたということも明らかになり、過去の因縁を巡って、やっと進ノ介が主人公として中心になりそうな予感です。

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問題は剛の方。彼は、究ちゃんやりんなさんみたいに、これから嘱託みたいな形になるのかな?それとも、クウガの五代雄介みたいに善意の協力者になるのかな?
また、今回人間をコピーするのではなく、人間と融合するという新たな進化形態を見せたロイミュードに対し、進ノ介と剛の方向性の違いがほんのり見えてきました。

ベルトさん「刑事たちの証言通りなら、おそるべき敵だ。いわば融合進化態だ」
りんなさん「人間が自分の意志で暴れてるってのが1番厄介よね」
剛「でも中身は凶悪犯なんだろ?やっつけちゃえばいいじゃん」
霧子「なにいってるの!例え悪人でも殺す訳にはいかないでしょ?」
ベルトさん「確かに今までドライブがロイミュードを裁いてきたのは、相手が機械生命体だったからだ」
進ノ介「相手が人間なら…俺は刑事だ。捕まえるまでが仕事。で、裁くのは法」
剛「…そういうと思ったよ。じゃ、俺はシグナルバイクたちと奴を追跡してくるよ」

ふむう、納得いったのかいってないのか、ちょっとわからない。剛は人を守るというより、ロイミュードを倒す気持ちが強い。今回は進ノ介のいう事をきいたけれど、霧子の安否が絡んだ時、どう出るかわからない気がする。なーんとなく剛は仮面ライダーっていうより、必殺仕事人っぽいイメージが強いんだよなあ。

*霧子とチェイス

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霧子の活けてくれた花を手に、森を彷徨うチェイスさん。花を眺めて、霧子の顔を思い出したか、少し顔を歪めて花を握りつぶす。初めての人間くさい表情。

りんな「ドライバーをチューニングして、必殺技でロイミュードの肉体とコアだけを破壊出来るようにするっきゃないわね」
ベルトさん「私をいじるのか?だが、強化されたロイミュードの組織サンプルがないと最終調整できないぞ」

霧子は強化ロイミュードのサンプルを手に入れる為、会議をすっぽかしてチェイスを1人で追ってきた。

霧子「人間を救うには、強化ロイミュードのサンプルが必要なの」
チェイス「それをなぜ俺に言う?」
霧子「だって…貴方は人間の味方だから」
チェイス「俺は…ロイミュードだ!」
霧子「チェイス!お願い!」

すがる霧子を突き飛ばして、ブレイクガンナーを一度は向けるが、すぐに自分の腹部に向けて発砲。皮膚組織の一部を弾き落とした。

チェイス「俺も…強化ロイミュードだ」
霧子「ありがとう…」

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チェイスは霧子の求めに応じてサンプルを提供したあと、森の中へ消える。自分を助けてくれた霧子への借りを返しただけか?メディックの「ロイミュードを守る」コマンドは、まだチェイスの中で生きてるのか?
しかし、メディックにプログラムを書き換えられた直後のような無表情さはない。
霧子の感情に影響を受け、それがメディックのプログラムと拮抗しているのか?全ては次回明らかになりそう。


*25話のロイミュード

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メディック「ハート様、007が新しい進化をしたようです。みたこともない真っ赤なバイラルコアを使い、人間と融合したとか」
ハート「人間の感情をコピーするにとどまらず、人間自体と融合できれば、確かに凄まじい進化態になれるかもしれん…そのバイラルコア、ブレンの発明かな?」
メディック「彼にそこまでの能力があるとは思えませんわ」
ハート「ならば…あいつか」

爆発する直前に飛び込んで、007のコアを回収したロイミュード。そのナンバーは001。こいつが赤いバイラルコアを作り出したのか?
てっきりハート様かブレンが001かと思っていたのですが、どうやら違うみたい。今までのロイミュードをみていても、番号が若いほど偉かったり、強かったりするわけでもなさそうですし。でも001ってなんか特別な感じがします。さて、どんな意味合いを持つロイミュードなのか?

*男前特状課

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実質特状課の中で進ノ介の事情を知らなかったのは、ゲンさんと究ちゃんだけ。
ゲンさんは一課からの出向で本来特状課ではないし、究ちゃんはネット研究家という本職があるので、秘密をリークしない人かどうかじっくり見極める必要がある。そのためドライブの事を秘密にされてたのは仕方ないかもしれないけど、2人とも秘密が明かされた時、怒っちゃうより喜んじゃうんだもんなぁ。いい人たちだと思う。

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ゲンさん「悪い!進ノ介!空気読めねえ人でさ。ちょっと仁良課長!待ってくださいよ!」

進ノ介の死んだお父さんのことを引き合いに出し、イヤミを言う新一課課長・仁良にキレかける進ノ介をなだめるゲンさんがカッコいい。

ゲンさん「悪いな、進ノ介。でも俺は絶対にお前らの味方だぜ」

仁良課長の命令で一課が全員引きあげても、進ノ介と行動を共にするゲンさん。進ノ介としてはドライブに変身しにくくて困っちゃうんだけど、嬉しい気持ちのが強いみたい。

ゲンさん「ロイムーチョ…じゃなくて、ロイ盲腸!」

いつものロイミュード言い間違いに顔がほころんでしまう進ノ介、本当に嬉しそう。ゲンさん、やっぱり男前だ。

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究ちゃん「わかるよ…時折憎めないロイミュードがいるのは、僕も知ってる」

進ノ介に頼まれて霧子ちゃんのあとをつけた究ちゃん。チェイスと密会している霧子ちゃんに驚くも、すぐに072のことを思い出して、霧子ちゃんの気持ちに寄り添ってくれる究ちゃんが優しい。

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でも、チェイスに突き飛ばされた霧子ちゃんを助け起こそうとして、触るに触れずオロオロしてるのが、究ちゃんらしいというか。うん、そこは遠慮しないでいいのよ。

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ベルトさん「りんな…痛く、痛くしないでね?ああああー!そんなところー!」

融合型ロイミュードからロイミュードだけを破壊するチューニングをするために、がしがしベルトさんに改造手術を。さらには、究ちゃん、ゲンさんを押しのけて、ベルトさん自身の制止も振り切って、ベルトさんをうりゃあぁぁ!って進ノ介に向かって投げたりんなさんが、今回1番の男前でした。

手裏剣戦隊ニンニンジャー第7話 春のニンジャ祭りな感想

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ネコマタ「げらげらげらげら!妖怪最強のネコマタ様の誕生だ!」
九衛門「時間を操作できる妖怪か。ちょうどいいね。『終わりの手裏剣』っていうのが欲しいんだけど、できるかい?」
ネコマタ「ウィス!喜んで!」

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腕時計にシュリケンが合体して、昨年度のバン○イ最強の売り上げをもたらした妖怪ウォッ○、実写版爆誕。CVは関智一さん。ウィ○パーなのね?そうなのね?
バン○イにとっては最強の味方だが、東映特撮としては売り上げを脅かすリアルに恐るべき妖怪!こちらは記念すべき40周年回、遠慮はいらない、やっちまいなー!手裏剣戦隊ニンニンジャー第7話感想です。

ネコマタ「全部妖怪のせいでした~!ぽー!」

…あーあ、最後の最後にもろ正体バレのセリフ言っちゃったよ…orz

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祝・40周年記念。ほんとはゴレンジャーが放映開始した4月5日に放映だったみたいだけど、一週ずれてヨイニンジャ(4.12)の日に放映。アクシデントにめげずに、記念日をむりくり創設する前向きな姿勢に拍手。

旋風「実を言うと、俺も忍術への未練が少しあったんだ。皆と楽しく忍術を学べば、ちょっとは使えるようになるかもしれないってね。でも、風花が妖怪にさらわれた時、無力な自分を再確認した…。そして、前に進もうとするみんなの顔をみたら、なんだか吹っ切れてね」

お父さん、自分のコンプレックスを隠さずにこどもたちに話せるって、本当にすごい人だなぁ。前向きな姿勢に拍手。あと、道場での5人前向きなアクション練習が7話にして成長を感じさせる。がんばってるなあ。
そんな訳でお父さんがフォローしきれない上級忍術の先生として、レジェンド2人がシュシュっと参上!

「忍者戦隊カクレンジャー!ニンジャレッド、サスケだ」

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「忍風戦隊ハリケンジャー!ハリケンレッド、椎名鷹介だ」

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サスケはともかく、鷹介が先生と呼ばれるポジションにあることに涙を禁じ得ない。忍者学校の落ちこぼれ組だったのにねえ…がんばったねぇ…(つД`)ノ

さっそく先生方の戦隊の決め台詞のおさらいから。

サスケ「人に隠れて悪を斬る。それが忍者だ」
鷹介「人も知らず、世も知らず、影となりて悪を討つ。それが忍者だ」

サスケ「忍びなれども忍ばない?そんなこと言ってるようじゃ到底本物の忍者にはなれないぞ」

…あんなアメコミ風擬音入りの戦闘シーンや、歌舞伎そのまんまの名乗りをぶちかましておいて、どの口が言う?と思わなくもない。しかし、そんな視聴者の心のツッコミは見事に無視して、さっそく上級忍術の訓練へ。
模擬戦で、サスケは分け身の術、鷹介は本物そっくりの実体を使った身代わりの術と超忍法空駆けを披露。
ニンニンジャーの皆も真似してみたが、なかなか難しく、今までの初級、中級忍法のようにはいかない。
しかしその中で1人華麗に宙を歩く八雲。

凪「すっげえやっくん!」
風花「空駆けの術できてる!」
鷹介「いや、魔法はルール違反だ」

隠し持ってた魔法の杖をはたき落とされた途端、地面にべたーん。

八雲「だめか…。ノットイージーだな…」

魔法だめなのか…orz。てか、魔法と忍術の違いがおばちゃんにはわかりません…気合いの違い?どっちでも最終的に空飛べりゃいいじゃん、と思うがだめなのか。厳しいのう。
さすがに評価は厳しく、八雲、霞でも5段階評価で3。凪と風花は評価2。

天晴「おっしゃー!おれ1位だよー!」

当然天晴は5段階評価で1。

サスケ「全員まだまだ一人前には程遠い!特に天晴!お前は実戦に連れていけるレベルじゃない。今までが奇跡だと思え!」
鷹介「これからもっと厳しく行くからな、覚悟しろよ」
天晴「面白いじゃん!もっと厳しい修行を頼むぜ!あっついなー、これ。燃えてきたぁぁー!」

なんていうか、最初は私、天晴の能天気ぶりを半ばイライラしながら見てたんですが、こうまでポジティブだと一周まわって可愛くなってきた。いいや、もう。君はとことんまで能天気を目指せ。
しかし、サスケ達は妖怪出現の知らせを受けても、天晴を吊るし上げて道場に置き去りにして、他の4人のニンニンジャーと共に現場に駆けつける。
…が!天晴はめげずにロープを歯で食いちぎり脱出。時間を操る妖怪ネコマタと、雷の術を操る九衛門を相手に、大苦戦しているサスケ達の元へ駆けつける。
ちょうどネコマタは「終わりの手裏剣」を探しに、10年前へ飛ぼうとしていたところ。天晴はネコマタと一緒に過去へ飛んでいってしまう。

サスケ「行かせてしまった…!」
鷹介「救えなかったのか…」

成績にかこつけて天晴を現場に出そうとしなかったのは、10年前にネコマタが天晴を殺害した現場に立ち会ってしまったため。
ネコマタの攻撃を受けて天晴の身体は木っ端微塵に。現場にはサスケたちが天晴に渡した成績証の切れ端が残っていた。

前回お兄ちゃんに助けてもらった風花ちゃん。今回は助けてもらったことにお礼を言おうとしても、なかなか口に出せなかった。お兄ちゃんが過去で殺されてしまったことを聞いて、風花ちゃん呆然。

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風花「助けてくれてありがとうって言えてないのに…信じられないよ、そんなの…」

反抗期故、身内に感謝の気持ちを素直に言い表せず、一生後悔することになる…って、結構身につまされるものがある。身近な人になるほど、感謝の気持ちを言うのが照れ臭くなっちゃうけど、やっぱり言えるうちに言っとくべき。

八雲「信じなくてもいいんじゃないかな?風花。…すまん、先生。俺はたか兄に勝ち逃げされたまま、死んでもらっちゃ困るんだ。だから、俺はたか兄が死んだなんて信じない」

なんやかんやで、八雲も天晴の生命力に信頼を置いているというか、この4人のなかで、天晴の強さに1番憧れているのは八雲なんじゃないだろうか。
その思いに応えるかのように…というより、そーんな深刻な雰囲気などどこ吹く風で、過去から意気揚々と手裏剣の箱を持って帰ってきたネコマタのおけつをどーんと蹴り飛ばした天晴君。Vサインで堂々凱旋。

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サスケ「死んでなかったのか?」
天晴「勝手に殺すなよ、先生。身代わりの術を使ったんだよ。さっき教えてくれただろ?」
鷹介「全く出来てなかったじゃないか」
天晴「俺、本番に強いから」

あー…鷹介もサスケも、どれだけ後悔にさいなまれた10年を送ってきたか考えると、もう笑うしかないよね。

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さて改めて7人で変身!決めポーズでナパームどーんのお約束が嬉しい。ニンニンジャーの技はもとより、サスケ、鷹介の決め技、決めセリフも存分に。満月斬りだぁ!疾風斬だぁ!わーい!
そこへ天晴も割り込んできて、忍烈斬!

