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仮面ライダーエグゼイド 第3話 花家大我登場な感想

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爆発!爆発!爆発!どーん!坂本監督、3話にしていきなり爆発出血大サービスありがとう!仮面ライダーエグゼイド第3話感想。
監督さんによって、アクションシーンの印象かなり変わるなー。確かにゲームっぽく、攻撃をヒットさせた時のエフェクトを後からつけてあるんだけど、アクション自体は坂本監督らしく素材勝負でどーん!
 LEVEL2の下半身がサイクリングパンツ仕様なのも大きいよね。例年より断然スリムで動きやすそう。そして、LEVEL1はもっちゃりころころ転がってくれて、相変わらずキュートなのであった。動きづらそー。

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 さて、新キャラ登場。最初のCRメンバーに抜擢されたにもかかわらず、ゲームにハマりすぎて資格剥奪。医者の道を踏み外した放射線科医、花家大我。無資格医で、頭が白メッシュって、あれだよな、BJ……とうっすらニヤニヤしていたら、ちゃんと東映サイドも自覚があったでござる。

『決して、“ブラッ…あの作品”をイメージしてるわけではありません。
実はこれには深い理由があるんです』(東映公式ホームページ第4話より)

 あっちょんぶりけ!ほほう、これからその理由とやらを、じっくりみせてもらおうじゃないか。さあ、お後に楽しみは取っておくとして。
 ところで専門が放射線科って、いまいち病院の中でどんな役割を果たしているお医者さんかピンと来なかったので、調べてみたら、X線、MRI、CTなどの画像をみて病名を診断する読影専門医であるとのこと。なるほどー、病理診断医の画像版ということね。
 直に患者と接することはないセクションなので、患者<ゲームになってしまいがちな可能性は確かに秘めているかも(もちろん、現実の放射線科や病理医がそうだと言ってるわけではない)。

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 では、今回のメインエピソード。慢性の小児喘息を抱えていて病院通いが必要なのに、お医者さん大嫌いな男の子・勇樹くんが、医者嫌いのストレスのためにゲーム病に感染。勇樹の中の医者への恐怖心、不信感が増大していくことで、ウイルスはとめどなく増殖。
 しかし、最後には永夢の熱意に対して勇樹が心を開くことで、免疫力アップ!ウイルスの増殖をストップさせるという、なかなかに子供番組らしい熱いエピソード。

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そして、CRの成りたちに関わる5年前の大事件のこともちらりと。

院長「5年前、ゼロデイは起きた」
永夢「ゼロ……デイ?」
院長「公にはなってないが、バグスターウイルスの感染で大勢の患者が消失した事件だよ」
永夢「え?」
明日那「その時、衛生省が幻夢コーポレーションと協力して、CRを発足させたの」

 その時に、大我はどうやらゲームを優先させて患者を死なせ、資格を剥奪されてしまった模様。で、その時の因縁のゲームの相手が、グラファイトというバグスター。

グラファイト「貴様はもはやさまよえる屍。この俺が葬る!」
大我「奇遇だな。俺もお前に会いたいと思っていた所だ。5年前の借りを返す」

 そして、飛彩は大我が仮面ライダーに戻ることが許せない。

黎斗「仮面ライダーとしての彼の腕は確かだ」
飛彩「あの男だけは絶対に認められません。あいつは俺から……大切なものを奪った」

 幻夢コーポレーションのCEOである黎斗は、なぜ資格剥奪されている大我に仮面ライダーのドライバーを渡したのか。確かに大我から見返りにがっぽりお金をもらってはいたけれど、省庁と提携できるほどの規模を持った会社のCEOがそれだけで動くとは思えない。他に大我にドライバーを再び渡す理由があるのか。

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 今週もそれぞれの正義が熱く炸裂。若いっていいわねー、熱く戦え兄ちゃんたち(待ち合い室のおばあちゃん目線)。

永夢「元ドクターとして、患者を救いたいとは思わないんですか?」
大我「俺が求めてるのはガシャットだけだ。10種類のガシャットさえ集めれば、全てのバグスターウイルスをぶっ潰す力が手に入る」

 大我の目的はバグスター撲滅には間違いない。けれど、患者を救うというよりはゲームの勝者になりたいだけなのか?ゲーマーらしく、大我は永夢に賭けをもちかける。

大我「エグゼイド、俺と勝負しろ。あの小僧から出たバグスターをどっちが倒すか。お互いのガシャットを賭けてな」

 また、ゲームに参加するリスクが徐々に明かされていきます。
ゲーム中にライダーゲージがゼロになるとゲームオーバー。すなわちプレイヤー死亡。いや、ポッピーピポパポ!そういうことはゲーム始める前に言っておいてよ!
そしてバグスターウィルスの寄生主のストレスがピークに達すれば、寄生主の身体は完全に乗っ取られ消滅、バグスターウィルスは完璧なる存在になるという。
 おお、ゲームに沿った戦いは見た目ポップなのに、中身はかなり殺伐としてるな!