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てへ、本番強いだろー?って先生に褒めてもらいたくて振り返って、先生達に頭をかいぐりかいぐりされたあげく、前をむけとぐりんと回転させられる天晴が可愛すぎ。先生が頭をなでやすいように、腰をちょっと下げて待ってんだもんな。小学生か。
せい、バイバイ!南無三!みんなの力を合わせて、無事にネコマタを倒す。

ネコマタが持ってきた手裏剣は『終わりの手裏剣』ではなく、サスケの手裏剣だったみたい。九衛門は怒ってポイして、ガシャドクロを出現させると、セイバイバイ。どうでもいいけど、九衛門の発音がいかにも「Say bye bye」に聞こえて、なんだかオシャレよね。

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そして巨大戦ではシュリケン忍法カクレの術で、シュリケンジンが4台に増えたー!ハリケンの術を使ったシノビマルがシュリケンジンのお胸から飛び出して、空を駆けてしゅたたたたたー!ええー?

八雲「ドラゴマルの次にすごいな」

こんな時にも負け惜しみを忘れない八雲がぶれない。

無事にガシャドクロを倒した後、何も言わずに去るサスケと鷹介。

風花「お兄ちゃん、ちょっと」
天晴「なんだよ、また襟おかしいか?」
風花「ううん、違うよ!…ありがと」
天晴「は?なにが?」
風花「べっつに」
天晴「別にって、なんだよ?」
風花「なんでもない!」
天晴「なんでもあるだろ?!」

風花ちゃんは、最後にお兄ちゃんにお礼を言えて、よかったよかった!なるほど、これが妹キャラということですな。程良いツンデレがそそります。

遠くからおじいちゃんとアカレンジャーと共にニンニンジャーを見下ろす。
サスケ「忍びなれども忍ばない…か」
鷹介「そんな忍者がいてもいいのかもな」
アカレンジャー「お前たちもそうだったろう?」
サスケ「いやあー、ははは…」
鷹介「そうでしたっけ?」
好天「すまんな。孫達が強くなるまで、いましばし辛抱してやってくれ」
アカレンジャー「当然だ。我々はこうやって、今までいくつものスーパー戦隊を見守ってきたのだからな」

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うん、カクレンジャーもハリケンジャーも忍んでなかったよね!すっきりはっきり言ってくれて、ありがとう、ぼくらのアカレンジャー!
そして40年の歴史を背負って、若い5人は未来への道を進むのであった…!うわ、歴史が重いわー。

お話はすっきりまとまったVSモノ仕立てで、監督はもちろんこの人、竹本昇!レジェンドの細かい決めポーズ、技を拾い上げ、変身名乗りも当然撮り下ろし。BGMも懐かしさ満載で、愛ある一本に仕上がりました^_^。
尚且つ、話を独立させず、前回の風花ちゃんと旋風父さんの気持ちの流れを引っ張って、シームレスに本編に繋げたのは見事な手腕。
しかも『終わりの手裏剣』をめぐる本筋は続行させてる。うまいなー。

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九衛門「蛾眉殿には、しばしご休息が必要かと」
雷蔵「えぇいっ!九衛門…赤いのは残しておけよ」

九衛門「それにしてもやつの言葉…このままじゃ、らちが明かないな。確か『終わりの手裏剣』を最後に見たのは、あの時だったはずだね」

蛾眉殿は、今回のこのこ出ていたら、レジェンドに仕留められてた予感がするので、お休みで正解。しかし、角を手当てしてくれてたヒトカラゲを、八つ当たりでどーんするのはいかんよ。
一方、九衛門は『終わりの手裏剣』を見たことがある…と。九衛門は、過去に好天の側にスパイとして入り込んでいたことがあるのか?おや、九衛門の過去が気になりつつ次回へ。

新宿TOHOシネマズと映画「セッション」

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先週オープンした、ゴジラの頭が覗くプリティなシネコン、新宿TOHOシネマズにいってきましたー。とりあえず、遠景の写真↓

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もっと近くから観られないかなーと思ったのですが、ゴジラヘッドに隣接するホテル8階のカフェは4月24日からオープンだとのこと。残念。

シネコンの中にもいろんな宣伝用の造形物があって楽しい。これはターミネーター↓

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さて、肝心の映画。

「セッション(原題whiplash)」2014年 アメリカ 監督/脚本 Damien Chazelle

ある音楽専門学校のジャズバンドが舞台。ビッグバンドの指揮者であり、校内では高名な教授であるフレッチャー先生と、新入生のドラマー、ニーマンの凄まじいぶつかりあい。血まみれ。すんごい疲れました。
素敵なスウィングジャズが流れてるのに、音楽がちっとも楽しく感じない。むしろ、しばらくビッグバンドジャズを聴くのが怖くなる出来です。パーカッションのリズムが本当に合ってるのか、誰かにど下手とけなされないか、ひとごとながらにビクビクしてしまいます。
新入生ドラマー、ニーマンが先生に追い詰められていく心の動きを、物凄くリアルに再現したサイコホラーです、って言い切っちゃっていいと思う。

このお話は、監督さんがハイスクールのジャズバンドに所属していた時の実体験が元になってるとのことですが…。
このフレッチャー先生、演じているJ.K.シモンズがインタビューで語っている通り、サイコパスなんです。実際に会ってみないと、こういう人種にターゲットにされたときの本当の恐ろしさ、悔しさはわからないと思う。
私、フレッチャー先生のような人格の人間と半年間一緒に働いたことがあります。私の仕事は音楽ではありませんが、技術職故、主人公のニーマンとほぼ似たような目に遇いました。
彼等のような人種は、最初優しく、優秀で、とても魅力的に見える。
ターゲットは最初、彼等のような人間に選ばれたことを誇りに思い、有頂天になります。しかし、それはほんの束の間。そこから叩き落とされる。最初にターゲットの家族について聞き出すのも共通しています。彼等は自分自身のことを言われるより、家族をけなされるほうが堪えるってことを熟知してます。最初持ち上げてるときに、家族、もしくは精神的な支えになっている人のことを聞き出しておいて、ターゲットを叩く時に、家族を引き合いに出して貶める。
彼等は一様に後進を育てたい、と言います。でも、それは自分の優位性を確認したいため。自分が賞賛されるための道具が欲しいため。
もし、ターゲットが彼等より優秀な側面をみせはじめたら、なにかとねちっこく難癖をつけて叩き落としにかかります。しかも彼等は自分からターゲットが離れていくのを許しません。ほんの少しのミスも許さず、彼等の思い通りに動かないのは、ターゲットの甘えや努力不足だと責め立て、もし彼等からターゲットが離れていったら惨めな負け犬人生を送ることになる、自分といることで初めてターゲットはいい人生を歩むことができると吹き込むのです。
私もその職場を辞したあと、1年近く苦しみました。もうちょっとがんばれたんじゃないか、あの職場を半年で逃げ出した私はとんでもない根性なしなんじゃないか、私はこの仕事で食っていく資格はないんじゃないか…。
ニーマンもフレッチャー先生を尊敬する気持ちと負けず嫌いの性格を利用され、みごとこの罠にずぶずぶ嵌まって行きます。ずっと冷遇された後に、ふと優しくされると、ああ、先生は自分の為にわざと厳しくしてくださったんだ、と感動し、再びついていこうという気になったりします。でも、その後には必ず強烈な貶めが待ってるんです。

でも、そこはエンターテイメントとしての映画。ずーっと追い詰められていたニーマンの感情が報われる瞬間がやってきます。
この映画ではニーマンがフレームアウトしているシーンは殆どありません。カメラはずっとニーマンを追っかけてる。ニーマンの目線でフレッチャーを見てる。この映画を見てるうちに、観客はニーマンと同化し、ニーマンと同じように持ち上げられ、落とされ、散々苦しめられます。それ故にラストで観客の心に凄まじいカタルシスが引き起こされるのです。

息を詰めっぱなしの地獄の1時間45分。さて、あなたはこのwhiplash(むち打ち)に耐えることが出来るか?
この映画では最後に素晴らしいご褒美が待ってます。
でも現実にフレッチャーのような人間に会ってしまったら、壊れる前に逃げるが勝ちです。逃げても全然自分の価値は落ちることはないですよ!離れて、遠いとこで幸せを手に入れて、見返してやってください。そして2度とその人には近づかないでください。それがフレッチャーのようなサイコパスに対する最高の復讐です。



仮面ライダードライブ 第26話 仮面ライダーチェイサーの感想

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「俺は…もう一度やり直す!」
霧子ちゃんが届けてくれたスペアのマッハドライバーで、どどーんと変身!

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シグナルバイク!ライダー・チェイサー!

…あ、あああっ!嬉しい、チェイスが仮面ライダーに戻ってきてくれたことは凄く嬉しいー…んだーけーどー、ゴメン!デザインは魔進チェイサーの方が好きでしたー(本音の叫び)!仮面ライダーチェイサーはシンプルすぎてなんだかもおー、仮面ライダードライブ26話感想です。
さらにりんなさんから専用武器のプレゼント。信号アックス。見た目は歩行者用信号そのまんまじゃん。

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必殺技を繰り出す為のチャージタイムに赤信号点灯。

アックス「マッテローヨ」
チェイサー「なん…だと…?」
アックス「マッテローヨ」
進ノ介「…りんなさんのセンス爆発だ…」
アックス「イッテイーヨ」

青信号になるとともに、盲人用の音信号も出る親切設計。勇ましいBGMでごまかされてはいましたが、戦闘クライマックス時に、現場ではずーっとあの呑気なカッコーの鳴き声が流れてるかと思うと、もうねorz。
そして律儀にチャージ終了を横で待ってるチェイスさんは、やはり生真面目な男でした。

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というわけで、仮面ライダーチェイサー爆誕、黒幕ロイミュード001登場と、何かと忙しい回。人間関係も複雑に。ハート様とチェイスの友情は?霧子ちゃんの恋の行方は?進ノ介のお父さんの殉職の真相は?ブレン君は、ブレーンとしての真価を発揮するか?あらあら、気になることが沢山出てきた。

*チェイスさん、霧子ちゃん、ハート様の三角関係(もしくはチェイスと霧子と剛の三角関係)

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ぎゃー!愛と青春のどストレート少女マンガ展開きたーーー!!!霧子とハートの間で揺れるチェイスさん。そこへ、進ノ介と霧子がチェイスの勧誘にやって来る。

ベルトさん「みんなが君の戦線復帰を望んでいる。もう一度、共に戦ってくれないか?」
霧子だけではなく、皆でウェルカムの姿勢をみせますが、チェイスのボディはロイミュードで、一度はメディックちゃんに「ロイミュードを守る」とプログラミングされたことがある。チェイスの頭の中はぐちゃぐちゃ。

霧子「待って!どこへ行くの?」
チェイス「わからん!俺が聞きたいくらいだ!!」

霧子ちゃんがチェイスの腕に手を触れて、びくっとなった時点で、おおう…霧子ちゃん大胆…と声が漏れてしまいました。しかし、そこへもう一人のチェイスの想い人(?)、ハート様がやってきたー!
どうやら、ハートの手元にあったチェイスのプロトドライブシフトカーが再起動、チェイスのもとに導いてくれたとのこと。わざわざお迎えにきてくれるなんて、なんて優しい!

ハート「せっかく生きてたのに迷っていたのか、チェイス」

ちょっとぼやかされてるけど、チェイスのコアが23話で爆発したようにみえたけれど、実はギリギリ爆発してなかったのかな。でもショックで、ブレンやメディックが上書きしたプログラムが破損して、本来のプロトドライブのシステムプログラムが作動したってことかしら?しかし、プログラム誤作動云々で片付けられないほど、チェイスの迷い方は感情的で人間くさく。

ハート「帰ってこい、チェイス。この戦い、ロイミュードが勝つ。あいつも動き始めたみたいだしな…」

ここでハート様がうっかり001の話題を出してしまったことで、論旨がズレちゃう。001とお父さんの関係を匂わされた進ノ介はそっちの方で激おこ。

ハート「そんな事より今はチェイスの奪い合いではなかったか?」

そうよ!せっかくチェイスを取り戻しに来たのに、進ノ介はチェイスのことなど頭から吹っ飛んでしまったみたいで、失礼しちゃうわ!
そんなハート様の気持ちを知ってか知らずか、進ノ介の攻撃からハートを庇い、進ノ介に大怪我を負わせるチェイスさん。ここのハート様、すっごく嬉しそう。チェイス、お帰り!って感じかしら?

ハート「さあ、行こう!チェイス」

でも、チェイスは、進ノ介を傷つけてしまった自分自身に驚き、怯えていた。その様子をみて、ひどく傷ついた顔をみせるハート様が切ない。

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ハート「本当に…迷っているのか?お前は…。連れ戻すつもりで来たが、気が変わった。自分の道を決められない奴に、何を言っても意味がない」

そっとプロトドライブのシフトカーをチェイスに握らせると、さみしげにその場を去るハート様。チェイスさんは苦悩。

チェイス「ハート!俺は誰の為に戦えばいいんだ?!」

チェイスさん…そうか…自分の為に戦うって発想がまるでないのね。思えば、最初はベルトさんに人間の為に戦えとプログラムされ、ブレンさんにはやんちゃなロイミュードを初期化しろとプログラムされ、メディックちゃんにはロイミュードを守れとプログラムされ、そのプログラム通りに動いてきた。
そのチェイスが初めて、ハートか霧子ちゃんか、どっちの為に戦うのか「チェイス自身の意志」で選ぼうとしてる。そうしたいチェイス自身の為に戦おうとしてる。…これって、もしかしてスゴいことなんじゃない?機械人形が生命体として進化する瞬間。自我の芽生え。ハート様もそのことに気がついて、連れ戻そうとするのをやめたのかもしれない。ハート様の願いは、ロイミュードが新たな種として進化していくことなのだから。

そしてチェイスが選んだのは、霧子ちゃんの方でした。

あくまでもチェイスを信じ、仲間に引き入れようとした霧子。しかし、そのチェイスによって進ノ介は怪我を負わされて、ドライブに変身出来ない。
その為に弟の剛は1人で融合進化態007と戦い、窮地に立たされた。
責任を感じた霧子は変身解除した弟をかばい、生身で果敢に007に突っ込んでいく。

剛「姉ちゃん!…バカ!」
進ノ介「霧子ーーー!!」

当然敵う筈もなく、霧子はキャットウォークから突き落とされ、あわや融合進化態の鋭い刃に串刺しにされるか…というところで、ライドチェイサーにまたがって颯爽と現れたチェイスが、007を突き飛ばし、落ちてきた霧子ちゃんをお姫様だっこ。
水道管破裂で、水が2人に降り注ぐ。まるで雨が降っているよう。2人が出会ったグローバルフリーズの時の様に。
霧子は思わず微笑む。

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霧子「あの雨の日と…同じね」
チェイス「人間を救うのは、俺の本能なのかもしれない…霧子」

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ねえ、奥様おききになりまして?!

チェイスさん、「あの女」じゃなくて「霧子」って言いましたよ?「霧子」、特別感満載ですよ?人間を救うとかなんとか言っちゃってますが、まず一番に霧子を守りたいと思っているのは明白!やったー!!

しかし、007を倒した後は、さっさとその場をライドチェイサーに乗って去って行ってしまいます。
そんなチェイスの決断を遠目から見届けるハート様。

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ハート「それがお前の決断か…。俺も受け入れよう。仮面ライダーチェイサーの存在を。さらばだ…友よ」

ともだちの成長がさみしくもあり、ちょっぴり嬉しくもあり。子離れするお母さんのようでもあり。切ないのう。

しかし、チェイスは渋谷のハチ公交差点の雑踏の中で、新たな仮面ライダー登場のニュースを眺めながらひとり心の中で呟く。

『俺が、仮面ライダー…。今更そんなことが許されるのか?』

チェイスの苦悩は、まだまだ続きそう。

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剛「みんなチェイス派かよ!」

剛は、姉ちゃんがチェイスを仲間に引き入れようとしている事に苛立ちを隠せない。剛は進ノ介が怪我したことについて、霧子を責める。

剛「姉ちゃんさ、進兄さんに申し訳ないと思わないの?姉ちゃんがあんな奴、迂闊に信じたからだろ?」
霧子「チェイスは悩んでいるのよ。まだ自分の行くべき道が見えていないの」
剛「自分の道が見えていないのは、姉ちゃんもじゃないか!進兄さんならともかく、機械人形とのラブロマンスなんて俺はゴメンだからね」

剛はロイミュードを仮面ライダーに仕立てようとしていることも許せないし、何よりも自慢の姉ちゃんが、チェイスに心を完全に奪われているようにしかみえないのが気に食わない。
しかし、剛の目の前でロイミュードに殺されかけた姉ちゃんを救ったのは、チェイス。しかも自分と同じようなドライバーで変身して。剛は何も出来なかった。

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チェイスに借りを作ってしまった剛は、今回は走り去るチェイスを忌々しげに見送りますが…次はどうなるかわからない。
一方、チェイスの雄姿を見送る霧子ちゃんは、今までにない晴れやかな顔を。

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進ノ介「俺がみたことのない、いい笑顔しやがって」
霧子「べ、べつに笑ってません」
進ノ介「わらってんじゃん」
霧子「笑ってません!」
進ノ介「笑ってるって言うんだよ」

霧子をからかう進ノ介も嬉しそう…って、あれ?
進ノ介は霧子ちゃん争奪戦に参戦しないのー?これ、完全にオトモダチポジションじゃん。せっかくだから剛も含めて、3人の男で争いませんか?その方が私的には楽しい!進ノ介、頑張れよ!


*26話のシフトカーさん達。

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顔つきもきりりと、特状課の捜査会議に堂々と参加するシフトカーさん達。
ベルトさんはダルマの上に乗っかると、ダルマの顔つきがきりりと見えます。あら不思議。
みんなのお手伝いが表立ってできるようになった嬉しさで、シフトカーさんたちのお顔がキラキラしてる(ように私には見える)。デコトラさんは、ゲンさんと堂々と仲良くしていいのよ。

チェイス「またお前達か…。あの女にもう来るなと伝えろ」

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霧子ちゃんの頼みを聞いて、チェイスさんの説得に日参する、ベガスさん、キャブさん、モンスターさんがけなげ。なんとなくモンスターさんみたいなちょいワルは、霧子ちゃんみたいな優等生タイプのオンナノコに頼み事をされると弱い気がする。がんばれ!

*泊進ノ介とロイミュードと警察

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今回やっとハート様達のナンバーが明かされました。ハートが002で、ブレンが003。そして、今回表に出てきて融合進化態を生み出したのが001。

001「やあ、メディック。007のコアを治してくれてありがとう」
メディック「どういたしまして。素晴らしいですわ。融合進化態」
001「ブレンにどうしても…と頼まれてね」
メディック「やっぱり」
001「よほどハートの役に立ちたいらしい。ハートはまさに王の器だ。私はいままでどおり、裏からそれを支えるよ」
メディック「頼もしいけど…相変わらず不気味な男」

背後の鏡に映るメディックの姿。その虚像が001に変化して、メディックと会話するも、メディックが振り向くと001は姿を消してしまう。
誰も知らない幻のロイミュード。
どうやら、ハートや他のロイミュード達にも、あまり姿を見せたがらない様子。しかし、ここは参謀としてのブレンが力を発揮。001の右腕となって、001を担ぎ出した。
001がコピーした人間は国家防衛長官で参議院議員の真影壮一。どうやら警察に大きな影響力を持つ人間のようです。

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ブレン「融合進化態…斬新で、革命的で、素晴らしい発明になりましたね、先生」
001「引き続き楽しもうじゃないか、ブレン。幸いこの人間世界…悪人だけは、掃いて捨てるほどいるからね」

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そしてイヤミな一課課長、仁良は、特状課の監視を請け負った、真影の子飼いのイヌでした。まさか、真影がロイミュードであるとまでは知らないだろうけど、どうやら進ノ介のお父さんの死について、なにか真影に吹き込まれている様子。

仁良「まあ、せいぜい気をつけてがんばるんだね。やはり警視庁の花形だった君のお父さんみたいにならないように」

父の死について、不名誉な匂いをちらつかされ、気が気でなくなる進ノ介。
そんな時に本願寺課長から、警視庁上層部にロイミュード関連の情報統制をしている者がいる可能性が指摘されます。警察のお偉いさんの中にロイミュード側の人間がいるかもしれない。そして、敵の総ボス、001が007のコアを回収するのをベルトさんは確かに見た。
今までは、警察の内部でも存在を極秘にすることで、仮面ライダーを守ってきたけど、かなりの数の人間に進ノ介が変身するところを見られてしまった以上、上層部にバレるのは時間の問題。さらにロイミュードの総ボスが動き出しているとなれば、存在を公にしてしまった方が、安易に上層部の力で仮面ライダーや特状課の存在を消しにくくなる…ということか。

本願寺「私も伊達にお偉いさんを接待しまくってた訳じゃないんでね、まかせといてねー」
ゲンさん「不思議だぜ…いつも通り適当な感じなのに、妙に説得力が出てきた…」

課長、底が知れぬ男よのう。
進ノ介は父の死の真相が知らされてないのも、ロイミュード関連の情報統制の一環ではないかと勘ぐる。
さらに、ハートからもロイミュード001と父の関係が匂わされ、進ノ介は我を忘れる。

ハート「あいつは影から物事を動かすのが好きなのさ。恐らく、お前にも因縁浅からぬ相手だぞ、泊進ノ介」
進ノ介「まさか…そいつが父さんを?そいつの事を全て教えろ!」

霧子の出動要請を知らせる声も耳に届かず、進ノ介はハートに挑みかかり、腕に大怪我をしてしまう。
007の襲撃をほっといてハートと戦い、大勢の警官を危険に晒したことに落ち込む進ノ介。

進ノ介「仁良さんの言うとおりだ…あの世の親父が怒ったんだ、きっと。警官の肩には大いなる責任が負わされている…親父の口癖だった。あの日、俺も親父みたいになるって誓ったのに。俺は自分のことで頭が一杯になって…このざまだ」

しかし、ベルトさんから意外な言葉をきかされる。

ベルトさん「知っていたんだな、進ノ介。君の父親の死に、まだ謎があることを。私も本願寺も、それに001が関与していたんじゃないかと探ってたんだ」

どうやら進ノ介のお父さん、泊英介は本庁ではかなりの有名人だった模様。
本願寺はどこまで事実を把握しているのか、そして進ノ介の父の死の真相は?引っ張ってきましたよー。

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前回、警察上層部と進ノ介達が対立する展開くるんじゃないかなあ、と言ってたら、もう来ちゃったよ。展開はやっ!
上層部に001ロイミュードが食い込んでいるという設定は、しばらく伏せておいた方が面白かったかもしれません。しかし、リーガルな存在に主人公達が立ち向かうという設定は、こども達の目には「反体制」に映りかねないので、早々に手札を開示する必要性があったかと。こども達には上層部は悪い奴に操られてるんだよー、と事前に説明しておけば、進ノ介達が自分達の上司に噛み付く言い訳が立ちます。そのために、一課課長仁良のキャラも、すごくわかりやすい悪役に作ってある。
さて、手札を見せた上で、どう話を引っ張っていくか?この方が作劇のハードルは上がるのですが、それがニチアサの醍醐味であり、腕の見せどころ。制約を逆に活かして、どんな展開を見せてくれるか楽しみにしてます。

手裏剣戦隊ニンニンジャー 第8話 NJK風花ちゃんの感想

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一緒の高校に編入した風花ちゃんと凪。寝坊した凪は忍者技でジャンプしながら登校。それを見た風花ちゃん、激おこ!