飛彩「仕切り直す判断もドクターには必要だ」

 戦いが激化し、寄生主・勇樹のストレスがどんどん強くなっていくにつれて、ウィルス部隊も増加され強化される。潰しても潰しても新たな敵が出てきてきりがない。そのうちにライダーゲージが減り始め、飛彩は一時撤退の判断を。しかし、ストレスがピークに達しかけている勇樹を放って、永夢は撤退することができない。

永夢「勇樹!俺がついてる!2人で力を合わせれば、何も怖いことはない!」

 我が身を顧みず、バグスターの前に飛び出していく永夢。当然ゲージはどんどん減っていくけれど、永夢はひるまない。これには大我もびっくり。

大我「エグゼイド!ゲームオーバーが怖くないのか?」

 捨て身で自分を助けてくれようとする永夢の行動をみて、勇樹の医者に対するストレスが消えていく。おかげでバグスターの増殖が止まり、無事にゲームクリアすることができた。しかし、突破口をつくったのは永夢だったとはいえ、最後にボスキャラを斃したのは大我。賭けに負けた永夢は大我にガシャットを素直に渡してしまう。

飛彩「自業自得だな。リスクの高いオペを続行した結果がこれだ」
永夢「でも、勇樹くんは救われました」

 永夢の無謀な行動を飛彩は責めるが、永夢は患者を助けるために自分がやったことを後悔していない。

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 「病は気から」という言葉もあるように、心と身体には密接な繋がりがあります。実際にNK細胞(ナチュラルキラー細胞→簡単に言うとウイルスやガンに侵された細胞を始末する免疫細胞)が、漫才などをみて笑うことで活性化されたという論文がいくつも出ています
 だから、勇樹の医者に対する不信感から目をそらさずに、彼のストレスを取り除くことで突破口を作った永夢のやりかたは、医者として間違ってない。勇樹の医者嫌いに気づいて、咄嗟に白衣を脱ぎ捨てたのもいい判断でした。
けれど、まずは身の保全を図ろうとした飛彩の行動も、もちろん間違いではない。たまたま、今回は永夢のやりかたが上手くいきましたが、あの場で永夢のライダーゲージがゼロになっていれば、勇樹も確実にストレスピークに達して消滅していたでしょう。しかし、飛彩と一緒に全員が一時撤退して仕切り直しても、勇樹は手遅れになったかもしれない。どちらの判断も絶対ではないです。うむう、とかく土壇場での選択は難しいのう。

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 しかし、若者3人はなんやかんやで対立しながらも、今のところ、目的がバグスター撲滅で一致しているのは安心できます。
 大我と飛彩が小競り合っていても、永夢の「2人ともやめろ!子供の命がかかってるんだぞ!」ってセリフに反応して、本来の倒すべき敵にすぐに目を向けるというのは、なかなかにいいシーン。
 大我なんか無資格医にも関わらず、キチンとやるべきことはやってる。
 一瞬永夢を撃つかと思わせて、その後ろに隠れていたボスキャラバグスターを叩き潰してゲームクリア。臨床医が見落としそうな僅かな瑕疵をも見落とさない、大我の画像読影専門医らしい側面が出てる。チーム医療のよいところをみせていただきました。まあ、お陰で永夢のガシャットはとられちゃったけどな!

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大我「お前、ゲームする時は性格変わるタチか」

 今のところクールな考えの他のライダー医者達と違って、患者に寄り添う熱い姿勢を崩さない主人公、永夢ですが、大我にアブナイ面もズバリと指摘されています。

永夢『俺の言う事を聞け!』

 天才ゲーマーともてはやされるだけあって、ゲームプレイ中の彼の自信は揺るぎなく、強気。しかし、自信が行き過ぎて、ゲーム全てを思い通りにコントロールしようとする欲が覗いているのかも。大我と同じようにゲームに熱くなりすぎて、他のことを忘れてしまう危険性を充分にはらんでいます。
 3話めにしてさまざまなリスクが提示されてきていますが、これらがどう物語に影響してくるか?おお、どきどきします。

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