「そんな風に登校したら、転校早々忍者ってバレるでしょ?やめてよね!」

凪の耳許でそっと囁く風花ちゃん。
「絶対…バラさないでね」

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凪を脅す目がまじで怖え。さっきから殺気を感じる手裏剣戦隊ニンニンジャー第8話感想。
この年頃の1歳差って意外とでかいよね。風花は高校3年、凪は2年かな?逆らったら体育館裏に呼び出しですわ。

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NJK(ニンジャ女子高生)風花ちゃん、周りの目を気にして、普通の女子高生を装うも、しょっぱなから大失敗でござるの巻。所詮は忍びなれども忍ばない家訓だからな、無理だよ、うん。

風花は、他所の家と違うお兄ちゃんや、特殊な家の事情を恥ずかしく思ってる。
学校で進路相談があることを知り、風花は将来について悩みます。
凪は安定した公務員をやりつつ忍者を続ける、と即答。ちゃんと安定収入を考えて、公務員という保険をかけるとこなんか、不況に沿ったいまどきの子だのう。夢があるんだかないんだか。でも公務員は、副業ばれたら懲戒じゃなかったっけ?

凪「風花ちゃんは忍者続けるの?」
風花「ありえないよー。牙鬼との戦いが終われば、忍者やる必要ないし、いまだってやりたくてやってるわけじゃないもん」

たまたま忍者の家に生まれてしまったというだけで、忍者をやる羽目になった。
うちが忍者の家系でなければ、普通に大学目指して勉強して、やりたいことだって他に見つけられたかもしれない。
他の4人があまりに無抵抗に忍者になることを受け入れているのに対し、風花ちゃんは普通の思春期女子らしく悩んでいる。ここはなかなかリアル。
風花ちゃんは、リアルとファンタジーのつなぎ目。忍者とかUFOとか妖怪とかのトンデモ設定を、風花ちゃんがぐっと私達の世界に引き寄せてくれています。

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正体をばらしたくないのに、転校生の風花ちゃんに興味をもったクラスメイトの女子2人が、家に遊びに来てしまう。凪は要領よく調子を合わせてくれるが、おり悪しく、年長3人組が忍術かくれんぼの真っ最中。

風花「お願いだから、今日だけはじっとしてて。世の中的に普通のお兄ちゃんでいて!ね?忍者には興味ないことにしておいて!」

風花ちゃんは1番やばそうなお兄ちゃんに真っ先に釘を刺すも、無駄な抵抗でした。
お父さんは壁からどんでん返しで出てくるは、霞ちゃんは畳から浮き出してくるは。トドメに八雲が囲炉裏の灰の中から飛び出してきて、クラスメイトに灰がドバーッと。2人はもういやぁ、と泣き出しそう。
さらに、家の中に入り込んだ妖怪ネコマタが、終わりの手裏剣を探して、過去にタイムスリップ。人質にクラスメイトを連れて行ってしまったので、風花と天晴は慌ててあとを追っかける。
ネコマタが目指したのは、破壊される前の風花達の道場。そこで、風花達はこどもの頃の自分自身に出会う。
小さいころの風花は、妖怪を怖がるどころか、泣き真似をして妖怪をおびき寄せて、きゃっきゃとはしゃいでいる。

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ちび風花「わたし、お兄ちゃんよりすごい忍者になるんだから!」

そう宣言する幼い風花は、とても楽しそうで元気一杯。周りの目を気にして、正体を隠してビクビクしている今の自分とは大違いでした。

風花「そういえば、忍者になりたかった…かもしれない」

少なくとも小さいころの風花は、忍者を目指す自分を誇りに思っていた。そのことを思い出した風花は、忍者である自分や家族のことを恥ずかしいと思わなくなります。

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そして、クラスメイトの目の前で堂々と変身、2人を救出。

「かっこいい…」
「頑張って!風花ちゃん」

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彼女達も、颯爽と妖怪と渡り合う風花のシロニンジャー姿に惚れ惚れ。
自信を取り戻した風花は、名乗りも中央ポジションでどーんと。

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風花はネコマタの弱点を得意の引っ掛けで聞き出し、何度倒しても復活していたネコマタを、ついにやっつけることに成功します。

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さらには遅刻しそうになったクラスメイトを抱っこして、忍者ジャンプで登校。あ、いいなあ、これ。下級生の可愛い男の子にお姫様抱っこされて登校。風花ちゃんの楽しいNJKライフは始まったばかりです…てな感じで締め。

コンプレックスだった事が反転して、誇りになる。「普通でない」ことが恥ずかしい、横並びであることが美徳である学校社会の殻を、ニンニンジャー内では「普通」ポジションの風花ちゃんが破ってみせたのは、痛快でした。
…まあ、難しいことは置いといて、風花ちゃんの可愛い女子高生姿を一緒に楽しもうぜ的な一編。制服姿、堪能させていただきましたー。

ところで、忍者であることに積極的でなかった風花ちゃん。彼女の内面の問題が解決することで、全員がラストニンジャへのスタートラインに立つことになりました。これで人物紹介編はあらかた終わりで、人間関係の掘り下げに舞台は移って行きそう…、あ、追加戦士紹介編が次くるのか。

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「Yahaa!! They are the grandchildren of LAST NINJYA!
It's getting exiting now!!
<訳:あいつらが、ラストニンジャの孫…。これは盛り上がってきたぞ>」
うさんくさそげな、金色のアメリカンニンジャきたー!ニンジャなのに金!こいつも忍ぶ気まったくなし!このまま字幕つきで英語をしゃべりたおすのか、それともあの怪しげなミドリのニンジャが使っていたシュリケンジャパニーズを駆使するのか。次回は八雲の母ちゃんもやって来て、一気に国際色豊かな様相に。
さっそく気になっていた八雲の家族関係がわかりそうで、期待度大です。

手裏剣戦隊ニンニンジャー 第9話 魔法忍者な感想

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春風「クラウド!あなた、ニンジャなんてやってるのー?ふっるいわねー。ね、それより魔法はどうしたのよ?魔法ならまだかっこいいからゆるしてたのに」
<意訳:やっだー、今更『影の軍団』?時代はハリポタでしょ?ハリポタ!>

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八雲くんのマミー、加藤春風さんは世界的ファッションデザイナーで、今回「来日」したと言ってたので、どうやら外国に在住している模様。だから、八雲君は「クラウド」っていうミドルネームがあるのか。たぶん2重国籍。この春風さん、小さいころ西洋文化にすっごい憧れて、古臭い日本家屋の実家が嫌で、海外に飛び出しちゃったんだろうなぁ。
皆信じられないかもしれないけど、ウン十年前の少女マンガの舞台は、半数近くが外国!しかもほとんどがヨーロッパ圏かアメリカ。「ポーの一族」とか、「キャンディ・キャンディ」とか。金髪碧眼は少女の憧れ。「大きくなったらアメリカ人になる!」と野望を抱いた少女が私の周りにもけっこういました。いや、まじで。
多分春風さんもそのクチだったかと。
かく言う私も、大きくなったら彫りが深い顔立ちのドイツ人になって、チロル地方の素敵ログハウスで民宿やって、オーストリアの吸血鬼の美少年に血を吸われて永遠に生きるんだと夢想していた時期がありましたσ(^_^;)手裏剣戦隊ニンニンジャー第9話、感想です。
春風さんは八雲君を西洋人に育てたかったと思うの。八雲のことをミドルネームで呼んでるし、自分のことをマミィって呼ばせてるしね。
でも、旦那様の加藤さんは名前からして、きっとバリバリの日本人。八雲君の顔立ちもバリバリの日本人。人生ままならぬものよ。

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というわけで、追加戦士紹介編に見せかけて、八雲君メイン回。…と思いきや、霞ちゃん、女スパイな魅力爆発回でした。
警備員の注意を逸らす為、魅力的な露出度の高い衣装で、写真撮影をお願いする霞ちゃんが色っぽくも可愛い。そして横で天晴達に合図を出す風花ちゃん。

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彼女が時々繰り出すこのジト目が実は好みだったりします。

妖怪イッタンモメンの魔法にかけられて、仲間達が次々とハツカネズミやら、石やら、ソフビやらに変えられて行く中、魔法にかけられたフリをして、ひとり密かに身代わりの術を使い、ジュッカラゲの中に紛れ込む霞姐さん。さっと標的の『終わりの手裏剣』ドレスを着込むやいなや、美しく剣を手に立ち回る霞姐さん。

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いや、いいよー、これ。
霞ちゃんの無敵な微笑みとくノ一としての優秀さが印象づけられました。
そして「もとにもどちてー」と叫ぶ、はつかねずみ風花ちゃん。

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いや、いいよー、これ。

また、親世代では、旋風は姉の春風に敵わず、こども世代では八雲は従姉、霞に敵わないというのを、うまい対比でみせてもいます。

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八雲「おじさんから話してくれ」
旋風「無理無理!春風姉さんねぇ、おじさんの言うこと聞かないよ」

霞「よくわかりましたね、八雲君」
八雲「イージーだな。あの身代わりの術、見逃すわけはない」
霞「お見事です!…それより八雲くん、春風おばさまのこと、マミィと呼んでるんですね」

あ…弱み握られた。せっかく彼女の身代わりの術を見破って、一本取ったと思ったのにねえ。いつの時代も男の子は姉貴分にはかなわぬものよ。

~スターニンジャー~

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しょっぱなから登場して、妖怪をやっつけるも天晴達の前には姿をみせない。壁に映るシルエットだけで妖怪とスターニンジャーの戦いを見せるのは上手い演出。冒頭で瞬殺される妖怪の着ぐるみを、いちいち作っていられない故の演出と言ってしまえばそれまでですが、いかにも暗躍するニンジャの風情があって、妖しさ感満載です。
しかも、彼は封印の手裏剣には目もくれず、『終わりの手裏剣』だけを求めている様子。
巨大戦でピンチに陥る八雲達の元に、いきなりロデオマルで駆けつけて大活躍。

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スターニンジャー「ヤッハー!悪いがここはあっしがいただきますよ!」

ええ?!英語じゃない時は、江戸っ子口調なの?!

凪「あのオトモ忍、僕たちの味方なんじゃない?」
八雲「だが、美味しいところをとられっぱなしはきにくわんな」
スターニンジャー「お膳立て、恐れ入りやす」

ロデオマル、シュリケンジンを踏み台にして飛んだかとおもうと、ひーはーひーはーバイソンキングに超変形!
ロックなビートに乗せて、あっという間にイッタンモメンを倒したかと思うと、怒涛のごとく立ち去って行った。

スターニンジャー「忍びなれどもパーリナイ!」

いや、盛り上がってる感はわかるけど、今昼だから。
天晴達はわけもわからず、唖然呆然。

スターニンジャー「お命、頂戴いたしやす」

そして、好天じいさんのおでん屋に現れたかと思うと、いきなり斬りつけた!!なにー?この人、敵なの?味方なの?引っ張ってくれるじゃん!


~終わりの手裏剣~

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ここのところ話の中心を占めている『終わりの手裏剣』とは何か?やっと説明がなされました。

「ラストニンジャだけが持つことを許され、世界を終わらせるほどの力があると言われる手裏剣だ。ラストニンジャとは『終わりの手裏剣』を守る、守り人でもある」

しかし、好天じいさんは九衛門に対して持ってないと言い張るし、妖怪が過去と現在の伊賀崎家を家捜ししても、出てこない。

風花「お父さんは見たことあるの?『終わりの手裏剣』」
旋風「ああ、昔の道場にあったなあ、確か。宝石のように輝いていてねえ…あ、そうそう、こんなかん…じ……だあぁぁー!これだよ!『終わりの手裏剣』!」

なんと、旋風の姉、春風が家を出るときに実家から持ち出して、ファッションショーのドレスのアクセにしちゃっていました!彼女は手裏剣だということも知らなかったみたい。
旋風と違って、春風は全く忍者というものに興味がなかった模様。
結果的には春風がドレスにあしらった『終わりの手裏剣』は、ニセモノでした。
春風が持ち出した時点でニセモノにすり替わっていたのか、ドレスについていたのを天晴達がくる前にニセモノに誰かがすり替えたのか、それとも九衛門や旋風が昔見たモノ自体がニセモノだったのか。好天じいさん、喰えない奴だなあ。
…春風姐さんが八雲の電話を受けて、こっそりすり替えた説もあるか。忍者に興味のないふりして、実は最高のくノ一。そういうのも素敵だなあ。

~今週の牙鬼一門~

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蛾眉雷蔵「終わりの手裏剣だと?貴様程度の者が入手出来ると申すか!生意気な!…しかし、みかけによらず豪気な小姓よ。力になってやる」

ぶうぶう言いながらも、強くなる呪文を封印の手裏剣に込めて渡すだけでなく、ヒトカラゲをジュッカラゲにパワーアップして九衛門に持たせてくれる蛾眉殿が優しい。
位がヒトケタ上がったんで、今までのヒトカラゲの「ジッパ」って相槌が、ジュッカラゲでは「ヒャッパ」になるのね。
蛾眉殿って、ぶつぶついいながらも、お弁当やらおやつやら持たせてくれるお母さんみたいな人だ。なんやかんやで7話で角を折られた時に止めに入ってくれたことを恩義に感じてたりするのかしら?
そして、女性誌を一心不乱に読む九衛門やヒトカラゲ。現代の情報を集めるのも大変ね。そんな暗いところで雑誌を読むと目を悪くしますよ。

~春風、八雲親子~

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お母さんの春風は、自分の仕事に忙しくて、あまりこどもには構わないタイプ。しばらく会っていないみたいだし、忍者の道に進んだことも知らなかったみたい。八雲からの電話もちょっと煩わしそう。しかも超性格強そう。旋風なんか明らかにビビっちゃってるし、八雲も『最後の手裏剣』を返してもらおうと電話しても、すぐに説得を諦めちゃう。
春風「かすみちゃーん?久々に会ったんだから、おばさまはやめてくれる?」
霞「…すみません」

最強天然霞ちゃんですら、春風さんには呑まれ気味。

そんな母親に対して、八雲も素直じゃない。霞ちゃんに「久々に春風おばさまに会いたいんじゃないですか?八雲くん?」ってあおられても「そんなわけないだろう」と一蹴。春風が妖怪に襲われるピンチにあっても、

八雲「母さんだろうがそうじゃなかろうが、守ることには変わりない!」

と、素直じゃない。

ところで八雲は、忍者の道に進みつつも、魔法使いとしてのプライドも捨てていません。

八雲「相手が魔法使いとあらば、意地でも負けんぞ」

魔法を使う妖怪イッタンモメンを相手にして、仲間は次々と脱落。しかし、八雲は忍術を使って対抗。おたがいに「上手く行きそうな時こそ油断禁物」といいながら、次々に戦いを仕掛けていきます。
そして最後に八雲は、天晴達を元に戻す呪文をイッタンモメンに吐かせる為に、初めて魔法で攻撃します。いったん外したようにみせかけて、後ろから分身の術で再び攻撃。ぎりぎりまで魔法を使わなかったのは、相手の油断を誘う為の罠でした。

八雲「上手く行きそうな時ほど油断禁物。侮るべからずだ」

イッタンモメン「ううっ、なんて魔法使いだ…いや忍者?あーいやいや魔法使い?」
八雲「俺は魔法使いでも忍者でもない。魔法忍者だ」

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この八雲を見守る春風の顔が本当に嬉しそう。
冒頭で春風さんは、忍者になって魔法をどうしたのか、八雲に問いただしてたけど、本当は八雲が魔法の道を中途半端に諦めちゃったんじゃないかと心配してたんだろうなぁ。

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そして天晴の火炎の術と八雲の魔法のコラボで、巨大火龍が出現。イッタンモメンが火を前にしてびびったところで、天晴が一刀両断。八雲は魔法と忍術を融合させるべく、日夜研究を欠かしていないようです。
春風さんは八雲に言います

八雲「マ…母さん、ごめん。『終わりの手裏剣』…ていうか、ブローチを割ってしまって」
春風「ま、これはこれでパンクじゃない?それよりクラウド、私、ニンジャってずっと古くてダサいと思ってたけど、みんなと戦ってるクラウド、かっこよかった。だから、あなたはあなたのやりたいことを貫きなさい。じゃね」

一見素っ気無いように見えるも、八雲は八雲で自分の好きな道を究めて欲しいと思っている。自分が忍者の家に生まれながらも、デザイナーになるために家を飛び出したように。
ちゃんと子離れが出来ていて、一歩離れた位置から、彼を見守るいいお母さんでした。

さて次はこんどこそ追加戦士、スターニンジャー紹介回…だよね?

仮面ライダードライブ 第27話 仮面ライダー達の父親の感想

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りんな「うわ!どうしちゃったのよ、ゲンパチ!?」
ゲンさん「うるせぇ!怪物の名前をちゃんと言えないからってバカにしやがって!」
進ノ介「ゲンさん、どうしちまったんだよ!」
ゲンさん「離せ!このロリショージョ!」
りんな「ゲンパチ!」
ゲンさん「ホイコーロー!」

進ノ介はゲンさんの手のひらに、赤い目の様な印を見つける。

進ノ介「これは?…ゲンさん!」

050ロイミュードに操られて、普段抑圧されていた怒りの感情を増幅させたゲンさん!
進ノ介の制止を振り切って、りんなさんに向かって襲いかかった!!と思いきや、りんなさん、ゲンさんの頭を思いっきりばこーん!

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ゲンさん「…コイニョウボー…」

…つーか、ゲンさんの怒りポイントってそこだったの?怒りに任せて、今までのロイミュード言い間違いシリーズを勢いよくおさらい!いや、そこまで言い間違えた方を全部言えるだけの記憶力あるんなら「ロイミュード」くらい簡単に言えるでしょうに。仮面ライダードライブ第27話感想。りんなさん、見事な返り討ちでゲンさん、ノックアウト。

りんな「ゲンパチ!ゲンパチ!目を覚ましてよぉ!ゲンパチー!!」

救急隊に運ばれていくゲンさんにとりすがって、悲痛に叫ぶりんなさんの声が切ない…。つーか、りんなさん、あなたゲンさんのことをどんだけ強く殴ったのよ…

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また寝落ちして、周回遅れしちゃった…重要回なのにorz。こっそりUP。まだ28話みてない状態なんで、今更何を言ってるんだ的な推測も含みます。ご了承を。GWは全部出勤だぞー!稼ぎどきだぞー!やっほう!と自分を鼓舞しないとやってらんねえ。

*詩島剛

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まずは新商品のお披露目。りんなさんが新たに開発したのは、ライドブースター。トライドロンの両脇に赤と青のゴーカートのようなマシンがくっつくと、トライドロンが空を飛ぶ…ってなんか、もうトライドロンさん車辞めてますね。
りんなさんは3人の仮面ライダーが、揃って乗って空飛ぶことを夢想してうっとり。

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↑その位置だとドライブ滑り落ちますがな。
しかし、それを聞いて剛は不機嫌に。

剛「俺は認めない。奴を仮面ライダーとは」
霧子「剛、何でそんなにチェイスを嫌うの?」
剛「何で?決まってんだろ!奴がロイミュードだからだ」
霧子「違う!剛はなにもわかってない!」
剛「何もわかってないのは姉ちゃんの方だろ?!」

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思わず霧子の身体を軽く小突く剛の頬を、霧子が叩く。
おたがいに自分のやっちゃったことにびっくり。でも、それぞれが譲れないところだから謝れない。2人とも目を逸らして黙り込んでしまう。
特状課の皆が一課との合同捜査会議に向かう中、剛はひとり別行動。
ロイミュードに弟を攫われたと、特状課に助けを求めにきた女性、相馬頼子に同情し、弟、良を救い出す為に行動を共にすることになる。

頼子「弟の良です。不動産会社で営業をしています。高校卒業後、すぐ就職して、毎日とても頑張っていました。家族の笑顔に出会えるのが1番の喜びだって…。どうして良がこんな目に?あの怪物が憎いです」
剛「良さんは絶対俺が助けます」

頼子の話を聞いた剛は、良と、小さい頃の自分の姿を重ねあわせる。姉ちゃんと一緒に笑っていた幸せそうな剛。

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それなのに、グローバルフリーズでロイミュードに襲われた恐ろしい経験が、霧子から笑顔を奪った。剛は姉ちゃんに笑っていて欲しくて頑張ってるのに、チェイスが絡んでくると、姉ちゃんとは険悪ムード。笑顔なんてこれっぽっちもみせないどころか、ついに大げんか。そのくせ、前回仮面ライダーになったチェイスを見送る時、姉ちゃんは最高の笑顔をみせている。姉ちゃんは俺より、化物に心を許している。全部ロイミュードが、チェイスが悪いんだ!…とでも思っていそう。
剛は独自調査の末、住民が全員仮死状態で発見された3つの新興住宅地が、全て相馬良の営業先であったことを突き止める。
剛と頼子は、まだ事件の起きていない新興住宅地へ向かう。
そこで進ノ介に偶然出会い、霧子がまたチェイスを頼りに行ったことを知り、不機嫌が最高潮に。
そこに新興住宅地の住民達に異変が起き、そこかしこで家族や夫婦の間で罵り合い、殴り合う事態が勃発。
剛の目の前でも、泣きじゃくるこどもを蹴散らして殴り合う夫婦が。

剛「おい、大丈夫だからな…大丈夫だからな」

こどもを慰めるというより、大丈夫と自分に言い聞かせるように呟くと、夫婦の間に割って入る剛だが、もろに殴られ、蹴られ、全く止めることが出来ない。
そんな中、進ノ介に「いつものお前らしくないぞ!」と叱咤され、剛はブチ切れる。

剛「俺らしくない?俺が何を背負ってるのか知りもしないくせに!」
050「さあ、もっと争え!そして進化してみせろ!」

進ノ介「進化とはどういう意味だ?」
050「実験だよ。根っからの極悪人でなくても、強化型ロイミュードの適合者となれるのか」
進ノ介「だから幸せに暮らす人間達を…!」
050「俺はこいつらの感情を増幅することが出来る。つまりこれが人間どもの本性ってわけだ」

050が手を振り、ネオバイラルコアの欠片をばら撒くと、住民達は一斉にその場に昏倒する。

050「ふん、適合者なしか」
剛「…ふざけるな…!ロイミュード!何でおまえらはそんなに醜いんだ!」
050「醜いのは人間の方だ!」

剛の中で、ロイミュードへの憎しみが加速していく。しかし、マッハに変身するも、感情ばかりが暴走して一方的にやられるばかり。
そこへチェイスが"姉の頼み"で加勢にやってきたもんだから、剛の気持ちが爆発。050には目もくれず、チェイスに向かって挑みかかる。

進ノ介「剛、やめろ!戦う相手を間違うな!」
剛「間違ってない!こいつは仮面ライダーじゃない!ロイミュードだ!俺が…俺が倒さなきゃならないんだ!!」

その様子をみながら、050はほくそ笑む。

050「全て計画どおりだ」

050の真の意図は剛にあるのか?

剛とは争う気のないチェイスが人間態に戻り、一瞬躊躇するも、馬鹿にされたように感じた剛はさらに激昂。

剛「それは一体なんの真似だ!ふざけんなぁぁ!!」

しかし、生身の進ノ介が間に入り、拳が空を切った剛は、自らの勢いで転倒。

剛「なんでだよ?進兄さん…何で邪魔するんだよ…?!」
進ノ介「霧子もきっと同じことをしたはずだ!チェイスを守るためだけじゃない!剛、お前も守るために!」

そんなことわかってる。姉ちゃんも、進ノ介も、剛の「心」を案じてくれてることは知ってる。でも、ロイミュードへの憎しみも、ロイミュードでありながら姉にも進ノ介にも頼られるチェイスへの嫉妬にも似た感情も、止めることが出来ない。なんで皆、そんな奴の味方するんだよ!何よりもそんなチェイスに助けられる自分が一番情けない。剛の感情はもうぐちゃぐちゃ。
何故そんなに焦ってるのか、問いかける進ノ介に対して、剛は絞り出すように告白する。

剛「…父親だから」
進ノ介「え?」
剛「ロイミュードを生み出したのは、俺の父親なんだよ…。蛮野天十郎…俺の父親が奴らを暴走させ、グローバルフリーズを引き起こした。多くの人間の命を奪ったんだ…俺には…時間がないんだ」

うーん、今までの霧子からすると、彼女自身はこのことを知らなさそう。
剛の記憶のなかの蛮野博士は黒くて邪悪なイメージ。ありがちな話としては、蛮野は剛、霧子、母親を捨てておきながら、長男の剛にだけは跡継ぎとして連絡をとってた…ってとこでしょうか。

まだ全部は語られてないようなので、次回剛に関しては、じっくり。

*泊進ノ介

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ロイミュード事件で初の一課との合同捜査会議。特状課もやっと認められたか…と思ったのも束の間、会議は進ノ介を陥れる為の罠だった。
現場は新興住宅地『ビレッジ夢見が山』。被害者は計37名。居住者が全てが全員倒れているのが発見されたというのが、事件の概要。
ここでロイミュード=機械生命体の専門家としての特状課に意見が求められるが、仁良課長は進ノ介をあえて挑発。

仁良「ここは折角ですから、泊巡査の意見を拝聴したいですな!12年前に名誉の殉職をされた泊警部補のご子息が、いまや正義のヒーロー、仮面ライダーだ。さぞや父上も喜んでおられるだろうなあ!」

字面だけ見ると褒めてるようにしか見えないんだけど、実際の言い方は超イヤミタップリ!
一瞬カッとなる進ノ介だけれど、本願寺の制止でここはなんとかこらえる。が!アドバイザーとして呼ばれた「特殊科学分野研究所の能見」なる男が、どこからどうみてもブレン!

ブレン「ヒントをあげよう。私がここに来たのは、001が本格的に動きだしたからです」
進ノ介「001だと?!」
ブレン「彼はとても狡猾で用心深く、冷酷だ。うかつに近づけば、虫ケラ同然に潰される。そう、君の父親のように」
進ノ介「001とは誰だ?答えろ!ブレン、答えろ!」

会議後、怪人態の姿を現したブレンにも挑発され、進ノ介もドライブになって戦う。しかし、ブレンは頃合いを見計らって、人間態に戻り、大きな声で叫んだ!

ブレン「助けてくれぇぇ!殺されるぅぅ!」

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はたからみると、子鹿のように震えるひょろひょろメガネ男子を、仮面ライダーがいじめてるようにしか見えない…!
進ノ介は謹慎処分をくらい、ベルトさんも厳重封印、トライドロンも持っていかれてしまう。当然、仮面ライダーへの変身も禁止。特状課の部屋から出ることも許されない。
特状課の仲間達は憤激するが、進ノ介はひとり部屋を出て行こうとする。進ノ介を呼び止める本願寺。

本願寺「まさか、刑事を辞めるつもりじゃないですよね?」
進ノ介「上の命令なんかより、市民を守る事の方が大切ですから」
本願寺「確かにその通りです。でも君は、刑事を辞めてはダメですよ。お父さんの死が無駄になってしまう」
進ノ介「え?」
本願寺「市民を守るのは、仮面ライダーだけではなく、警察官の使命です。お父さんは、そんな警察官を愛し、その誇りを守るために警察官として死んだんです」
進ノ介「警察官として…」

謹慎処分を無視すれば、次は懲戒免職にもなりかねない。それを承知で、独自に捜査に出て行こうとする進ノ介を思いとどまらせたもの。それは、警察官であることに誇りを持っていた父の遺志を継ぐことだった。

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進ノ介達は、新興住宅地の事件に関して、剛達と同じことに気がついた。
さらに、事件の被害者は全て入居一ヶ月以内であることを突き止める。良担当の新興住宅地に、りんなさんとゲンさんが、夫婦のふりをして潜入捜査に。
カラフルコマーシャルの3D映像を使って仁良の目をごまかし、ともに新興住宅地に乗り込む進ノ介。
しかし新興住宅地に姿を現した050ロイミュードが、住民の怒りの感情を増幅させた挙句、仮死状態に。変身しようとする進ノ介だが、次々と警察が駆けつける中で変身すれば、警察を辞める事態になるかもしれない。

進ノ介「どうすりゃいいんだよ!」

変身しようとする手が止まった。父の遺志が進ノ介を縛る。

*チェイス

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「グローバルフリーズの夜…詩島霧子…今は彼女にしか…」

仮面ライダーになってみたものの、彼の気持ちはまだ彷徨っている。
彼が仮面ライダーをやるきっかけになったのは、霧子の曇りない信頼。ただ、その一点。
彼女はプロトドライブだった自分に助けられたという。元々は人間を守る為のライダーだったと。しかし、彼にはその記憶はない。

チェイス「これを修復したい…この中にある、俺の記憶を…」

チェイスは霧子にプロトドライブのシフトカーを渡す。自分が何者だったのか、何故ロイミュードなのに人を守るのか、どんな「気持ち」でグローバルフリーズの夜、戦っていたのか、知りたい。
でもそれは、以前「ハートは、俺を人間の道具から開放してくれた。俺は…ロイミュードを守る」と言った時の「気持ち」を思い出すことにもなってしまうんじゃないかな?確かにチェイスは、ベルトさんに"人間を守る為の道具"としての扱いしかされてない可能性があるんだよね。メディックにプログラムを書き換えられた時、あっさり進ノ介に破壊することを勧めていたし。

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そして霧子の求めに応じて、謹慎中の進ノ介の代わりに050との戦いに赴く。しかし、彼を待ち受けていたのはマッハの怒りのこぶし。
剛のチェイスに対するやり切れない怒りを感じ取ったか、彼は唐突に変身を解除。単に戦う意思がないことを示すためだけか?剛のロイミュードに対する怒りを一身に受けて殴られるつもりだったのか?チェイスの乏しい表情からは、その意図はわからない。ただ彼は所詮、人間にもロイミュードにも寄り添うことの出来ない存在なのか?

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進ノ介、剛、チェイス、それぞれの父親(チェイスの場合はそれに準じる存在)が、よくも悪くも彼らの行動に大きな影響を与え、決定づけていく。

父の殉職の謎に我を忘れ、父の遺志をつぎ、警察官であろうとするが故に変身出来ない進ノ介。
父親の罪を一身に受けて、父の生み出した作品を全て破壊することで、償おうとする剛。
ロイミュード側、人間側の都合に翻弄され、人間とロイミュードの間で揺れるチェイス。

彼らは父親の呪縛から逃れることが出来るだろうか?

*おまけの仁良さん

なんというか、仁良一課課長の動きが、ますます粘着質で妖しいものに。進ノ介君を一生懸命挑発しようと、あの手この手で華麗に迫ります。あれだけねっとりしてるのに、ステップは結構軽快に踏んでるよね。

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わーい♪

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べちょー

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ぐちょー

なんかあまりのぐっちょりぶりに、一周まわって可愛くみえてきた…!ねしねしほっぺを押し付けるとこなんか、もう恋だよね。進ノ介に恋してるよね。たぶん、叶わぬ恋だけど!これからも元気良くヘンタイ道を極めて欲しいものです。

*さらにおまけ

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究ちゃんの後ろにある青酢ジュースってなに?

本日のお歌

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一週間連続で仕事を終えて、わーい打上とばかりに、疲れた体に油をたーっぷりかけたピザをばくばく食べ、お腹壊して30分地獄の雪隠詰めorz。今、ぐったり布団のなかで、この歌聴いてます。
なんか癒される。じわじわ癒される。

「パンティー泥棒の唄」
モーモールルギャバン↓

https://youtu.be/wHGb7s7gyvU

ちなみに私は黒よりベージュの方が嫌です。お母ちゃんのぱんつみたいで。


仮面ライダードライブ第28話 かいぶつのこどもの感想

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りんな「こんばんは。やっと起きたわね」
ゲンさん「先生…ここはどこだ?俺は…一体…」

050ロイミュードの呪縛が解けて、病院のベッドの上で目を覚ましたゲンさん。
りんなさん、ゲンさんのベッドにいきなりダーイブっ!

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りんな「ねえ?朝飯はご飯にお味噌汁ー?」
ゲンさん「…トーストに、おコーヒーで…」

りんなさんとゲンさんにいきなりフラグたったー!?
てか、りんなさん、ゲンパチにぞっこーん!?強気なオンナにありがちな、自分のワガママに逆らったオトコにきゅんときちゃうって、あれか?そうなのか?
それにしても、人が恋に落ちる気持ちは理不尽でままならぬものよ。仮面ライダードライブ第28話。
もし2人が結婚したら、ゲンさんが朝食を作ることになる方に、青酢ジュース一年分賭けてもいいです。

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さて、今回の犯人、相馬頼子こと西堀令子を、犯罪に突き動かした原因は父親でした。
肉親の情、それは、とても強い特別な感情。その情は人を強くする力にもなる。しかし、一歩間違えると、その情は強いだけに、人を狂わせるのも容易い。

*ライドブースター

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進ノ介「剛がピンチだ!もうひとっ走り付き合えよ!」

ドライブ君はトライドロンの運転席、チェイス君は助手席に…と思いきや、チェイスは外のブースター席にちょこんと。
えええー!外剥き出しで危ないし、片方だけ乗ってるのって重量バランス悪いし、どうよ?と思ったけど、バット型ロイミュードとの空中戦に入ってみて、なるほど納得。ドライブ、運転席から攻撃できないので、チェイスさんが攻撃の先鋒として、車外にいる必要性があるのね。
しかし、ブースター部分を狙われて撃ち落とされそうになると、ブースターだけばこっと外れて、単独遊撃!そしてトライドロンはきりもみ状態で地上へ!

進ノ介「うわ、まずい!落ちる!」

トライドロン墜落直前でブースターが再びくっついて、事なきを得ましたが…怖えええー。これ、ブースターの乗り手と相当な信頼関係がないと無理じゃん…。てか、空中戦にトライドロン要る?これ。ブースターだけの方が、機動性高くていいんじゃないかな?

*チェイス

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チェイス「ひとつ気になることが。霧子の弟だ。奴の憎しみ…いつもとは何かが違っていた」

チェイスは剛に自分が嫌われていることを自覚している。しかし、目の前の融合型ロイミュードを無視してまで向かってくるのは、やはりおかしい。050の真の狙いは剛ではないか?そのことを聞いて、普段は気丈な霧子が、ひどくうろたえる。電話を剛にかけても、剛は出ない。霧子の焦りは増して行く。

チェイスは、剛と霧子の「家族」というものへ抱く強い感情をみて「家族」のもつ意味を考え始めます。

霧子「剛をお願い!たったひとりの家族なの!」
チェイス「家族…いいだろう」

剛を助けて欲しいと訴える霧子の真剣な表情をみて、チェイスは頷く。
彼女は元プロトドライブとしてのチェイスを信頼して説得した時と同じくらい、いや、それよりももっと、剛のことを真剣に考え、助けたいと思ってる。
もし、ここでチェイスが行かなかったら、彼女は危険を顧みずトライドロンに乗り込んだかもしれない。そこまで人を突き動かす「家族」ってなんだろう?
そして、チェイスは、姉との思い出をけがされたように感じて、令子に対して激昂する剛を目の当たりにした。
怒りの矛先を変えてぶつかってくる剛の拳をまともに受け、変身解除させられても、なお、剛に問いかける。

チェイス「俺にはわからない…家族とは、そんなに大切なものなのか?」
剛「ロイミュードは黙ってろ!」
チェイス「それは自分の使命より大事なものなのか?」
剛「黙れ!黙れ!黙れ黙れ黙れ!!!」

今のチェイスの使命は「ロイミュードを守る」ことなのか「人間を守る」ことなのか?
そしてチェイスにとっての「家族」は同じロイミュードのハート達なのか、生みの親である蛮野博士とそのこどもたちなのか?
まだ、チェイスの行き先は見えない。


*西堀令子と詩島剛

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「やっぱ…似てるわ」

剛は相馬頼子に抱きしめられて呟く。弟を案じて、わが身を顧みず奔走する姉の像が霧子とだぶる。剛の空手の試合を、いつもハラハラした顔をして、見守ってくれていた姉ちゃん。姉ちゃんに頼子は似ている。

しかし、その気持ちは裏切られた。頼子に弟なんていなかった。

「まだわかんないの?あんた騙されたのよ。私は頼子だなんて名前じゃないし、弟もいない」

彼女は、かつて犯罪王を名乗って、他人を見下して模倣犯罪を繰り返し、進ノ介が逮捕した西堀光也の娘、令子。
令子はただ見たかった。
皆、同じ醜い感情を持っている。
それは、TVでコメンテーターをするような犯罪心理学者としてのスマートな表の顔を持ちながら、犯罪王として未解決事件を模倣して喜んでた裏の顔を持つ父親と同じ。

令子「どの家族も同じよ。少し刺激を与えただけで本性が剥き出しになる。醜く争う」
剛「…よくも…姉ちゃんとの思い出まで…!」

050の能力で、ちょっとネガティブな感情を増幅してやっただけで、幸せな家族ヅラしている奴らが殴りあう。
そしてそれは正義ヅラして父を逮捕した仮面ライダーだって同じ。いっぱいくわせてやっただけで、目の前の仮面ライダーマッハは、真っ赤な顔して050と融合した自分を殺そうと向かってくる。
このまま彼女を殺してくれれば、正義の味方、仮面ライダーを犯罪者にすることが出来る。どんなに正義ヅラしている奴でも、自分の中に飼っている醜い感情の強さに打ち勝つことができないというのが、証明できる。
そして、彼女自身も、こんな欺瞞と偽善に満ちた世の中からオサラバすることが出来る。

頼子「怒りをぶつけなさい!もっともっと強く!そして、この私を…!」
剛「ぶっ潰す!」

しかし、その目論見は潰えた。

チェイス「よせ!融合した人間ごと殺す気か?!」

チェイスが邪魔したことで、剛の怒りの矛先はチェイスに向う。チェイスを破壊しようと変身解除にまで追い込むが、止めに入ったドライブの必殺技をくらい、剛は変身解除して倒れこむ。
頼子と剛の間に立ちはだかった進ノ介は叫ぶ。

進ノ介「剛は…俺が守る!」
令子「だまれ!!」

剛を思いやる、進ノ介の心からのセリフ。1番令子がききたくなかったであろう、綺麗な感情から出た言葉。
狂ったように進ノ介に向かってくる050だが、分離させられて、050は撃破。令子は逮捕される。

本当は何者なのか問いかける剛に対して、令子は吐き捨てるように答える。

令子「こどもよ!怪物の…お前ら仮面ライダーに敗北した惨めな怪物の…!」
「私は父を越えたかった!あいつが私を殺せば、最高の犯罪が完成したのに…」

狂ったように笑う令子の声は次第に泣き声に変わり、小さく呟く。

「お父さん…」

そんな西堀令子をみて剛はまた呟く。

「やっぱ…似てるわ」

父親に縛られて、父親の罪を背負う令子。彼女は犯罪者の父を愛しているのか、憎んでいるのか。言葉では説明しきれない、血の呪い。肉親の情。
父親の罪の結晶であるロイミュードを全て壊そうとする剛と、完璧な犯罪を犯すことで、犯罪学者としての父親を超えようとする令子は、よく似てる。

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剛「驚いたろ?あのおぞましい悪魔どもを生み出した人間のこどもが仮面ライダーやってんだぜ?」
進ノ介「でも、その研究にはベルトさんも関わっていた。つまり蛮野博士は人間の幸せのためにロイミュードを作り出そうとしていた。始めから暴走させようとしていたわけじゃ…」
剛「だとしても!父親の犯した罪は大きすぎる。奴らは今までに多くの人間の幸せを奪ってきた…現に今も…」

剛は自虐的に、父親、蛮野博士の罪を告白する。そして、霧子にはこのことを絶対知らせるなと、進ノ介に強く言う。

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剛のスマホに入っている姉の写真は、弾けるような笑顔。姉には綺麗なままでいて欲しい。親の醜い部分を受け継ぐのは、自分だけでいい。
進ノ介は、なぜ剛があんなに焦ってロイミュードを全て始末しようとしていたか、やっと理解します。剛は霧子が全てを知る前に、蛮野が犯した罪を全て消し去るつもりなのだと。
剛が蛮野博士のことを知っていると、進ノ介から聞いたベルトさんは言います。

ベルトさん「全ては霧子のためか…」

ここのベルトさんの言い方がとても優しい。お姉ちゃんを守る為に全てを背負い込む剛の強さと優しさを、ベルトさんも好もしく思っている。
しかし、当の本人はそんな自分のよいところに気がついていない。
050に心の闇を覗かれ、増幅され、チェイスへの嫉妬の感情に気がついてしまった。自分の中の醜い、惨めな感情。大きな罪を犯した父親のこどもに似つかわしい黒い感情。050が破壊され、元に戻っても、元々くすぶっていたこの感情は消えない。今更、綺麗な姉ちゃんや進ノ介のもとには帰れない。

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一方、ロイミュード側。001はブレンの中に芽生えたネガティブな人間らしい感情を褒め称える。

001「新しい場所には慣れたかな?最近ハート達から仲間はずれにされている…そう感じているんだろ?」
ブレン「まさか…そんなこと…」
001「隠すことはない。君は嫉妬という感情を手に入れた。ネガティブな心は絶大なパワーとなる」

キーワードは「嫉妬」。この感情を巧みに煽り、001が狙うは、剛。

ハート「050の力は、あくまで人間のマイナス感情の増幅。一気に集団感染させたのは001、君の能力のはずだ」
001「確かに今回は自分の力を奴に分け与えた」
メディック「目的はなんですの?」
001「下拵えだよ。仮面ライダー達を潰す、最強の戦士を手に入れるためのね」
メディック「最強の戦士?」
ハート「詩島剛…蛮野の息子か」
001「実に楽しいアイデアだろう?」

ひとり街を歩く剛を、蛮野とも001とも区別のつかない声が誘惑する。

「お前の居場所をやろう」

その声と共に目の前に現れたのは…ブレン!嫉妬心故、元の居場所に居づらくなってしまった者同士、仲良くなってしまうのか?

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ところで今回はもう一つ、ものすごく難しくて根元的な問題を放り込んできています。
剛は050によって怒りを増幅させられたとはいえ、明らかに050を令子もろとも潰しにかかっていました。ここで剛は心の中で思っていたかもしれません。

どうして悪い奴を殺してはいけないの?

同じ悪い奴なのに、ロイミュードは破壊して、人間は殺さないの?

人間をコピーした進化態の時はごまかされていた感のあった問題。融合型進化態になって、怪物から人間を引き剥がした上で、怪物だけ退治する画が出てきて、その図式はくっきりしました。
ロイミュードと融合した人間は操られていた訳でなく、自ら望んで超人的な力を得る為に融合し、共に人間に仇なそうとした悪い奴。しかし、ロイミュードだけを破壊して、人間は殺さない。それは何故?

これは早々に答えの出せる問題じゃないかもしれない。番組でも答えが出ないかもしれない。

一応警察官である進ノ介は、答えを25話でハッキリ出してます。
融合した凶悪犯はロイミュードと一緒にやっつけちゃえばいいと言う剛に対して、警察官組は言います。

霧子「なにいってるの!例え悪人でも殺す訳にはいかないでしょ?」
ベルトさん「確かに今までドライブがロイミュードを裁いてきたのは、相手が機械生命体だったからだ」
進ノ介「相手が人間なら…俺は刑事だ。捕まえるまでが仕事。で、裁くのは法」

とてもリーガルで優等生な答え。これもひとつの答えです。

しかし次回では、進ノ介が、父親を殺した憎い人間に遭遇します。進ノ介は、警察官としての理性ではなく、一個人の感情でこの問題に直面することになる。
仮面ライダーという人殺しが出来る力を持った進ノ介は、父親の仇をどうやって殺さずにいられるのか。興味深く見たいと思います。


*おまけ 今週の仁良課長

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仁良「うぃーん」

特状課の扉は自動ドアではない。それなのに、自分で擬音を口にしてしまいつつドアを開ける仁良課長がキュート。今日も楽しく愛しの進ノ介君に嫌がらせ。

「特状課さんよ、事件を防げなかったそうじゃないか。やあっぱり、仮面ライダーに変身出来なきゃ、ただの役立たずだなー♪」

うれっしそーにるんるん歌いながら、ステップを踏んで去る仁良課長がおちゃめさん。
しかし、進ノ介君に仁良課長の愛は伝わらなかったのか、今週の仁良課長、「進ノ介!復活作戦書!!(極秘)」により酷い目に遭います。

進ノ介「俺…反省しました。だから仁良課長の許可が出るまで、もう二度と仮面ライダーには変身しません。誓います」
仁良「お…おうおう…おう!いい心がけだねー!うん。だが、謹慎処分はそう簡単には…」

最初は従順な進ノ介君にご満悦な仁良課長…でしたが!

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「きゃー、かいぶつよー」
「うわー、ついにとくじょうかがおそわれたー」
「はやくたすけないとー」
「ころされるー」
「きんしんちゅうだからへんしんできなーい!」
「へんしんさえできれば」
「へんしんさえできればー!」

丁寧にドアを開けて、がおーっとポーズを取る000ロイミュードチェイスさんと、特状課総出の素敵お芝居に、ころっとだまされる仁良課長がとてもチャーミング。なんて可愛らしい人なんだ!

仁良「へ、変身を…きょ、きょ、許可…」

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進ノ介君のかっちょいいミエ切りと、りんなさん渾身の鏡獅子が功を奏したか、進ノ介君、見事謹慎処分解除を勝ち取ります。よかったね。
でも、りんなさん、鏡獅子はムチ打ちになりやすいから気をつけてね。

手裏剣戦隊ニンニンジャー 第10話 忍びなれどもパーリナイっ!な感想

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好天「あやつとはアメリカの西部の田舎町で出会っての…弟子にしろとしつこいから、ワシを超える忍タリティがなければ、弟子になる資格はない。弟子になりたくば、ワシを倒してみよ…そう言って弟子になるのを諦めさせようとした」

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アメリカンジャパニーズオタクとニッポンのラストニンジャ、アメリカのどこかの地にて邂逅する…の巻。
いや、わかるよ。これはこれでとてもわかりやすい画なんだけどさ。…これ、アメリカも日本も、なんていうか、いろいろ誤解があるんじゃないか?ニンジャ、ドゲザ、カウボーイ、ウェスタン…お互いの国がお互いに持ってる昔ながらのイメージを画にしてみたらこうなりました手裏剣戦隊ニンニンジャー第10話。
いかにもうさんくさい英語を喋ってるかのような、好天じいさんのマイムがかっこいいです。

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さて、2回も引っ張った上での満を持してのスターニンジャー・キンジ タキガワお披露目回。
アクションにつぐアクションで、ドラマというよりガワアクションを存分に楽しめよ!的な回でした。
高いところから飛び降りるアカニンジャーの画が爽快。
そしてキニンジャー、ドラマパートではまだあんまり目立った活躍はないけれど、ガワアクションはメキメキと中の人らしさを発揮!(中の人、竹内康博さんですよね?)
ワイヤーを柵に括り付けて、作業通路からぐりーんと飛び降りたり、細い狭い通路上で、柵を掴みながらとんぼ返りして敵を攻撃したり。やべえ、ちょっと目が離せない。

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ドラマとしては、とにかくスターニンジャー・キンジ タキガワのキャラ紹介に集中。がっつりまるまるスターニンジャー回でした。

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あらすじを簡単に。初っ端でスターニンジャーに襲われたじいちゃんが、道場に逃げ込んだ途端に倒れてしまい、天晴達はじいちゃんの敵討ちとばかりに血気はやります。
んなわけで、ドラマはスターニンジャーVSニンニンジャーの様相に。
が、途中でスターニンジャーことキンジ タキガワは、悪意を持った敵ではなく、ラストニンジャの大ファンで、弟子希望だったということが判明。そして最後はVSのお約束で、妖怪ダイダラボッチを相手に共闘することになります。
が!最初にじいちゃんが倒れたのはどうも仮病くさい。
天晴とキンジのじいちゃん好き好きという共通点を見出して、仲良くなるか?っていう時に、じいちゃんから指令が。

「よいか、スターニンジャー。お前が、このワシの孫たちを倒すことが出来れば、弟子入りを許してやろう。そして、天晴、八雲、凪、風花、霞。お前達には修行として、このスターニンジャーを倒すことを命じる。こやつに勝てた者が、また一歩ラストニンジャに近づくであろう。心してかかれよ!」

どうやら、一歩実力では抜きん出ているスターニンジャーと切磋琢磨させることで、天晴達の実力をあげようという算段。
どうやら蛾眉殿の角も生えて、また戦線復帰しそうなので、結局は蛾眉殿相手に共闘することになりそうですが。
跡目を次ぐのは血筋の者か、有能な外国人プレイヤーか?最近の会社経営の後継者問題みたいで面白いことになりそうだのう。

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さて、今回の主役、キンジ君はアメリカの片田舎に住んでいた日系アメリカ人…なのかしら?手足ながーい。最近の若いコは本当スタイルいいなあ。
英語を母国語にしながらも、妙な江戸っ子口調の日本語に堪能。戦いの前の名乗りを重んじるなど、どうやら時代劇の見過ぎっぽい。今の日本の習俗とは違う部分に憧れを感じていそうで、ちょっとめんどくさそうな人。
あっしには関わりのねえことで…と言わんばかりのつれない態度をとっておきながら、こどもを助けたりするツンデレっぷりは、木枯らし紋次郎とかが憧れなのかな?
しかし、変身音はバンジョーによるアメリカンカントリー風で、戦いのBGMはハードロックなのね。そこはアメリカ人としての矜恃なのか?よくわからんけど。
ラストニンジャに憧れて、弟子入りの話を真に受けて、日本にまでやってくる行動力もさることながら、ちょっと真似してみただけで、じいちゃんの使う忍術をかなりの精度でコピー出来ているところは侮れない。ニンジャに対する憧れも熱意も天晴に負けないくらいあるし、かなりの強力ライバルになりそう。
また、妖怪と戦う動機が、天晴達とは一線を画しています。彼は自称「妖怪ハンター」。妖怪と写真を撮っては仕留めるのが趣味みたい。妖怪の足跡も石膏でとったりして、マニアの鏡。メジャーどころの妖怪を、天晴達に沢山仕留められていて、大ショック。封印の手裏剣には興味がないので、そっちでは揉めなくて済むけれど、しばらくは、妖怪をどっちが仕留めるかで、天晴達と揉めそうです。
さて、このジャパニーズオタクっぷりが吉とでるか凶とでるか?
とにもかくにも、ニンニンジャーの身内で固められた人間関係を外部から引っ掻きまわしてくれそうで、これからが楽しみなキャラクターです。

あとロデオマルはキンジの自作なのかちょっと知りたい。好天を真似して、宇宙人と交信して作ったって設定が出てきたら、驚くぞ。そしたら、もうキンジがラストニンジャでいいと思うの。


ところで次回はまさかのシノビマル回なのか?

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↑ウチはこれでプレ○ン限定、超合金シノビマルの購入を決めましたorz。最後の最後でヤられたー!

仮面ライダードライブ 第29話 ブレンと嫉妬の感想

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仁良「そんなに言うなら、仕事をやろう」
連続銀行強盗事件にロイミュードが絡んでいるとわかっても、一課の捜査から特状課を仲間はずれにする仁良課長。
しかし、人間側の容疑者は12年前に進ノ介の父親を撃ち殺した仇、根岸。進ノ介も引き下がれない。
結局、本願寺が食い下がって、晴れて捜査に参加!
進ノ介、街を走る!飛び込んだ商店で、すちゃっと警察手帳を見せると叫んだ!

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「すいません!あっ…シャケ弁20個と唐揚げ弁当20個下さい!」

あああ、進ノ介君!メモは手のひらに書いちゃうと、汗やトイレで手を洗った時に消えちゃうからだめよ~!書く時は腕の内側!面積結構あるし、袖で隠せるし。それがパシリの嗜み!…と思ったら、メモは仁良課長、愛の手書きでした。

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仁良「手、出して。動くな!唐揚げの『揚』って『てへん』?」

前回よりもねっちょり感は消えたものの、進ノ介の手を取って懸命にメモを書き込む様子は愛らしく。仮面ライダードライブ第29話感想。仁良課長、進ノ介とのスキンシップは欠かしません!


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というわけで、暫定的に変わって行ったOP映像もあらかた決まったかな?ロイミュード側から完全にチェイスがいなくなり、ハート様、ブレン、メディックちゃん3人の画に変わり、仮面ライダーチェイサーの姿が前面に押し出されました。でも、チェイスと剛がすれ違う画は、まだまだ険悪そうなんですよねぇ。和解の道程は遠い。さて、剛の行く末は?
とりあえずは、剛の行動と、進ノ介のお父さんの死因についての疑問を提示したところで29話は終わり。ドラマが本格的に動き出すのは次回からになりそう。というわけで、今回はほぼ登場人物の動きを追うのみで。

*29話の事件

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12年前、英都銀行に強盗が入り、そこにたまたま進ノ介の父親、英介が居合わせた。
強盗が、居合わせた人間をピストルで脅しつける中、風船が割れたのをきっかけに、一人の少女が火がついたように泣き出した。テンパった強盗が少女に向かって引鉄を引く。英介は少女をかばって弾丸を受け、絶命した。

それが巷間に伝わる、進ノ介の父、泊英介の死因。
しかし、本願寺は「どうもちょいちょい怪しい」と疑問を口にする
。どうも、当時の捜査に納得いかない箇所があった模様。

そして、英介を撃ったとされる犯人、根岸逸郎は、仮釈放された途端、ロイミュード067と融合して、次々と銀行を襲った。うち一件の事件で、警備員が隙をみて非常ベルを押すことができたため、特状課に出動要請が入り、進ノ介がドライブになって駆けつけた。
しかし、ロイミュードを追う途中で、一般市民の中の1人の女子高生が失神して階段から落ちかけ、救助している間にロイミュードは逃走。
襲われた先の行員が、一人ずつ殺されていく。捜査資料を必死に読み込んだ進ノ介は、殺された行員の共通点に気がつく。
殺された3人は、英介が殺された現場の銀行支店に勤めていた。

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早速ベルトさんの指示で、当時現場にいた銀行員達をガードするために出動するシフトカーさんたちが頼もしい。

霧子「でも、変ですよね。こんな重大な共通点に、捜査一課が誰一人気づいてないなんて」

やはり裏では、捜査会議にアドバイザーとして乗り込んでいるブレンの暗躍があった模様。
一方でブレンは、067ロイミュードと根岸に次のターゲットを伝える。

ブレン「次はこいつです。急ぎなさい。時間がありません」

やはり12年前の事件の関係者をすべて始末するのが、ブレンや001の目的で、強盗は偽装だった。

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進ノ介が助けに入った銀行にも、山王丸智子という 当時の現場にに勤めていた女性がいたが、彼女は一課に事情聴取を受けている最中。どうやら、生き残った彼女が下手に進ノ介達と接触しないよう、ブロックされてるみたい。英介の死には、やはり何か裏がある…そう感じた進ノ介は夢中で資料をめくる。

進ノ介「何か…何かないのか?今、俺にできること…」

進ノ介は1人の女子高生の写真に目を止める。名前は唐沢ゆかり。
その子は、ロイミュードと進ノ介が戦っている最中に、失神した女子高生。
偶然にも彼女は、当時英介がかばった女の子だった。

血気はやる進ノ介は、急いで唐沢ゆかりが収容された病院へ行くが、進ノ介が12年前のことを問うと、彼女はパニック状態に。出てって!とモノを手当たり次第に投げつけられ、とりつくしまもない。

一方ゲンさん達一課は、根岸の共犯で、弟分の丸谷の元へ聞き込みに。気になる発言を耳にする。

丸谷「え?ネギ兄がまた強盗?しかも今度は殺人まで…」
ゲンさん「あ?今度は、ってなんだ?12年前にも警官殺ってんだろ?」
丸谷「…やってないっすよ」
ゲンさん「何?どういうことだ?」
丸谷「俺にもよくわかんないっす。でも何かそう思うっす」

ゲンさんからそのことを聞いた進ノ介は、そこに英介の死に関する秘密があると確信。
丸谷のもとへ駆けつけた進ノ介が感情的に問い詰めるも、丸谷の返答は要領を得ない。

進ノ介「思い出すんだ!12年前何があったのか?刑事を撃ったのはだれなのか?真犯人を知りたいんだよ!」
丸谷「俺だって知りたいよ!ネギ兄は俺の大事な兄貴分だ。めちゃめちゃ世話になったんだ!でもダメなんだ…あの時のこと、何度思い出そうとしても、頭の中ぐちゃぐちゃになるんだよ…」

どうやら、なんらかの記憶操作をされている様子。進ノ介は 丸谷の耳の後ろに刻印のような傷痕を見つける。それは、英介の遺体の耳の後ろにあったものと同じ。
ますます父の死に疑念を深めたところに、根岸が12年前の関係者である丸谷を始末しに現れた!

進ノ介「会いたかったぜ!色々聞きたいことがあるんだ!」
根岸「話すことなんて何もねえんだよ!」

進ノ介はドライブに変身して戦うも、それは丸谷を守る為でなく、12年前の事件の真相を質す為。
昂ぶった進ノ介の剣は乱れに乱れる。

ベルトさん「落ち着け!君の剣が乱れている」
進ノ介「落ち着いてられるか!こいつが親父を撃ったのか、撃ってないのか、確かめなきゃならないんだ!」

駆けつけたチェイスはそんな進ノ介の様子を目の当たりにして、しばし呆然。

チェイス「親父…また家族か」

家族が絡むと、何故皆感情的になるのだろう?進ノ介、剛、霧子。
『家族』の存在が、彼らを怒らせ、泣かせ、狂わせる。一体『家族』とは何なのだろう?

さらにブレンに連れられた剛が、マッハに変身。ドライブへ向かって襲いかかる。チェイスも参戦し、マッハの動きを止めようとするが、霧子の剛への想いがよぎり、本気の拳を振るうことが出来ない。そのうちに、戦いの様相はロイミュード対仮面ライダーではなく、マッハ対ドライブへ。
ロイミュードがその隙をついて、混戦を抜け出し、片隅で腰を抜かしている丸谷にとどめを刺そうとする。
その有様を見て、さすがにチェイスも一喝。

チェイス「何をしている!人間を守るのが仮面ライダーの使命ではないのか!?」
進ノ介「…お前のいう通りだ」

その声を聞いて我に返った進ノ介は,丸谷を連れてその場を撤退。
進ノ介の父親を殺したのは根岸ではないのか?真相は?というところで次回へ。

*ブレンと剛

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ハート「どうだ?001のところは」
ブレン「実に仕事がはかどりますよ」
ハート「是非その成果をゆっくり聞きたいものだ」


ロマンティックな横浜の夜景の中、ブレンを呼び止めるのは、ハート様の優しい声。嬉しい!
ついうっかり満面の笑みで振り返るブレン。久々のブレンの邪気のない笑みに、ハート様もすごく嬉しそう。
でも、その時のブレンの脳裏に浮かんだのは、メディックにされた意地悪の数々!今、ハートの元に戻っても、またあの女に陰でいじめられる。そして、ハートはそんな女にも、やさしくほほえみかける。…それは嫌だ!

ブレン「あの女がいる限り、あなたのところには戻りません!」
ハート「…どうして仲良くできないんだ…同じロイミュードだろう…」

「嫉妬」という感情が芽生えたことを、001によって自覚したブレン。大好きなハートの元から出奔します宣言!えー?本妻が愛人のもとに旦那を置いて別居すると、大抵本妻の立場が危うくなるもんだが、ブレンよ、それでいいのか?…という、世間の奥様方の心配はとりあえず置いといて。
ハートが好きで一緒にいたいという気持ちより、メディックへの憎悪と嫉妬の気持ちが勝ってしまったブレン。私たち人間(特に女性?)には、とてもわかりやすい気持ち。
しかし、メディックがハートの「ともだちを失って悲しい」という気持ちを理解できなかったように、ハートもまた、ブレンがメディックと張り合う気持ちを理解することが出来ない。たぶんメディックのブレンへの意地悪も、気がついてないんだろうなぁ。
ロイミュードも、いろいろ学ばなければならない人間の感情が多くて大変だ。

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そしてブレンと同じく、自分の中に潜む『嫉妬』の感情に気がついてしまった剛。ブレンはそこをついて剛を誘惑してきた。

ブレン「辛いですよね、新参者に居場所を奪われるのは。どうですか?私と一緒に来ませんか?001のもとへ …」
剛「断る」
ブレン「即答ですか」
剛「今、俺…テンション最悪なんだよ」

当然のごとく誘いをはねつけると、マッハに変身してブレンに突っかかって行く。この時のブレンの顔がいかにも「ちっ、面倒くせーなあ」って感じでいいな。 うん、面倒くさい子だよね。剛も。そして、ブレンもね。
ブレンは、殴りかかろうとした剛の鼻先にタブレットを突きつけると、剛の手が止まった。

剛「これは…」

タブレットに映し出されたものはなんだったのか?

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そして、ロイミュード067と我を忘れて戦う進ノ介の前に、剛はブレンと共に現れる。

ブレン「人間とは面倒な生き物です。行け!仮面ライダー!」
剛「変身!」
進ノ介「剛…お前?」
霧子「どうしちゃったの?剛!やめて!」

霧子の叫びも耳に届かず、ひたすら進ノ介に対して攻撃を仕掛けるマッハ。

剛「逃げたか…」

進ノ介達が撤退したあとも、剣呑な表情を崩さない剛。剛はブレンに何かしら暗示をかけられてしまったのか?それとも?

というわけで、次回を待つ!

*おまけの霧子ちゃん

りんな「プロトドライブの記憶、戻るといいね」

修理が終わったプロトドライブのシフトカーを渡しながら、声を掛けるりんなさんに対して

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「はい!」

はにかんだ笑顔をみせる霧子ちゃん。くうぅ~!チェイスの為になら、こんな笑顔しちゃうんだもんなー!剛でなくとも妬けちゃうよな、うん。
チェイス!うらやましい奴め!
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